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アルル・ナジャ

あるるなじゃ

アルル・ナジャとは、ゲーム「魔導物語」及び「ぷよぷよ」シリーズの登場キャラクターである。
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概要

今は亡きコンパイルの名作RPG「魔導物語」及び、スピンオフ作品「ぷよぷよ」シリーズの主人公。MSX2版『(元祖)魔導物語』『魔導物語1-2-3』の頃は名前設定は無く、「らっこ」「A子」などと呼ばれていた。

しかし雑誌などで紹介する場合に名無しでは困るということで、PC98版『1-2-3』以降「アルル・ナジャ」と命名された。

ぷよぷよフィーバー以降のアルル(セガ版ぷよぷよ)に関しては該当記事参照。


英字綴りは「Arle Nadja」。「アルル」はクラシック音楽の「アルルの女」、「ナジャ」はフランスの作家アンドレ・ブルトンの同名小説に登場する実在の女性主人公から取られている。タグとしては略称「アルル」での投稿数の方が多い。


多くの作品においては16歳である。ただし、幼年期を描いた『魔導物語Ⅰ』『魔導物語はなまる大幼稚園児』では6歳、さらに過去の『魔導物語A』では4歳である。


魔導物語、および派生のぷよぷよシリーズではARSと呼ばれる主要キャラ3人がいるが、そのうちのAの初代にあたる。


性格

カーくんことカーバンクルと旅する天真爛漫でちょっぴり毒舌の見習い魔導師の女の子。

シェゾは「変態」呼ばわりし、プロポーズしてきたサタンには「なんだよ、このおっさん」、等々歳の割に子供っぽい発言が目立つ。さらに「つぼがきくー」「ぐびぐび、ぶはー」なる台詞を吐くなど所々おっさん臭いところもある。反面、シェゾの言動にドギマギしたり、体重気にしたり(わくぷよ、G-mode版魔導物語)、理想の彼氏について語ったり(小説版、ぷよ通)と年頃の女の子な部分もある。


ぷよぷよ~ん』では「こうしてみんなで歩いていると、なんだかピクニックみたいだね」と言った後、自分より1〜3歳ほど年下のウィッチから「いいわねえ、ガキは呑気で。」と嫌味を言われたことがある。

(とはいえ、雰囲気的にはウィッチの方が年上っぽく見えなくもない、というのも事実ではあるが…)


が、作品によって性格にブレが大きく、初期作品では優等生タイプでしっかりものの側面が強調されていた。ぷよシリーズの漫才デモではボケも突っ込みも両方こなすことが多い。一部の作品では劣等生として描かれていることもある。


ダンジョンに入る動機は軽いものが多い。ルベルクラクを取りにライラの遺跡に向かったり、霜焼けの薬の原料採るために行ったり、天気がいいから潜ったり、自身の減量のために潜ったりなど。


一人称が「ぼく」または「ボク」が特徴のボクっ娘である。初期は「~だわ」、「~わよ」と女言葉が多めであったが、中期以降は「~だね」「~だよ」と中性的な口調が多くなった。

なお、初代『ぷよぷよ』及び『す~ぱ~ぷよぷよ』でのマミーとの会話でだけ、一人称が「あたし」になっている。


容姿

永遠のヒロイン「アルル・ナジャ」アルル誕生日

肩まで揃えた栗(茶)色の髪に金無垢の瞳、もしくは金茶色、茶色の瞳である。

一般的に、肩や左胸に青いパッドアーマー、青いTシャツに白いシャツ、青いミニスカートに青いブーツスタイルだが、作品によっては、胸元に赤いラインが入ったり、プリーツスカートだったり、鎧スタイルだったり、作品に合わせた衣装だったりする。

鎧スタイルは、『はめきん』・『わくぷよ』のものと、『ぷよぷよ~ん』のものの二種類が有名。

幼少期に至ってはほぼすべての作品で衣装がそれぞれ違うが、幼少期に見られる重々しい装備は試験を受けるために着用する魔導スーツである。

パッドアーマーにおいても鎧においても部屋にいる時は脱いである描写が多い。


セガアルル

版権がSEGAに移ってからは作画がかなり変化している。


設定

小さい頃は母親と共に二人暮し(母子家庭)だったが、16歳現在は魔導学校に通い一人暮らし(厳密には一人と一匹暮らし)をしているようである。

魔導学校「古代魔導スクール」へ向かう旅路の途中で出会い、当初は敵対したシェゾルルーサタンらとは、後に腐れ縁のような関係になっている。

家族には母と祖母と父(小説版のみ)が確認されている。ちなみに小説版ではアルルの一人称が「ぼく」なのは、夫(アルルから見た父)を亡くしてショックを受けている母を元気づけるために男の子のような振る舞いをしているから、という理由・設定が追加されている。


