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エル(プリキュア)の編集履歴

2024-04-06 01:15:27 バージョン

エル(プリキュア)

える

アニメ『ひろがるスカイ!プリキュア』の登場人物。キュアマジェスティに変身する。

CV:古賀葵


概要

スカイランドの王女。誕生日は3月12日。

EDクレジットや公式グッズでの表記は『プリンセス・エル』。

公式サイトでは「エルちゃん」の名義で紹介されている。


口癖は「えるぅ~」。

赤ちゃんなので当初はほとんど喋れないが、「ぷいきゅあ~!」の叫び声と共にプリキュア変身アイテム・スカイトーンを生み出すなど未知数の力を持つ。


また、テレキネシスも使用可能で小学校高学年の子供一人を持ち上げる力を持つ。

いかなる力か、ある戦いのからくりを見抜いてプリキュア達を止めた事もあった。


他にも、彼女のゆりかごは浮遊して簡易的な乗り物となる事が可能であり、エルの意志で動いているような描写がある。

プニバード族1羽程度なら同乗させる事も可能だが、速度は相応に落ちてしまう。

ちなみにこのゆりかごが浮遊する様はソラシド市民にちゃっかり目撃されていた事が第39話で判明している。


基本的に守られる立場だが、プリキュア達の活躍に影響されたのか第9話から危険を顧みず何度もツバサを助ける等、窮地に陥った仲間を自ら助けに行こうとする積極性も見せるようになる。

特にツバサを助けた際は、何度も彼から一人で逃げるよう言われても諦めずに2人で逃げようとしていた。


第8話から少しずつ立てるようになり、第13話以降は立って歩けるようになる。


第7話あたりから「える〜」を組み合わせて少しずつ単語らしきものを話すようになり、第15話である事件が発生した際には、舌足らずながらも初めてソラの名を叫び(「プリキュア」以外では初めての名前呼び)、気絶していたソラの意識を取り戻させた。


続く第16話では他の3人の名前も(変身前後両方とも)呼べるようになり、先の戦いで意気消沈していた一同を立ち直らせるきっかけを作った(何気に本作の主要キャラでは変身前で唯一の呼び捨て)。

