春先に萌え出る若葉のようなさえた黄緑色のこと。
平安時代から用いられた伝統ある色名で、別に『萌木色(もえぎいろ)』とも表記する。
新緑の若木の色ということから若さを象徴する色であり、平安時代では若者向けの色として愛好されていた。英語色名の「スプリンググリーン」(春野の緑)に近い。
ちなみに「萌葱色(もえぎいろ)」は、ネギの芽の色で、別の色。
色見本 : 萌黄色
緑、若草色、若竹色ともども、上質紙の色になっている。
明るく、渋く、青が強い黄緑色。「黄色の強い抹茶色」と言っても通じる。
色調タグ「もえぎ色」で出てくる色は、この萌黄色が多い。
単に「もえぎ(萌黄、または萌木)」とも呼ぶ。