魔導師としては、幼少期には成績優秀だったらしく(MD版魔導Ⅰを除く)卒園試験を受けられる資格を得ていたのも(一部作品を除いて)彼女のみだったが、16歳時では特にこれといった描写はない。ある作品によっては劣等生気味だったりする(ただしその場合も絶大な魔力を秘めているとされる)。しかしダンジョンを攻略したり、闇の魔導師サタンさまを(おもにぷよぷよ勝負と言葉で)あしらう。


禁断のオワニモの呪文を解き、ぷよぷよを消せるようにした張本人である。

大好物はカレー。『ルルーの鉄拳春休み』によると、「週5日ペースでカレーを欠かしたことがない」らしい。


意外と大食いであり白熱!ぷよりんぴっくでの弁当の中身はおにぎり、サンドウィッチ、ゆでタマゴ、ウインナーにタマゴやきにハンバーグ、ポテトコロッケとクリームコロッケ、サーモンフライにエビフライ、トマトサラダ&マカロニサラダ、…(中略)…あとはデザートにプリンとイチゴにバナナと10種類を優に越えているうえ中略までされている。


誕生日は7月22日生まれ。血液型はAB型。スリーサイズは作品によって一定せず、アルルの性格が幼くなるのに従って減少し、体重も減っている。

身長158cm、体重46(53)kg。

スリーサイズは上から80(86)、58(60)・80(85)である。


センシティブな作品

意外かもしれないが初期作品では白パンツが見えることもあった。


主要な使用魔法・必殺技

この他にも多くの魔法を使用するが、使用作品が多いものをまとめる。実戦で用いたエフェクトがある場合は、作品名と共に記載する。

  • ファイヤー・・・火炎球をぶつける。作品によっては魔導力を消費せずに使えるほど基本的な魔法。しかし、幼児時代の作品等では最初はより初歩的なホットの魔法(熱湯をぶつける。じゅうぶんえげつないものであることには変わりない)しか使えないこともあり、子供には難しい「高位呪文(MSX版)」とされる。
  • アイスストーム・・・氷の柱を投げつける魔法。ファイアーとほぼ同難易度。初期作品ではアイス。わくぷよでは、氷雪の嵐を起こす範囲魔法となり、魔力消費もやや増えた。
  • ライトニング/サンダー・・・一般に広範囲を攻撃できる雷撃魔法。わくぷよでは直線上を攻撃する魔法。
  • ヒーリング・・・自分もしくは味方一名の体力を回復する魔法。
  • ダイアキュート・・・基本的には自己強化魔法で、発動した次のターンの自分の魔法攻撃が威力向上する。作品によってはパーティ戦で味方にかけて次の攻撃を強化するコンボが可能。エフェクトとしては、光球が己(強化した味方)の周囲を回るものが代表的(はめきんSS魔導等)。また一般に強化された攻撃は「ファファファイヤー」等と語頭が1~2回ダブる。はめきんなど、4回まで重ねて掛けられる作品もある(「ファファファファファイヤー」等となる)。複数重ねると2回目以降のダイアキュート自体も語頭がダブる(「ダダダイアキュート」等)。ただし、魔導物語魔導師の塔(使用者はシェゾ)では語頭はダブらずにエコーがかかるエフェクトとなっている。
  • スリープ/ひーどん・・・敵を眠らせる魔法。
  • ブレインダムド・・・かけた相手の脳みそをゆっくり溶かす魔法。というとグロいが、実質は一時的に魔法攻撃力を低下させたり、混乱や行動不能といった一時的な状態異常を付与する魔法。
  • リバイア/ばよひひひー・・・体の周囲を魔法のバリアが覆う。受けた攻撃の一部あるいは全部を相手に跳ね返す(はめきん等)、あるいは単にダメージを軽減する。
  • シールド/どんえーん・・・自分の周囲に防御壁を張り巡らす魔法。ただし、どんえーんは壁が壊れるまで自分からも攻撃ができなくなる。
  • ばよばよ・・・相手を急激に老化させて弱体化させる魔法。
  • ルアク・ウォイド・・・相手の防御力を弱体化させる魔法。シェゾの方が有名かもしれない。
  • ワープ・・・ダンジョン内で一階層真上に移動する魔法。登場作品では多くの場合この魔法がないと攻略不可能。
  • イリュージョン・・・ドラゴンなどの幻影を出して敵との遭遇を避けたり、攻撃されにくくしたりする魔法。ぷよぷよ通の漫才デモではドラゴンに(見た目だけ)変身できる魔法として使っていたりもした。
  • ヘブンレイ・・・光属性魔法。目標に当たると炸裂して周囲にも打撃を与える光球を放つ(わくぷよ)。攻撃魔法の中でも威力は大きい。
  • ジュゲム/じゅげむ・・・膨大な気を相手に送り込んで爆発させる攻撃魔法。発動に成功すれば塔を木端微塵に破壊する程の威力がある。一般にはアルルの直接攻撃魔法としては最強だが、成功率が低くてあまり使えない作品もある。市販の魔導書から習得できたりする作品もあるが、はめきんでは迷宮に封印された禁断の魔法で作品中で初めてアルルが使えるようになる設定になった。
  • ばよえ~ん・・・相手を感動させ、しばらく行動不能にする魔法。ぷよ連鎖フィニッシュにもなっている割に一見地味だが、ボスキャラにも十分効く重要魔法だったりする場合もある。その言葉の響きで相手を感動させる魔法だが、花が舞い散るエフェクトが出る場合もある(はなまる、はめきん)。なおSS魔導のみ大量のおじゃまぷよを降らす攻撃魔法の奥義。
  • るいぱんこ・・・何がおこるか分からない。いわゆるパルプンテ。ぷよぷよ~んではおじゃまぷよの落下を一定時間防ぐ特技。名前はコンパイルの逆さ読みである。

