仮面(アクルカ)
あくるか
概要
ヤマトの帝より、偉大な功績を残した者に与えられる仮面で、危険すぎて封印されたプロトタイプを除けば全部で4つ存在する。
仮面を与えられた者は「仮面の者(アクルトゥルカ)」と呼ばれる。
仮面を装着すると、身体能力や治癒力が向上する他、それぞれの仮面固有の特殊能力が行使できるようになる。
また仮面の力を完全解放するとウィツァルネミテアを思わせる怪獣形態へと変身可能となり常軌を逸した力を行使することが可能となる。ただし、力の代償に装着者の命を削っていく。より強力な力を引き出せばそれは顕著となり、最終的には肉体が塩と化し、死体すら残さず崩壊して死に到るという諸刃の刃でもある。
その由来などは偽りの仮面劇中では明かされず、アニメでは試作品が大量に作られている描写が追加されているに留まる。
その仮面の由来は二人の白皇で明かされた。
帝の関係者がハッキングして得たアイスマン計画のデータを元に作り出したものであったが、いくらか欠損が見られたために帝が独自に改良して完成させた。
当初は人類用としての用途であった身体能力の強化を亜人のために使用する予定であったが、帝にも全く想定していない事態が起こってしまった。それが後に民衆によって「仮面の者(アクルトゥルカ)」と呼ばれることとなる怪物へと変貌してしまう事態であった。
プロトタイプの仮面を付けた者は怪物と化して暴走し、帝の力をもってしてもこれを止めることはできなかった。そのため対抗策として意図的に機能を落とした4つの仮面を作成、これを付けた若者達が命を賭して止めるも、誰一人として生還することは叶わなかった。
帝にとって、仮面とはヤマトの武力の証ではなく罪の証なのである。
仮面によって得られる力と、それを振るって戦う快楽は、元来厭戦的な性格であるはずのハクですら魅了するほどであり、仮面の力を酷使する一因となっている。そのため男の仮面の者は総じて寿命が短いのだと言われている。
なお、オンヴィタイカヤンのために作成された仮面のデータを元にしているため、亜人が使用した場合、本来のスペックの3割程度しか発揮できない。
オンヴィタイカヤンが使用した場合はその力の全てを発揮できるが、オリジナルであるハクオロの仮面同様、脳に繊維が食い込んで使用者と同化、外れなくなってしまう。
各仮面の能力
オシュトルの仮面
固有能力はゲームでは詳細不明だったが、アニメで水を操る能力で有ることが明らかになった(怪獣形態の際に手からビームを出しているが、ウォーターカッターの様な物と思われる)。解放形態のイメージカラーは白。
ヴライの仮面
固有能力は敵軍も一瞬で蒸発させる程の高熱火炎。解放形態のイメージカラーは黒。
プロトタイプ
未調整での解放形態のイメージカラーは紫で形状はヴライの解放形態に近い。調整後は、使用者がほぼ「本来想定された使用者」であったことも相まってか、複製元であるウィツァルネミテアと僅かに頭部の形状や肉体の色が違う程度で、能力も含めあらゆる意味でほとんど同列の存在と化してしまった。