月下の棋士
げっかのきし
将棋漫画の名作。漫画家・能條純一の名を満天下に知らしめた傑作である。
概要
帽子をかぶったまま対局を行う無頼の棋士・氷室将介を中心にプロ棋士たちの栄華・苦悩といった人間ドラマを描く。「将棋のためなら女も泣かす(かなり過激な表現だが)」と言わんばかりの硬派で泥臭い人間群像が展開される。
あらすじ
日本将棋連盟会館に突如現われた、つば付き帽子でラガーシャツにデニムパンツの青年・氷室将介。「此の者、将来の名人なり」と書かれた紹介状の主は連盟と因縁浅からぬ伝説の棋士・御神三吉だった。あわただしく奨励会入りした将介は、持ち前の奔放さと将棋の腕で名人へと登りつめていく。