その後次第にカタコトながら話せるようになっていく。

ミックスパレットを生み出した際も自らその名を口にしている。


また、明確に好き嫌いを訴える等、ある程度自己主張するようにもなった。

特に洋服や靴、おしゃれに関してはかなりこだわりが強く、何軒もお店を探してもお気に召したものが見つからないのはよくあることである。

ちなみに、紫やピンク色で可愛らしいデザインのものが好みのようではある。


意外と虫は平気なようで、第34話で蛾(恐らくヤママユガ)を見てチョウと言ったり、「バッタ、バッタ!」とバッタを見つけて逃がしたこともある。


容姿

ウェーブがかかった薄紫の髪をツーサイドアップにしており頭部左側に翼を模した髪飾りを付けている。後頭部のウェーブ中央はハート型。

瞳の色は青緑でピンクの星が入っている。

服装はピンクのワンピース服で足に紫の靴下を履いている。

外では第13話でファーストシューズとしてソラ達が購入した白とピンクのリボン付きの靴を履く。


家族構成

父:スカイランド国王(CV:一条和矢

母:スカイランド王妃(CV:吉田小南美


各話での活躍

■『デリシャスパーティ♡プリキュア』最終話

毎年恒例となるバトンタッチ映像の最後に登場。台詞はなし。


■第1話~第23話

第1話にてアンダーグ帝国の刺客・カバトンにさらわれてしまうが、スカイランドの民・ソラに助けられるも、最終的に見知らぬ街・ソラシド市へと召喚される。


本作の序盤ストーリーにおける目的は、「エルを親元に返すためにスカイランドへ帰還する方法を探す」である。


その後、第12話にてカバトンは改心し、第13話でスカイランドに帰還する目処が立つ。


エルは第14話にてようやく両親と再会したが、スカイランドは新たな刺客・バッタモンダーの襲撃に遭う。


ソラ達はエルを守り、国王と王妃にかけられた呪いを解くために再びソラシド市に赴くのだった。


■第24話~第30話

第24話にて累積したキラキラエナジーにより、バッタモンダーの呪いを解く秘薬がようやく完成し、国王夫妻が回復。

それは同時にエルがソラシド市に滞在する理由が無くなる事も意味していたが、国王夫妻は彼女に関する真実をソラ達に語る。


エルは国王夫妻の実の子ではなく、1年ほど前に一番星から託された『運命の子だった(実際、髪の色は国王夫妻のどちらとも異なる)。


真相を知った一同はアンダーグ帝国の脅威からエルを護る事を誓い、さらに戦いを繰り広げていく。


エルはソラの助けやましろの書いた絵本の影響ですくすくと成長し、ソラ達の活躍を間近に見て才知に磨きをかけていった。


なお、第25話ではソラシド自然公園に来た際、動物達と会話的なコミュニケーションができるようになっていたことが判明した。


■第31話~第43話

物語後半からエルはプリキュア達の真似をするなど、プリキュアそのものへの憧れを抱いている様子を見せ始める。


第31話前半では、今まではソラ達に不機嫌な態度を見せていたが、写真館でプリキュア達の恰好をしてすっかり上機嫌になっていた(ちなみにプリキュアで誰か好きか問われた時は、悩んだ末「みんな大好き」と答えていた)。


そして同話後半。

突如現れた新幹部・スキアヘッドによりエルはカイゼリン・アンダーグの下へ連れ去られてしまう。


しかし、エルの祈りに答えるように新たなプリキュア・キュアマジェスティが現れてスキアヘッドを退け、プリキュア達のピンチを救った


続く第32話では、そのマジェスティの正体が明かされる。


「自分がキュアマジェスティだ」と豪語するエルだが、彼女自身は「あの時に気づくといつの間にかプリキュアになっていた」と、どうやって変身できたのか自分でもわかっていなかった模様。


スプーンを掲げて変身しようとしたり、これまたどこかで見た事がある変身ポーズをしたりと、ソラ達はあれこれ試行錯誤で四苦八苦する。


一方エルが危険な存在と判断したアンダーグ帝国は、もはや誘拐にはこだわらず抹殺しても構わぬと方針を変更。


スキアヘッドはアンダーグ・エナジーによって武人の心を失い凶悪な怪物と化したミノトンを操り、誘き寄せたプリキュア諸共エルを始末しようとした。


ミノトンの強大なパワーに圧倒されても必死に抗戦するプリキュア達。


だが、ミノトンがとどめの一撃を放とうとした瞬間、エルが決死の覚悟で制止する。


「今までソラ・ましろ・ツバサ・あげはが守ってきたと同じように今度は自分が4人を守りたい」という強い思いが募った時、ミラージュペンスカイトーンが出現。


そしてエルはキュアマジェスティへと変身。鬼神の如き強さでミノトンを圧倒して完勝を収めるが、戦いが終わった後、ましろは一抹の不安を感じていた…。


それは、「エルを危険に晒したくない」というものだった。


第33話、スカイランドではキュアマジェスティの覚醒に呼応するようにとある辺境の湖底から謎の遺跡が出現。

そこには、運命の子だけが手にできる「世界を救う究極の力」が眠っていた。


エルだけが開ける仕掛けを突破し最深部にたどり着いた一同は、ついに究極の力・マジェスティクルニクルンを見つけるが、なぜか固く閉ざされており開かない。

使うためには、5人の心をひとつにする必要があったという。


そこへミノトンが襲い掛かり、アンダーグ・エナジーをドーピングのごとく飲んで凶悪なパワーアップを遂げた。


マジェスティクルニクルンはプリズムの「エルを危険に晒したくない」「戦いに巻き込みたくない」という不安があまりにも強過ぎたが故に、触れることはおろか力を開放させることさえもできずにいたが、マジェスティはそんなプリズムにいつかスカイへ語った言葉を投げかける。


「ましろ。『あなたが心配だよ。助けたいよ』気持ちは同じ。それって一緒に戦う理由にならないかな?」


マジェスティの言葉でプリズムの不安が解消され、遂にマジェスティクルニクルンの力が解放。

5人揃っての合体技・プリキュア・マジェスティックハレーションでミノトンを浄化した。


こうして本当の意味でプリキュアの仲間入りを果たしたマジェスティは、その後も仲間達と共に武を振るって活躍し、チームの結束力に大いに貢献した。


第40話にて、あるテレビ番組結婚式に憧れを抱いたエルは、突如「ツバサと結婚する!」と言い出してしまい、急遽準備に取り掛かり結婚式を執り行う。

ツバサはエルに振り回される憂き目に遭うが、これは後々二人が互いに絆を深めることとなる。


■第44話~第50話

突然スカイランドに現れたアンダーグ帝国の支配者・カイゼリン・アンダーグに身に覚えのない恨みを向けられてしまうが、突如マジェスティクルニクルンによってソラとましろと共に300年前のスカイランドに飛ばされる。


