青ドンは、2007年6月より株式会社ミズホが開発、アルゼ株式会社が販売する5号機のパチスロ機。
保安電子通信技術協会(保通協)における型式名は「青ドン1」。
販売台数は2008年3月末時点で約90,000台。
概要
1998年にユニバーサルから発売された4号機のパチスロ機である『ハナビ』の後継機とされ、
ボーナスによりコインを増やしていくゲーム性となる。
天井RTはビッグ後は1200G、ボーナスゲーム後は800Gを超えると発動し、以後はコインが微増する。
ハナビのゲーム性を5号機の規定内で出来る限り再現している。
筐体は『バトルシーザーXXX』で
すでに採用されている新型のX筐体を使用している。
リールは液晶画面の下部にやや小さくなって配置されている
(『デュエルドラゴン』や『ミリオンゴッド』の液晶画面の窓の中にリールが入り、
リールの位置を含む前面全体が液晶画面になっているイメージ)。
ゲーム性
ボーナスはドンBIG、赤7BIGのビッグチャンス(403枚を超える払い出しで終了・純増最大362枚)と
赤7・赤7・BARのボーナスチャンス(レギュラーボーナス=8回小役入賞または12G)の3種類。
BIGはドンBIGが主体となる。
赤7BIGについては設定間で出現率の較差がつけられている。
ビッグチャンスの演出についてはいくつかのパターンから選択できる。
主にドン(お台場花火大会演出)と葉月(縁日演出)の二択であるが、
ビッグチャンス終了後100G以内で再びビッグチャンスに当選した場合や
RT中でビッグチャンスに当選した場合に
親方ビッグ(全国花火大会めぐり+ドンとの対決演出)が選択できる。
ゲーム性の継承ということでいえば、
リールの出目に関しては旧ハナビのリーチ目である右リール下段に
チェリー付き7が止まった場合のリプレイハズレ、
中段氷ハズレなどのリーチ目が継承されている。
特に5号機の特徴である重複抽選を活かしたことで、前出の斜め氷が揃った場合にも
50パーセントの確率で重複抽選に当選するため
(=重複抽選当選時に氷の右上がりラインで止まりやすい)、
特に斜め氷については揃っても外れてもアツい出目となっている。
勿論3連ドンの一確目も継承されている。
重複抽選についてはリプレイを除く全ての出目に可能性があり、
最も期待できるのが前出の斜め氷揃いである。
チェリーについては中段チェリーが強い。
また、敢えて液晶演出を曖昧にすることで
リール上でのリーチ目などによって確定告知以前にボーナス当選を察知出来るようにしている。
なお、ボーナスの種類の告知は確定告知1G後のの小役不成立時にされる。
ビッグチャンス中にも獲得枚数を増やす(払い出し枚数を有効に使う)ための方法がある。
それは通常は15枚役を揃えていくことになるが、
予告音発生時に特殊14枚役をビタ押しによって2回獲得して枚数調整を行うものである。
また、BIG中に関して、適当に押すと取りこぼすことで
獲得枚数が減ってしまうので注意が必要である(氷・チェリー時)。
液晶画面では花火職人であるドン、親方、葉月(親方の娘)を
中心キャラクターに据えて花火打ち上げなどに関する演出が行われる。
特にビッグボーナス時の画面上の演出に設定毎の差がつけられている
(打ち上げられる花火の種類や終了時のQRコードの種類)。
ビッグボーナス絵柄を揃えたときに
第3停止ボタンをしばらく押した後、効果音が鳴ってから離した場合、
BGMがボーカル入りに変化する。
(葉月・ドン・親方ビッグそれぞれに用意されている)
本機種では従来のアルゼ系5号機(クランキーコンドルX、サンダーVスペシャル等)の
3段階設定(設定1/4/6)の上に新たに「設定H」が加わり、
他メーカー(ネット、山佐、三共等)と同等の4段階設定が採用された。
ボーナス抽選確率
設定 | 赤7BIG | ドンBIG | REG |
---|---|---|---|
1 | 1/1365.3(48/65536) | 1/504.1(130/65536) | 1/936.2(70/65536) |
4 | 1/1213.6(54/65536) | 1/468.1(140/65536) | 1/885.6(74/65536) |
6 | 1/1057.0(62/65536) | 1/431.2(152/65536) | 1/840.2(78/65536) |
H | 1/923.0(71/65536) | 1/397.2(165/65536) | 1/799.2(82/65536) |
外部リンク
脚注
- アルゼ・2008年3月期決算短信(pdf)