ピクシブ百科事典は2023年6月13日付でプライバシーポリシーを改定しました。改訂履歴

魔導物語の編集履歴

2013-05-07 06:31:11 バージョン

魔導物語

まどうものがたり

コンパイル社が制作したRPG。「ぷよぷよ」に登場するキャラクターの出典元でもある。

概要

経営不振により残念ながら倒産してしまった株式会社コンパイルの遺産。現在はセガより発売されている人気落ちものパズルゲーム「ぷよぷよ」シリーズに登場するキャラクターの出典元であり、現在でもコアなファンが多数存在する。


初期作品は一人称視点ダンジョン探索型のRPG。後の三人称視点やフィールドも導入された。当時のRPGとしては斬新な要素がいくつも導入されており、後のゲームにも多くの影響を与えたと言ってよいだろう。具体的には

  • マジカルボイス(呪文を唱える時やダメージを喰らった時などにしゃべる)
  • ファジーパラメータ(HPやMPが数値化されておらず、アルルの表情や声で判別する)
  • 自動マッピング(既に歩いた場所が自動でマッピングされる)

などである。特に体力(HP)や魔導力(MP)等の消費状況が数値ではなくキャラの表情やしぐさで表現されるシステムは特異である。

登場人物(メイン?)

20周年!!

基本的に「アルル・ナジャ」が主人公として制作されている。作品によってはルルーシェゾ・ウィグィィ等、アルル・ナジャ以外のキャラクターが主人公になる場合がある。それ以外のキャラについてはぷよぷよ・魔導物語・フィーバーキャラクター一覧参照

魔導物語の歴史

最初の魔導物語

原点となる作品は「魔導物語1-2-3」である。主人公はアルルであったが、当初は名前は存在せず、開発者らには「らっこ」と呼ばれていた。魔導物語1はアルルの幼稚園時代を扱い、1人だけ認定試験に合格したアルルが魔導幼稚園の卒園試験に挑むというものである。魔導物語2〜3は魔導学校に入学するべく旅するアルルが旅路で遭遇した事件を扱っている。

行ってきまーす!

魔導物語の展開とキャラ設定の広がり

その後、ぷよぷよの展開と平行して魔導物語の続編も作られていく。パズルがメインのぷよぷよに対して、キャラとそのドラマを描くのが容易なRPGという媒体の利点を生かして、後のぷよぷよにおける設定の多くも魔導物語の中で描かれていった。


「魔導物語 A・R・S」では各キャラクターの過去が描かれている(詳細は魔導物語ARS)。アルルとカーバンクルの出会い、ルルーがサタンに恋するようになった経緯やシェゾが闇の魔導師となった事情がそれぞれ明らかにされている。


「魔導物語 道草異聞」ではぷよぷよのシステム、4つのぷよぷよが揃うと消滅する原理が描かれた。「魔導物語~はちゃめちゃ期末試験~(通称ははめきん)」はシェゾやルルーがアルルの味方として活躍し、キャラ設定と交流関係が広がった。「魔導物語~魔導師の塔~」はシェゾを主役としてその活躍を描く一方、ウィッチが重要キャラとして登場し、祖母の存在や修行の様子などが描写された。

展開した媒体

1-2-3の初出はMSX2、後にARSとともにPC98で発売された。1-2-3とARSのAはゲームギアに移植されたが、1のみメガドライブおよびPCエンジンにも移植されている。スーパーファミコンからは、1の内容を元に「魔導物語 はなまる大幼稚園児(SFC)」が出ている。卒園試験前のストーリーを大きく加えられリメイクされたが、肝心のラストの卒園試験はすぐに終わってしまう。はめきんや魔導師の塔はディスクステーションから出たものである。セガサターンからも「魔導物語(通称SS魔導)」が発売されている。HPやMPが数値化された初心者に優しい作りのRPGだったため、新しいファン層を獲得することができた。ただし世界観は魔導物語本来のものではなく、ぷよぷよのものである。

派生作品

ぷよぷよ以外にも魔導物語の派生作品は数多く存在する。特にディスクステーションに掲載されたゲームが多く、やはりアルルルルーシェゾ・ウィグィィが題材のものが多い。コメットサマナーというウィッチが主役のアクションゲームは、PCゲームにしておくのが勿体無い程やり込める良作。

また、魔導物語により近いものとして「わくわくぷよぷよダンジョン」がある。ダンジョンRPGでアルル・ナジャルルーシェゾ・ウィグィィの3名のうちいずれかでプレイする。媒体としてはセガサターンプレイステーションで発売されている。

また、何故か「ぷよぷよDA!(DC)」等のダンスゲームも派生形として存在する。


そのほかの作品タイトルについては魔導物語・ぷよぷよ・フィーバー他シリーズ一覧を参照。

書籍

魔導物語はライトノベルとしても出版されている。角川魔導(スニーカー文庫)と真魔導(ファミ通文庫)が存在するが、内容は個別のもので商業二次作品である。これらの設定の派閥のゲームも存在するが、ぷよぷよや魔導物語シリーズは概ね関係していない。公式のゲームの方も同時系列で全く違うストーリーが展開されているものもある。

どちらの作品も、実際に発売されたゲームを元に書かれているもの、オリジナル要素のある作品、両方が存在する。角川ではわくわくぷよぷよダンジョンが、ファミ通ではSS魔導物語が書籍化されている。

オリジナル要素が含まれる魔導はどちらも通常のゲームや互いの作品には存在しない設定やキャラクターが存在する。共通して言える事は、どちらの作品もオリジナルキャラが大変濃い。


コンパイル倒産後

『魔導物語』と『ぷよぷよ』の権利元が別会社に分かれてしまったため、「ぷよぷよシリーズに登場済み」に属する旧魔導キャラを一切使わずに新キャラクターで制作された作品もいくつか存在している。

「魔導物語の1000年後」とされたアイキの『ポチッとにゃ~』、心機一転で連載開始されたコンパイルステーションのウェブコミック版『魔導物語(webコミ魔導)』、コンパイルハートが新生魔導として制作した『聖魔導物語』等が該当する。


関連タグ

主な関連タグ

 ぷよぷよ コンパイル ディスクステーション

キャラ関連

 アルル・ナジャ ルルー シェゾ・ウィグィィ サタン ウィッチ

 ドラコ ハーピー セリリ

企画

 ぷよぷよアニメ ぷよぷよオールスター

 ぷよけも!! 【企画】DSで新作魔導!

他の記事言語

Madou Monogatari

問題を報告

0/3000

編集可能な部分に問題がある場合について 記事本文などに問題がある場合、ご自身での調整をお願いいたします。
問題のある行動が繰り返される場合、対象ユーザーのプロフィールページ内の「問題を報告」からご連絡ください。

報告を送信しました