概要
ローランド公国公女でナルウィア公国太守ロズオークの孫娘。・・・ではあるが任務開始前のイベントでロズオークの独り言で養子であることが仄めかされている。
レブロンで病の為寝臥せっていたところを帝国軍に追いつかれそうになった義母カテリーナを救出するために、リース率いるシノン公国軍に同行することになる。
そこで市民の避難の説得にあたっていた彼女はその道中で一人の魔術師の青年と出会う。母を含めた撤退が無事終了しナルウィアの街で彼と再会したエニードは、かねてから自身の武器方面の才能に限界を感じていたことから魔術方面に活路を見出そうとその青年、ペルスヴェルに弟子入りすることになるのだが・・・。
ユニット性能
クラスはルークナイト>マージナイト。クラスチェンジの仕方が特殊なキャラの一人。イベントでアルム―トという青年から魔法の歴史の講釈を聞いた後、MAPに参加させてパラメーターの一つの精神を5以上にしてから次の章に突入すること(最速で8章)が必要。精神のノルマを達成するには普通にレベル11以上にして根気よく伸ばすか、レベル6以上で4に到達したところで精神の秘薬を使用して5にする必要がある。
幸い六章には”幽霊部隊”というクリアターンに制限がないうえに自軍の動かし方を調整して敵を小出しにすることが出来るマップがある。そこで出てくる敵を挑発で誘導しつつ片っ端から戦闘不能にし、食堂で”クリームシチュー”を食べた彼女に捕縛させれば6レベルも夢ではない。
パラメータは全体的にあまり伸びない。HPは30に届かないし(ちなみにウォードは初期で38あるし40に届く可能性もある)、筋力防御共に初期値からほとんど育たない。俊敏もそこそこレベルどまり。精神も限界まで育てて10行くか行かないかだが、これはまぁエニードが魔術師としての修業を始めたのが6章任務終了後という本編開始後暫くしてからだったのでしょうがないかもしれない。
今作の魔術師ユニットは全体的に成長が振るわない上に、幸運や”支援効果”での回避が無いので従来作品の感覚で前線に出すと速攻で沈む。そして攻撃魔法の在庫が少ないのでサブ系統魔法に手を出す余裕がない。よって、魔術師の使い勝手は”自身の得意系統の魔法の特徴”と”川獺亭の食事との相性”によって決まってくる。
技能は初期から持っている剣技能とCC後の炎技能がよく伸びる。剣技能の方は本人の筋力が低すぎる上に物理系のスキルを持っていない為宝の持ち腐れ状態だが、今作の炎魔法は射程が0~1と隣接マスにしか撃てないもののほか系統に比べて当てやすく攻撃力も高いので、CCした直後のエニードでも十分に当てることが出来る。
また、隣接マスにしか撃てないということは、逆に言えば「好物の食事効果で”待ち伏せ”スキルを一時的に得られればその章は近接攻撃してくる敵に先制攻撃ができる」ことを意味している。このゲームは先にダメージを与えてしまえばほとんどすべての敵を止められるため、”野兎の蜂蜜ソース”を任務前に食べたエニードは寄ってくる近接系敵ユニットを逆に次々こんがり焼いてくれるだろう。弓や石弓をもつ他の敵を別のユニットで捌けばなかなかの働きをしてくれる。
”精神集中”のスキルで火力を底上げした奥儀魔法のパラスレイアは一発で50以上のダメージをたたき出す。これなら精神が高めな敵の神官や魔法防御を持った装甲兵にもまともなダメージを与えられる。壁ユニットが削った後に出てきて残った敵を掃討する使い方をすれば、最終局面まで出撃させる候補の一人になりうるだろう。