そこで、どこかエルに雰囲気が似ているプリンセス・エルレインと出会い、彼女がキュアノーブルへ覚醒する様を目撃する


なお、彼女もプリンセスと呼ばれる理由が幼いエルには理解できなかったらしく、エルレインはそれを汲み取ってか「小さなプリンセス」と呼んでおり、エルの方も彼女を「大きなプリンセス」と呼ぶ。


第47話にて、一番星ことエルレインが与えた最後の力により少女の姿へ急成長した。

この際、エルレインから自分の力を使ってエルを生み出して国王夫妻に託したことを伝えられる。

よって、エルの真の正体はエルレインの分身、もしくは転生体といえる存在ということになる。


カイゼリンの「キュアノーブルはを手にかけた」という告白に酷く動揺してしまうものの、それでも自らに力を与えたエルレインを信じて戦い続け、ついにアンダーグ帝国真の支配者と対峙する。


マジェスティはチームの殿を務め、その中で「どうして自分にスカイトーンを生み出す力があるのか」について「きっと大きなプリンセス(エルレイン)がひとりぼっちだったから、孤独な彼女の力を継ぐに相応しい『ヒーローの資格』を持つ者を探していたのだろう」と語っていた。


そして「立ち止まるな、ヒーローガール」と、いつかシャララ隊長が語った台詞で二人を大いに鼓舞した。


そして、仲間達と再合流したマジェスティは全力を振り絞ってさらなる巨悪を滅ぼし、長きに渡った戦乱の世は終わりを告げた。


数日後、エルはソラ、ツバサと共にソラシド市の民達に別れを告げ、スカイランドへと帰っていく。


…と思いきや、翌朝エルはソラやツバサと共にちゃっかりと虹ヶ丘家へ遊びにきたのだった。


アンダーグ帝国との決戦が終わっても、彼らの物語はまだ終わらない。

平和が戻った世界を守るため、5人の冒険譚はこれからも続く。


……後日、スカイランドである任務に赴いていたスカイは森で一人の少女を救出する。


その少女の瞳に映った雄姿は、憧れのヒーロー・シャララ隊長のようにも見えたという。


毎年恒例となるバトンタッチ映像でもキュアスカイと共に登場したが、この時は変身前の赤ちゃんの姿であり、台詞も一切なかった。


余談


声優について

演じる古賀葵氏はプリキュアシリーズ初出演。

31話以降はプリキュア役も演じる事となる。


情報解禁時のコメント

 ずっと、声優を志している頃から「プリキュア」シリーズに出演するのが夢で目標でした。オーディションの段階で、赤ちゃんがプリキュアに?!という驚きと、赤ちゃん役でオーディションを受けること自体、自分にとって新しい挑戦だったので、今まで何度もプリキュアのオーディションを受けさせて頂いていましたが、それとも違う緊張感がありました。


 だけど、新しい挑戦で、こんなにやりがいのあるこの子でプリキュアになれたら、こんなに嬉しくて幸せなことはない、絶対やりたい!と思って挑みました。なので決まったお知らせを頂いた時は、信じられないくらいものすごく嬉しかったですし、事務所の皆さんも一緒にお祝いしてくださって、かわいいティアラを頂き、あの瞬間含めて一生の宝物になりました。


 キュアマジェスティとしては、オーディションの段階ではキャラ絵がまだない状態だったので、実際に演じる瞬間が来て姿を見たときは、やっと会えたねという気持ちでいっぱいでした。

 最初は謎のプリキュアとして登場するので、口数も少なかったので、より緊張しましたが、かっこいいキュアマジェスティを魅せられる様に頑張りました。


関連タグ

ひろがるスカイ!プリキュア

キュアマジェスティ

紫キュア


花海ことは風鈴アスミ:前者は元赤ちゃん妖精、後者は先代プリキュアに由来する存在である共通点を持つ追加キュア。ただし実年齢はエル未満。『プリキュアオールスターズF』で共演。


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