概要
ブチャラティチームがレストランで食事をしている際、ナランチャが一般人のスーツにワインをこぼしてしまう。
スーツの男は激昂し、50万(アニメでは400万リラ、当時換算で約24万円)のスーツの弁償を要求するが、ナランチャはグラスで男を殴り、敵と認定する。
ナランチャ「敵だなてめー」
ミスタ「なに!」
その言葉を聞いたミスタも加勢し、二人がかりで男を蹴りまくる。
「敵か!」「敵かッ!」「敵かッ!」「敵かッ!」
さらに、アバッキオも加勢し(アニメ版ではワインを一杯飲んでから加勢する。しかも、アバッキオの蹴りの音が一番大きい)、リンチ状態になる。
「くらえ くらえッ」「おらっ」「おらっ」「おらっ」
だが、男が気絶しているのを見て、三人は男がただの罪のない一般人であると認識。
攻撃は止めるも、ナランチャは「弁償なんて出来ない」、ミスタも「この程度のシミならボタンでごまかせる」、アバッキオにいたっては男に毒見をさせる始末だった。
一連の行動を見ていたブチャラティも、「それぐらいにしておけよ」と、男をリンチしたこと自体を咎めず、ジョルノもブチャラティの身体の異変の方を気にしたりと、誰も一切男を気にかけなかった。
一見ギャグだが、主人公一行は和気あいあいとしながらも、ギャングであることを再認識させるシーンでもある。
ただし、一応フォローしておくと座って食事をしているナランチャに自分からわざわざ狭い場所を通ってぶつかってきて、挙げ句弁償しろと言わんばかりに難癖をつけてきているのは男の方である。
なので同情できるかどうかはかなり微妙。
ゲーム作品では、ASBRにおいて、アバッキオのGHA(超必殺技)として採用。
ナランチャとミスタを召喚し、(相手が誰であろうと)二人が相手を蹴りまくり、アバッキオも一息ついて加勢。
最後はアバッキオが決めの一発を決める。スタンドが登場した三部以降のキャラクターでありながらスタンドを一切使わない必殺技として、話題になった。
「ちょっとやりすぎたかな…」
余談
上述のエピソード以前に登場したマリオ・ズッケェロもナランチャ達に袋叩きにされていたが、こちらは正真正銘の敵であり、不意打ちでブチャラティを除く主人公一行を負傷させたために袋叩きに加えて惨い拷問も受ける羽目となった。