概要
作者:緑青・薄浅葱の2人によるファンタジー小説。
主人公セツナが恩人の思いに応えながら自身の死に場所を探す物語。
現在第三章更新中。
小説解説
第一章 | セツナが異世界召喚され、旅のお供を見つけて生活が安定するまで。 |
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第二章 | アルトと獣人の里を顔つなぎするために旅を進める。その後行ったカイルの第2の故郷ハルで起きる事件。 |
第三章 | ハルと冒険者ギルドとアルトの思春期。そしていよいよ表舞台へと立つセツナ。 |
3度目の人生を23番目の勇者から貰い冒険者となった刹那は、わんこ族の弟子と一緒に旅をして、共に人と関わっていく。
基本はセツナの視点で物語が展開していくのだが、元々社会経験のないセツナは2度目の人生で少し壊れているところもあり、ミクロな観点での物語が続く。
それでも強力な力を持った彼はカイルから言われた「人と関わっていけ」との言葉の通り徐々に社会や個人と縁を結んで行き、世界に影響を与えていく。
徐々に明かされいく世界情勢や精霊の秘密、カイルのとんでもエピソード、セツナ自身の過去と時にコメディに、時にシリアスに、時に残酷に物語は進んでいく。
登場人物
セツナ
1度目は病室で過ごし続け、享年27歳でその人生を終えた青年。本名:杉本刹那。
2度目は68番目の勇者として召喚されたにも関わらず力を発揮出来ず奴隷以下の生活を強いられた役立たず。
その不遇に同情した23番目の勇者カイルに助けられ、3度目の人生を貰う。
1度目の人生で祖父に自殺はしないよう誓い、2度目の人生でカイルから人と関わっていけとを言われたセツナ。しかし人生そのものに希望を持ってない彼は3度目の人生で死に場所を探してしまう。
カイル
本名:?。セツナを助けた23番目の勇者。強力な魔力と異能を持っておりかなり長生き。大体2500歳。
カイル自身が5番目の勇者:花井重人に助けられた被召喚者。
69番目の勇者が召喚されたことを聞きつけてセツナのいる国ガーディルまでやってきたらしい。
しかし68番目の勇者セツナを見つけ、彼の記憶を読み同情。自身の身体と魔力をもってセツナを助けることにした。
長い人生をかなり破天荒に暮らしていたらしく、様々なエピソードと諸問題が世界中の其処彼処に残っている。
また、とんでもない量の財産を持っておりそれも全てセツナに引き継がせた。
アルト
セツナに保護された狼系獣人少年。反抗的な奴隷として処分されそうなところをセツナが引き取った。
その後、色々とあってセツナの弟子になる。
獣人と人間の確執がある中で2人の関係はかなり異例のものと扱われ、双方からセツナは差別を受けることになる。この事でアルトは獣人も人間も嫌い。