概要
今の宮城県に疱瘡(天然痘ともいう)が流行した際、あまりの死者の数に領民はおびえ、
「化け物が病気をばらまいて人を殺し食おうとしている」というイメージから生まれた妖怪
ある時、村の名主の息子が死去したため、名主は「自分の子だけは食われてたまるか」
と、化け物退治を実行した。
はじめは何も起きなかったが、ある時、化け物を誘うために明かりを弱めたところ
土を掘る音がしたため忍び寄ったところ風のように去っていき、遺体は無事であった。
その数年後、とある老女が山を見ていたところ突然失神してしまった。
のちに介抱されて一命はとりとめたがその時の状況を話したがらない。
数年後に証言をし、その内容は「3メートルの老婆がいてそいつが疱瘡婆と思ったら怖くなった」という