CV:櫻井孝宏
概要
数々の事件の裏で暗躍する男。
狡噛慎也と因縁がある。
年齢や過去、経歴等のデータは全てにおいて謎に包まれている。
容姿
銀または灰白色系の長髪に金または黄色の眼。小説版では「芸術のような美貌」「過剰なほど整った顔立ち」とかなりの美形であることが強調されている。キャラクター原案の天野明氏曰く「白い天使」。
身長は狡噛慎也と同じ180㎝。
表向きの言動は至って物静かで好青年然としており、微笑を浮かべていることが多い。
またその見た目とは裏腹に徒手格闘に秀でており、武器を持って襲いかかってきた強盗三人組を一人で倒す(第14話)、狡噛との肉弾戦に無傷で勝利(第16話)、サイボーグの義体を素手で破壊、墜落する輸送機から単身脱出(第17話)等、身体能力も非常に高い。
因みに主人公やヒロインよりも衣装のバリエーションの多いキャラであり、登場するたびに服装が変わるのも特徴の一つ。
放送分だけで8パターン、内20話から22話までの衣装は脚本家の虚淵玄氏のツイートによるとキャラクター原案担当の天野明氏にデザインの様子外部リンク(ついでにもっと言うと勝負服らしい)
公式サイトにて公開されている原案ラフにもそれ以外の夏服なども見受けられる。
思想、そしてシビュラシステム最大の壁
シビュラシステムに対し、一貫して否定的な反逆者のポジションであり、人間は自らの意志で選択・行動するからこそ、価値があり、魂を輝かせることが出来ると考えている。殺意を持て余している潜在犯に目をつけ、犯罪のための技術等を提供し協力するが、一度相手に失望すると即座に切り捨てる冷酷さを持つ。
『免罪体質』
約200万人に1人の割合で存在すると予測されている「免罪体質者」であり、本来なら犯罪係数が上昇する状態にあっても、規定値を超える犯罪係数が計測がされない。そのためドミネーターによる執行が不可能。
彼の犯罪係数は11話や16話では最終的に(または最初から)「0」だった。
サイコパスも常に良好状態で、本人曰く「いつだって真っ白だった。一度も曇ったことがない」。
プレイヤーとして動き出す
14話より妨害ヘルメットと真偽織り交ぜた情報を使って市街を混乱に陥れる中チェ・グソンに撮影させた繁華街でのリンチ殺害映像を見て警戒の続行を決める。
15話でノナタワーを妨害ヘルメットを被った武装集団とともに襲撃する。
16話でタワー内部に侵入、上層階へ向かい自身を囮に狡噛と交戦して追い詰めるが、常守朱に不意を突かれて妨害ヘルメットで殴り倒され、身柄を確保された。
17話で公安局を離れ、厚生大臣直下の特別班の管轄で行われるという名目で身柄を移動されることになり、その飛行輸送中、禾生壌宗の義体を使用していた藤間幸三郎に己の腹心であるチェ・グソンの残した端末映像を見せられ、シビュラの正体についての説明を受ける。
その後脳を摘出しシビュラの一部として社会支配の構成員になるよう勧誘されるが、「生憎審判やレフェリーは趣味じゃないんだ」、「どこまでもプレイヤーとして参加し続けたい」と主張し、禾生の義体ごと藤間の脳を破壊して逃亡する。
しかし結果的にそのことが槙島の特異性を更に強調することになり、シビュラは現在も彼の脳を強く欲している。
(常守朱は槙島聖護の身柄と引き換えに狡噛慎也の助命をシビュラに取り付けている)
結末
20話より更に食料事情を崩壊させるための単独のバイオテロを企み、日本国内の食料自給率100%であるハイパーオーツ麦を崩壊させる為ウカノミタマウイルスの権威である管巻元教授を首をレザーナイフで斬り殺害。
第二関節から下の指と眼球を奪いウカノミタマウイルスの調整センターに侵入し、自分を捕らえにきた一係の内の宜野座伸元を罠に嵌め征陸智己と交戦、征陸智己を爆弾で死に至らしめ、宜野座に重傷を負わす。
その後狡噛慎也と交戦した際にナイフで深い傷を負わされ、トラックで逃亡を図るも常守朱によって阻止され、常守朱の顔を踏みつけ狡噛慎也のリボルバーを引くものの弾丸は空の状態であった。
常守朱に「そうか…君は」と意味深な言葉を残しリボルバーを捨て腹を押さえながら麦畑を逃げて行った。
しかし追いついた狡噛慎也に「なあ、どうなんだ?狡噛。君はこの後、僕の代わりを見つけられるのか?」と問いかけ、彼にとっては自分の代わりがいないという答えに満足し穏やかに笑いながら射殺された。
本へのこだわり
読書家で、電子書籍ではなく紙の本を読むことに拘りを持っている。本人によると「本は自分の感覚を調整する為のツール」。また、台詞に本からの引用を挟むことも多い。
持っている本は原書であることが事が多く、現在(平成)でも手に入りにくい。
PSYCHO-PASSフィナーレイベントにて藤子不二雄全集を所持している事が発覚した。
ネタ
実質的なラスボスの立ち位置であるが、初登場時(第4話)で何故かトマトを殺人現場に持ち込みミキサーにかけさせる、「私服がユ○クロっぽい」等、ファンにはネタにされていることも少なくない。また、「まきしま」という苗字にかけて「マキシマム」と呼ぶ人も多い。