海人(妖怪)
かいじん
[[江戸時代]]の書物『大和本草』や『長崎聞見録』に記載される妖怪。
概要
江戸時代の書物『大和本草』や『長崎聞見録』に記載される妖怪。
記述によればその名の通り海中に棲んでいる妖怪で、髪に毛や髭、そして眉毛があるなど一見すると殆ど人間と変わらない容姿をしているが、指の間には水鳥のような水搔きがあり、全身の肉皮が腰の辺りまで垂れさがって袴の様になっているという相違があるとされる。
また、言葉は通じず、飲食物を与えても口にする事は無かったといわれており、陸地に上がっても数日は死ななかったという。