今後

フィーバー以降世界観や雰囲気が大きく変わった為、コンパイル版ベースのデザイン、雰囲気での再登場が難しくなった。


しかし、2015年から魔導物語の復刻版が発売され、更にその後2019年。SS魔導物語仕様の彼女のフィギュアが発売された。スカートの下には黒い下着を着用している。

これが、黒パンツなのか、丈の短いスパッツなのか、ブルマなのかどうかは人それぞれ。


復活が絶望視されていたものの長い年月を経て復活したキャラが他の多くのゲームに存在していることから、コンパイル版ベースのデザインの復活の可能性は充分ありえる。


担当声優・俳優

来栖礼子MSX・PC-98版『魔導物語1-2-3』、『ぷよぷよ』、『魔導物語A・R・S』、『魔導物語I 3つの魔導球』、『魔導物語II アルル16歳』、『ばよえ〜んウォーズ 大魔導戦略物語』、『す〜ぱ〜なぞぷよ ルルーのルー
三石琴乃PCエンジンSUPER CD-ROM2版『ぷよぷよCD』、『ぷよぷよ の〜てんSPECIAL』、PCE版『ぷよぷよCD通』、『魔導物語I 炎の卒園児』
井上麻美 MD・SS・SFC版『ぷよぷよ通』、『魔導物語III 究極女王様』、『魔導物語A ドキドキばけ〜しょん』、『魔導物語〜はなまる大幼稚園児〜』、MD版『魔導物語I』、『ぷよぷよBOX』
小沢美奈子PS・Windows95版『ぷよぷよ通』、『ぷよぷよSUN』、『魔導物語〜はちゃめちゃ期末試験〜』、『アルル漫遊記』、『白熱!ぷよりんぴっく!』、『わくわくぷよぷよダンジョン』、『魔導RUN』、SS版『魔導物語』、『みんなでぷよぷよ』、ディスクステーション収録ムービー
本井えみぷよぷよ〜ん』、『ぷよぷよDA!
三浦ひろみPS2版『ぷよぷよ通 パーフェクトセット』
園崎未恵ぷよぷよフィーバー』以降のセガぷよアルル(セガ版ぷよぷよ)の項を参照)
伊藤梨沙子舞台『ぷよぷよオンステージ

*及びその他、クレジットのないコンパイル初期作品は社員などが声を担当。

関連イラスト

☀海より深く、大地より強く

【ぷよぷよアニメ】「お腹空いたねっ、かーくん!」あるるー

まけちゃったぷよ勝負!!

アルル【ゲストイラスト】 アルル・ナジャ+α

関連タグ

魔導物語 ぷよぷよ アルル カーバンクル ドッペルアルル

ぷよぷよフィーバー ぷよぷよ! ぷよぷよ7 ぷよぷよ!!

アルル(セガ版ぷよぷよ)ダークアルル ワルル リリス 時の女神

女主人公 AAA(ぷよ) プリムローズ・アモル 琴やよい / 琴あすか ころん

ばたんきゅ〜 ばよえ~ん

サタンホイホイ シェゾホイホイ


カップリング関連タグ

シェアルアルシェ

サタアル カミュアル ラグアル

デビアル Dシェアル


ルルアルアルルル(ぷよぷよ)

DアルアルアルDアルドペアル

アルウィ アルドラ(ぷよぷよ)

アルリリ


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