劈掛拳
ひかけん
遠い間合いからの攻撃を得意とする中国拳法の流派のひとつ。
概要
劈掛掌とも呼ばれる北派武術に属する拳法である。
特徴
腰を支点にして上体を左右にふり、両手をふりまわすようにして、連続的に攻撃する。
腕を振り回す動作“「劈」と「掛」”
腕全体を上から切り下ろす「劈」と下から打ち上げる動作「掛」及びそのほとんどの技法を“掌”で行って戦う。劈掛拳は腕を風車のように振り回して戦い、曲線的な歩法によって敵の側面や後ろに回り込み、相手に反撃の隙を与えぬよう連続的に攻撃して戦う。遠心力を利用したその打撃は鞭のように鋭く、遠距離からの攻撃に優れている。