ユリ・フレデリク・エギン
ゆりふれでりくえぎん
SQ(スクエア・ジャンプ)連載中の少年漫画「青の祓魔師」及びそのアニメに登場する奥村燐・雪男兄弟の母親。
ただし漫画では名前のみの登場であるのに対し、アニメ版では物語の重大なカギを握る人物として扱われており、どこまでがアニメオリジナル設定であるのかが判明しない以上、原作での名前(ユリ・エリン)と区別して、アニメ版におけるキャラクターの記事とすることにする。
よって原作の設定とは現在の所、別物と考えて欲しい。
名門エギン家の出身でエルンスト・フレデリク・エギンの一人娘。下二級祓魔師。
当時、任務の途中で仲間と共にサタンに憑依されるが、ただ一人青い焔への強い耐性があった為に生き残る。その後任務地の森にとどまりそこの下級悪魔たちとともに、小屋で一人暮らしをしていたようである。
二千年以上前からの人類の敵であるサタンと心を通わせ、サタンに生きることの喜びを教え、その子供を身籠った人類史上初の存在である。またその言動からサタンと子供達のことを本当に愛していたと思われる。
容姿・性格共に燐によく似ており、悪魔の子を妊娠した罪で正十字騎士団に死刑を宣告されても「悪魔と人は分かり合える。お互いに学び合う所もあるはずだ」と主張し、燐と雪男が物質界と虚無界の懸け橋となることを望んで亡くなった。
16年前の祓魔師大量虐殺事件「青い夜」も「魔女」として火刑に処せられそうになったユリを救うために、サタンが憑依できる肉体を手当たり次第に探したことが原因で引き起こされた事件であり、サタンにとっても特別な女性であったようである。
ただし概要でも述べたが、あくまでもこれはサタンが雪男に語った過去であり、上記の事柄が全て事実であったのかは不明である。サタンがユリを利用した可能性も捨てきれず、もしそうでなかったとしてもこれがアニメ完全オリジナル設定なのか、それとも(番組の尺的な問題で)原作で今後明かされる設定を先取りして放送したのかは、この後の展開次第である。