概要
『グランディアⅡ』に登場するキャラクター。
CV:千葉一伸
人物
リュードの兄で、剣士の村ガーランで最強の剣士といわれた男。
かつては村人から尊敬を集める人物だったが、ある事件を機に豹変。マレッグの故郷の村を潰し、ロアンの王国を襲撃し、各地のヴァルマーの封印を解いて回るようになった。リュードが立ち向かうべき宿敵でもある。
現在の彼には優しかった頃の"兄さん"の面影はなく、村から離れたたった数年のうちに別人と言っていいほどに変貌してしまった。頭には異様な角の兜を装着し、左肩には悪魔のような顔(増殖部位)が出現している。言動も狂気を纏ったものが多く、いかに戦いを楽しむか、破壊を楽しむかだけを考えて行動しているかのようである。
皮肉なことに、リュードと攻撃方法、必殺技がよく似ており、彼がかつての兄であった事実を裏付ける証明となってしまっている。
ゲーム内での性能
使用必殺技
・魔陣剣
強力な威力を持つ全体攻撃。前作の竜陣剣を彷彿とさせる必殺技。
彼を倒すと、リュードが「天魔竜陣剣」が習得可能になる。
次回作(グランディアエクストリーム)では、クロイツが同名の技を使用する。
・鬼哭瞑王剣
単体への連続攻撃。1回斬るごとに分身が出現し、最終的に4体が4方から斬りつけて来る。
リュードの「剣舞・紫電」に近いイメージの技。
・邪角妖襲撃
全体攻撃(自分を中心に広範囲)。戦闘中に武器(魔剣)を破壊されると使用する。
両手を地面に打ち付け、尖った柱<レイジングストームを発生させる技。
本体、魔剣、増殖部位(左肩)の3パーツで構成されており、本体を倒せば勝利となる。
本作では2回の戦闘があり、1戦目はサイラム城の王の間での戦闘となる。この時点ではパーティとメルフィスの間にレベル差がある上、ろくにダメージが通らない仕様になっているので絶対に倒せない。要するに負けイベントである。ある程度戦った後にリュードが「鬼哭瞑王剣」を喰らうと物語が進行するが、普通に全滅するとゲームオーバーになるので注意。「魔陣剣」などの高威力技は何としても阻止しよう。(ちなみに、もし勝利できても経験値などは得られず、負けたものとしてストーリーが進行する。)
2戦目はリュードの故郷、剣士の村ガーランの奥地グレイル山での戦闘となる。今回はちゃんとダメージが通る。本体は上記の必殺技を、剣は通常攻撃だけを行い、増殖部位はステータスアップやダウン効果の補助魔法のみを使う。基本的に脅威なのは本体だけなので集中攻撃で倒してしまってもいいだろう。剣は魔法に弱いが物理攻撃が通らず、増殖部位には物理ダメージがよく通る。剣を破壊してしまうと、「魔陣剣」「鬼哭瞑王剣」を使用しなくなる代わりに、「邪角妖襲撃」を連発してくるようになる上、通常攻撃が回し蹴り(2HIT)から、頭部の角での頭突き(麻痺効果)に変化するので、かえって難易度が上がる。
倒すと「魔剣ヴァルボルグ」を入手できる。
彼の使用していた魔剣……と思われるが、彼の魔剣はメルフィスの墓にしっかり添えられている。また、リュードの剣のグラフィックが変化しないためただ単に別の剣の可能性も……予備品?
仲間キャラクター
リュード / エレナ / ロアン / ティオ / マレッグ / ミレーニア