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遊エルの編集履歴2020/03/15 04:32:43 版
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概要

赤間遊兎一宮エルナのカップリング。

1巻でエルナが演劇部へ体験入部に行ったことから二人の交流が始まる。その後エルナは遊兎含む演劇部メンバーに対抗戦の指導を受けることになった。

その中でエルナは、自分を演技で騙そうとしている遊兔の葛藤に気付く。しかし「全部ひっくるめて赤間君だから」という理由で何も言わず、見守っていた。そして、「自分の演技を見透かした上で傍にいてくれる仲間たちがいる、自分は一人じゃない」と彼に気づかせるきっかけを作った。

無気力クーデター』の1番の歌詞には、そんなエルナに対する遊兎の心情が表われている。

エルナは1年生だが遊兎に対してはタメ口で話し、 エルナがぼけて遊兎がツッコむやりとりが多い。

エルナは遊兎を「キュートな先輩」と思っており、遊兎もエルナに対し冗談交じりの嫌味を言うなど、先輩後輩の垣根を超えて友達同士のような関係。

ただ遊兎はエルナに「黙ってれば可愛い」と言ったり、放課後楽園部の創部祝いのときに他の皆には内緒で演劇部の鍵を渡そうとしたり(エルナがすぐ言いふらしたため失敗)と、意味深な言動も見受けられる。

アニメ版では9話特殊EDにて、遊兎とエルナが背中合わせで座っているカットがある。

遊兎とエルナの表情が見事に対照的で何があった気になるところである。

7巻ネタバレ注意?

中間試戦の準決勝では、遊兎とエルナが戦うことになる。

自分の性格も戦術も読みきっている遊兎にあの手この手で立ち向かうエルナだが、当然一筋縄ではいかず、途中コミカルな掛け合いを連発させながらも緊迫した睨み合いが続いた。

長い消耗戦の末エルナが勝利を掴み取ったが、喜びに浸る前に遊兎の悔しそうな姿を見て、背負うものの重みを痛感する。

しかし試合後、御神楽星鎖と戦うエルナのために遊兎自ら演劇部員を引き連れてアドバイスをしに行く。相手の次の試合の門出を後押すのはそうそうあることではないらしく……

「演劇部と放課後楽園部は姉妹部だから、逆の立場でも私たちは赤間くんを盛り上げに行ったよ!特別!」

「……そういう意味での特別的なのじゃないんだけど、ま、いいや」

……おわかりいただけただろうか。遊エル好きにとってこの台詞はスルー不可避であろう。

その他にも、夏合宿のキャンプでは遊兎が八坂ひみの料理がヤバい事をエルナだけに教えるなど、「これはもしや……?」となる言動がいつにもまして多く見られる。

8巻のネタバレ注意!!!

7巻までの遊エルを経て、最終巻は一体どのような遊エル展開を見せてくれるのだろうかと、待ちわびていた我々遊エル好き達だったが、公式はついに大きな爆弾を遊エル好き達に落としていった……

まず一つ目は、エルナの手作りのデザートをシグレが来る前に遊兎が全て平らげてしまったシーン。

遊兎がエルナの手作りのデザートを食べたということも勿論だが、重要なのはこの時の遊兎の台詞である。

「悪いねシグレさん。俺が残り全部食べちゃったよ。あー、安心して。エルナの作ったデザートはちゃんとまずかったからさ」

と遊兎がシグレに対して言った台詞。

……まずどこから突っ込めばいいのか分からないくらいに、この台詞に遊エル要素がある。

シグレが来る前に残りを全て食べたという点からは、シグレにエルナの手作りを食べさせたくなかったと受け取れ、ちゃんとマズかったという点からは素直ではない遊兎らしいツンデレさも感じられた。

そして、更に注目して欲しいのは、何と言ってもエルナのことを名前、更には呼び捨てで呼んでいた点である。この後そのことについては誰も何も言わない上に遊兎自身もさり気なく言っていたが、このことは我々に大きな衝撃を与えたのは間違いないであろう。

因みに遊兎がエルナを下の名前を呼び捨てしたシーンはこのシーンのみで、以降はいつもの呼び方をしているので、これが単なる打ち間違えなのか、それとも遊兎が意図して言ったのかは不明なままである。

次に、エルナが体調の悪くなった遊兎に、自ら膝枕をしてあげたという遊エル好きが思わずガッツポーズをしたであろうシーン。

当然膝枕をしたという事実だけでも歓喜に沸くが、膝枕をされた遊兎の反応もまたたまらないものであった。

遊兎の熱を測ったエルナはその際に顔が真っ赤遊兎に熱があるのではと思うも、

「一宮ちゃん、俺の顔が熱いのは熱のせいだけじゃない気もするんだけど……」と、熱は膝枕にも原因があると暗に述べたり、「こうやって一宮ちゃんを見ているとさ、悪いものがなくなっていくような気がするんだ」と言い、またまた遊エル好きに衝撃をもたらしたのだった。

他にも、膝枕をしている状態で遊兎がエルナをまっすぐに見つめ、それに対してエルナがドキドキしたり、演劇部のチケットをエルナに手渡ししたり、一瞬のことではあるが遊兎からさりげなく手を握り締め、手を離した後もエルナの手には遊兎の熱の余韻が残されていたなど、ニヤニヤしてしまう点が満載であった。

そしてこれらを踏まえた上で、第三楽章のサブタイトルを是非とも見てほしい。

きっと更にニヤついてしまうこと請け合いだろう。

その次の第四楽章で遊兎に招待された演劇部の公演の時のシーン。

そこでまず、遊兎がエルナに渡したチケットが特別席のものであったことが判明する。

更に公演の途中で遊兎がエルナの手を引きステージ上でダンスを踊ったり、

その時ににゃみりんが遊兎に、もっとエルナに要求したいことがあるのではと言い、

それに対し遊兎は、「う、うるさいな!まだ幕が下りてない的な……にゃみりんもほら、一宮ちゃんと一緒に騒いできなよ!」と誤魔化すなど、どうみても意味深な会話をしていた。

演劇部の打ち上げでは、にゃみりんの台詞から、エルナに公演を一番見てもらいたかったことや、そのために何を言われても特別席のチケットを死守していたという衝撃と歓喜に溢れた事実が判明した。

この事実から、多くの遊エル好きは、遊兎はエルナのことが好きなのでは……?と思ったことだろう。

フィルターを抜きにしても、今までの意味深な数々の言動やにゃみりんの台詞から踏まえて、ほぼほぼ遊兎からエルナへの好意が確定したと言ってもいいであろう。

そしてこれらの他にもいつものように仲の良い掛け合いやからみが多くあるので、ぜひ注目して読んでみてほしい。

また、今回は全体を通して、いつも以上に特にエルナに対して積極的になっていたことから、

今後の展開にますます期待が高まるばかりである。

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