いりす症候群!
いりすしょうこうぐん
コミックマーケット77にて続編であるいりす症候群!滅が頒布され、2010年2月12日からサイトで配布が開始された。
概要
愛と勇気とかしわもちで有名なカタテマが作ったフリーゲームである。
色のついた「なにか」を同色同士で当てて、得点を稼いでいく。
条件を満たすと、続編的な位置づけのモード「いりす症候群!滅」が遊べるようになる。
いりす症候群!滅について
滅のルールは無印のマイナーチェンジ版と思って良い。
無印(ver2.00以前)との違い
・新鮮なブロックに白ブロックを当てると全部消えるようになった。
・下に「なにか」がついてもしばらくの間は新鮮なまま。
・下から丸い「なにか」が出てくるようになった。非常に重い。
小ネタ
いりす症候群!
ver2.00以降、新鮮な「なにか」に白ブロックを当てると全部消えるようになった(それ以前のverは白ブロックで当てたときだけ消えた)。また、5万点ENDが4万点ENDとなった。
・ゲームの進行具合によってファイルの「photo.png」が変化、txtファイルが増えていく。
・点数をある程度稼いでゲームオーバーになるとストーリーが進む。あるばむの画像は文章付き。
・あるばむを全て集めた後は得点によってエンディングが変わる。バッドエンドを見た後、ゲームを始めるとphoto.pngは元に戻る。
・2万点を稼ぐとエンディングが変わる。
・4万点、10万点を稼ぐと・・・?
・ゲームを12回プレイした後、非アクティブ(別の窓を選択)すると・・・?
いりす症候群!滅
・ゲームの進行具合によって「紙切れ」が手に入る。
・紙切れを6枚集めた後、一定点数及びレベルになるとファイルにtxtファイルが出力される。
・上記の状態で5万点を集めると背景のいりすに変化、Endingが見れる。
・Ending後は無印4万点達成後の変化が無くなる。また、無印10万点の変化も見られなくなる。
・10万点稼ぐと・・・?
・さらにレベル100になると・・・?
登場人物
ストーリー
注意:此処から先はネタバレを多く含みます
いりす症候群!
今作の主人公であるいりすは引越しが多く、友達ができなかった。唯一の友達は小学校の頃飼育されていたうさぎだった。そのうさぎは片耳がなかった。名前は「うーたろう」。他の児童からも人気が無く、彼を自分と重ねあわせていたいりすは触るだけで幸せを感じた。
だがある日、彼は殺され、血溜まりに残った彼の頭部を猫がなめていた。いりすはその猫を・・・以後、彼女は猫に対して憎悪を持つようになった。(タイトル画面放置に出てくる文章より)
時は流れ、大学生になったいりす。うーじ(宇々島智)のノートには猫が自殺してる絵が沢山描かれていた。うーじはただ単にシュールな絵が描きたいだけであり、元ネタであるうさぎを猫に変えただけと思われる。
しかし、それを見たいりすは「彼は自分と同じ志を持っている(猫に対する憎悪)」と思い、頭の中でうーじと付き合い始める。うーじとは実際に話さなかったが、彼女は幸せを感じた。しばらくこの幸せが続いた。無論、その間うーじとは直接話してはいない。
だがそれを邪魔するものが現れる、あげは(安芸)とえど(江戸川)である。うーじと親しくなり、挙句3人で旅行にいってしまう。
それに対していりすは激昂、あげはとえどを す計画を立てる。
内容は自分を含めた4人で旅行に行き、自分が参加した痕跡を徹底的に消して、二人を すというもの。
計画実行のため、3人に近づき親しくし始める。経緯はわからないが、見事彼らと親しくなり、計画実行のために旅行にいくことになる。今作はこの旅行中の出来事を描くものである。
しかし、いりすの気分が変わったため、二人を す計画は中止、持ち出したサプライズパーティをすることなる。(かいまく.txt~いりす.txt、さいきんせきどめがてばなせなくなった.txtより)
旅行に行く前の出来事であるが、あげははうーじの絵を快く思っていなかったのか「猫じゃなくてうさぎにしてほしい」と言ったところ、うーじは自殺する対象をあっさりうさぎにした。(あげは.txtより)
その後いりすは、自分の書いた完全犯罪計画書を焼却、自分が狂っていた、と。
対象はあの猫だけでいいと、えどを対象から除外、あげはだけを すように計画を立てる。
成功した暁には、うーじと二人で夕日を背にしながら、あの素敵な絵を愛でるんだ、と。(さいきんせきどめがてばなせなくなった.txtより)
だが、うーじの描いてる絵は・・・そして・・・。(10万点photo.png、u-tarou.pngより)
いりす症候群!滅
宇々島智が小学生のとき、学校で猫とうさぎが飼われていた。猫はみんなの人気者だったが、うさぎは好かれてはいなかった。
うさぎをかわいそうに思った宇々島は時々こっそりその様子を見に行っていたが、ある時別のクラスの少女がうさぎと遊んでいるのを知った。その少女は猫によって喘息の症状が出るため猫とは遊べず、いつも独りぼっちだった。それから、宇々島は少女とうさぎを物陰から見守るようになった。
ある日うさぎが死んでいるのを見た宇々島は、うさぎが忘れられていくことを恐れ、その死体を破壊して頭部だけをオリに残した。うさぎは一時的に話題に上ったが、すぐに忘れられた。その後宇々島が少女を見ることはなかった。(ゲーム中の文章、ずこうでつかっていた.txtより)
時は流れ、宇々島は大学生になった。興味を持っていた入巣京子が自分のノート(の猫の絵)を覗き見るのを目撃した宇々島は、より強く彼女に惹かれる。入巣との交流は絵を覗き見られるだけの一方的なものだったが、宇々島はそれに満足していた。同時に、宇々島は、入巣に殺されることを望むようになった。
だが、安芸羽鳥と江戸川健が近付いてきたことで交流は中断された。適当に応対していたら教室で近くに陣取るようになり、猫の絵を描く機会も入巣がそれを見る機会も激減したのだ(旅行に行くことになったのも、江戸川の言葉に適当に頷いていた結果である)。苛立つ宇々島は入巣のノートを覗き見、彼女の立てた計画を知る。
その後実際に入巣は三人に近付き、計画通りに江戸川と安芸を誘導、殺害の準備を進めていく。入巣の近くにいられることに宇々島は幸せを感じていたが、同時に入巣の標的を自分に移したいとも考えていた。
そんなある日、安芸に猫の絵について糾弾され、うさぎでも描いていろと言われる。うさぎが自殺する絵を入巣が見たら、彼女は自分に対して殺意を抱くだろう。それからは猫ではなくウサギを自殺させることにした。(じさつうさぎにっき.txtより)
結果的には、そのノートは計画実行中に見られることはなく、秋に再び4人で旅行に行くこととなる。その時に写真にはいりすを含めた4人が写されていた。(Endingより)
小ネタなネタバレ
小ネタなネタバレだが、嫌な人は飛ばすこと
無印4万点による変化が滅Ending後に元に戻る現象
滅のEndingから、いりすがあげはを すのをやめたからと思われる。
滅Ending後、無印10万点の隠し要素が出現しない現象
上記と同じく、計画中にいりすがうーじのノートを覗かなかったため、結局 されなかった。
滅の紙切れの正体
「し゛~.txt」内のノートの切れ端だと思われる。
ネタバレここまで
関連イラスト
ゲームタイトルである「いりす症候群!」、!を半角にした「いりす症候群!」、!を抜いた「いりす症候群」で関連イラストが出てくる。
いりすで検索すると見つけやすい。