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明鏡国語辞典の編集履歴

2020-01-28 19:38:45 バージョン

明鏡国語辞典

めいきょうこくごじてん

「大修館書店」が出版する国語辞典。最新版は第二版(2010年)。

明鏡国語辞典とは?

日本語の疑問を解決。表記・敬語・誤用・語法・文法などの解説が圧倒的に多い。新語や俗語も多く、「ショタコン」「ノンケ」「ガチ」「貧乳」「巨乳」「空気を読む」「バグる」「告る」なども掲載されている。用例も豊富で、たまにおもしろい用例に出くわすこともある。「○○ちゃん、萌え!」「祓い給え清め給え!」など。異字同訓の漢字の使い分け(2014年告示)で使い分けが示されていないのは「丸い・円い」のみ。


多くの電子辞書と、一部のスマートフォンに内蔵されている辞書で採用されている。書籍版で、画数の多い漢字は拡大して掲げてあることもある。別冊付録の「明鏡 問題なことば索引」は、辞典と一緒に活用するためにあり、誤用や、敬語、言葉や表記の使い分けなどに関する事柄が簡潔に掲載されている〔解説は辞典を参照〕。非常に便利で、辞典と一緒に活用すれば、その効果は絶大。

なお第二版で、書籍版と電子版では、用例の数が後者より少なくなっている。


既存の語も刷りや年を重ねるごとに、「指定都市」に「熊本(2012年施行)」が追記されるなど、解説が更新されていることもある。2019年に発売された電子辞書でこの国語辞典が搭載されたものは、確認できるものでは新規項目として「山の日」が追加された。

さらに2020年の電子辞書版では新規項目として「令和」も追加された。「ともかく」など、一部の語の用例で「令和」に書き換えられたものもある。


注意

明鏡国語辞典第二版・三省堂国語辞典第七版(両方とも2017年度での最新版)の発行年は、それぞれ2010年・2014年である。前者(明鏡)が誤用と認定していても、後者(三国)が誤用でないとして掲載している用法も、少なからず見つけられる。


【例】明鏡(明)三国(三)

《誤用× 誤用でない○》

  • 二の舞を踏む(明× 三○)
  • 荒げる(明× 三○)
    • 本来は「荒らげる」
  • 的を得る(明× 三○)
  • 「射る」の五段活用(明× 三○)
  • 「敷居が高い」の「程度や難度が高い」(明× 三○)
  • 「(…を)もって」を「もちまして」と言う(明× 三○)
  • 濡れ手に粟(明× 三○)
    • 本来は「濡れ手で粟」

書籍情報〔第二版〕

項目数

約70,000語〔第一版より+4,000語〕


編者

北原保雄


発行日

2010年12月1日(大型版:2011年4月1日)発行

  • 2002年12月1日 初版発行

ページ・価格〔税抜き〕

〔普通版〕1,954ページ(別冊96ページ)

〔大型版〕1,958ページ(別冊96ページ)豪華口絵収録

B6変型判(普通版)2,900円

A5判(大型版)  4,800円


外部リンク

明鏡国語辞典 第二版 - 株式会社大修館書店

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