概要
著者は、九里史生。元々はWebに掲載されていた長編小説。(→著者Webサイト)。
ただし、電撃文庫版の発行時はアクセル・ワールドを電撃大賞に提出した際の名義『川原礫』となっている。
2012年7月よりテレビアニメの放送が開始された。またゲーム作品も発売予定。
勘違いされやすいが、このタイトルはあくまでも劇中でのオンラインゲームのタイトルを意味するものであり、実際のオンラインゲームではない。
あらすじ
「これは、ゲームであっても、遊びではない」
2022年、とある大手電子機器メーカーが「ナーヴギア」という仮想空間への接続機器を開発したことで、世界は遂に完全なるバーチャルリアリティを実現させた。
主人公キリトは、このナーヴギアを使ったVRMMORPG「ソードアート・オンライン」のプレイヤーである。運よくベータテスターに選ばれ正規版も購入したキリトは、ログイン後に出会ったクラインと共に、正規版SAOの世界を満喫するのであった。
しかし、そんな感動も束の間、2人はログイン時には確かに可能だったログアウトができないことに気づく。混乱の後、ゲーム開始地点の広場に転送された2人は、ログインした1万人のプレイヤーと共にゲームマスターから恐るべき託宣を聞かされる。
SAOのゲームデザイナーである茅場晶彦の名を名乗ったその男は、淡々とデスゲームのチュートリアルを開始する。曰く、ログアウトができないのは仕様であり、SAOの舞台「アインクラッド」の最上部第百層のボスを倒してゲームをクリアすることだけがこの世界から脱出する唯一の方法である。そして――、このゲームで死亡したり、現実世界でナーヴギアを強制的に外したりすれば、ナーヴギアから高出力マイクロ波を発せられ、脳を破壊されて死ぬことになる。
2年後、アインクラッドの最前線は七十四層。プレイヤーの数は、6000程にまで減っていた。
登場人物
ソードアート・オンライン編
本作の主人公。「黒の剣士」という二つ名を持つ。SAO(ソードアート・オンライン)において、トップクラスの実力の持ち主。他者となれ合わず、ソロプレイを中心としている
本作のヒロイン。最強クラスのギルド『血盟騎士団』の副団長で「閃光」の二つ名を持つ剣使い。ある出来事をきっかけにキリトに興味を持ち始める。
正規版SAOでキリトが最初に出会ったプレイヤー。初対面でいきなりレクチャーしてくれとキリトに頼む。
ビーストテイマーの少女。使い魔のピナと共に行動する。モンスターに襲われた際キリトに助けられた。
鍛冶屋を営んでいる少女。アスナの親友。
アインクラッド22層の森に倒れていた幼い少女。その場に居合わせたキリトとアスナに保護された。
SAOの開発ディレクター。ナーヴギアの技術の基礎設計にも携わった天才ゲームデザイナーで、キリトの憧れの人物。自らの夢と野望の実現のため、SAOをデスゲームへと変える。
フェアリィ・ダンス編
メインヒロイン。ALO(アルヴヘイム・オンライン)にてキリトが一番最初に出会った"シルフ"の少女。シルフの中では5指に入るほどの実力の持ち主。しかしその正体は……。
- 須郷伸之
ALOの運営スタッフ。アスナの実家とも親密な好青年。だが本性はどす黒く、己の精神学的研究と運営会社の掌握のため、アスナとの現実での結婚を企み、ALOのゲームマスターとして暗躍する。
ファントム・バレット編
メインヒロイン。GGO(ガンゲイル・オンライン)でスナイパーをしている少女。アバターの見た目からキリトを女性だと勘違いしてしまった。
マザーズ・ロザリオ編
メインヒロイン。ALOにて「絶剣」とよばれ、キリトに2度も決闘で勝利し、リーファも退けるほどの強さを持ったプレイヤー。
アリシゼーション編
アリシゼーション編の登場人物。二人ともキリトの幼なじみ。イラストの左からキリト、アリス、ユージオ
関連イラスト
関連タグ
ソードアートオンライン SAO SwordArtOnline
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