T-4の愛称のドルフィンと共に。 | 編隊を組んだ時の間隔が…(;゜д゜) |
所属は、航空自衛隊松島基地第4航空団。正式な部隊名は、第11飛行隊となっている。現在は東日本大震災により松島基地が使用できないため、たまたま現地での編隊飛行のため移動していた芦屋基地を拠点とし、築城基地と山口県見島で訓練飛行を行なっている。震災では所属する9機のうち、被災したのは基地に残っていた1機だけであった(6機は芦屋基地、2機はメーカー整備中)。
機体は、1から6番の6機編成となっている。当たり前だが、1番機がリーダーである。
技術の継承
過去に編み出された技は全て記録されている。また、毎年新しい技を研究し、航空祭で披露すべく研鑽を積んでいる。
各機のパイロットは「師匠」と「弟子」でペアを組み、技の継承を続けている。
「卒業」の際には、水をかけるのが習わしだが、大勢でのバケツの一斉放水はまだ良い方で、途中で消防車の放水が待っているw。
航空祭での展示飛行
各基地で行われる航空祭で日本各地を回っているが、毎年11月3日文化の日に行われる「入間基地航空祭」は首都圏に近いことや「キムタク効果」※により大人気となっている。
※TV番組で木村拓也が体験搭乗をした。彼は、激しい機動にも全く臆することなく、むしろそれを楽しんでいる様子で、自衛隊関係者を驚かせた。
各国のアクロバット飛行隊の思想の違い
世界各国の軍のアクロバットチームは、
- 戦闘機を使用した激しいマニューバや高速での交差といったダイナミックな演目が売りでありのアメリカンスタイル
- 練習機を使用した大編隊による精密な編隊飛行や流れるような散開が売りのヨーロピアンスタイル
に二分される。
ブルーインパルスは機体数で言えばアメリカンスタイルだし、源流もアメリカンスタイルである。しかし、編隊飛行の演目が多く、そういった意味ではヨーロピアンスタイルの飛行演目をもつチームとも言える。(5番機、6番機によるダイナミックな演技はアメリカンスタイルに通じるものがあるが)そのため、アメリカン、ヨーロピアンの区別はせず、ファンの間ではあえて日本流(ジャパニーズスタイル)と呼ばれることもある。
関連イラスト
初代:F-86セイバー
1964年の東京オリンピックで、開会式の会場上空に巨大な五輪マークを描いたのはこの機体。
二代目:T-2超音速高等練習機
イラストはモノクロだが、実機は青色が多めのカラーリングとなっている。またこの頃は、カラースモークを出していた。
三代目:T-4
現在の機体。白と青が基調のカラーリングとなっている。現在は、環境に配慮しカラースモークは禁止され(洗濯物が汚れるといった苦情があったため)、白色のみとなっている(長野五輪の頃はまだカラースモークだった)。
アクロバットの技(一例)
・バーティカルキューピッド
2機のループでハートマークを描き、その中心に別の1機が矢を描く(途中でスモークを止め、また出す)。
関連タグ
外部リンク
・ブルーインパルス | [JASDF] 航空自衛隊
http://www.mod.go.jp/asdf/blueimpulse/
・航空自衛隊入間基地 (ここの航空祭での展示飛行が有名)
http://www.mod.go.jp/asdf/iruma/
・曲技飛行隊 wiki (各国のアクロバットチームの一覧など)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%9B%B2%E6%8A%80%E9%A3%9B%E8%A1%8C%E9%9A%8A