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仏の顔も三度撫ずれば腹立つ

ほとけのかおもさんどなずればはらたつ

諺・慣用句の一種。「仏の顔も三度」として略される事が多い。特に、「仏の顔も三度まで」とも使用されているが、少しばかり意味が変わってしまっている。

概要

諺の一種、または慣用句。

略す際に使っていた「仏の顔も三度」が変化して使われることが多く、「仏の顔も三度まで」という形でも使われている。

一度や二度の失敗は許しても、何度も繰り返せば許すわけには行かなくなる様子。

右の頬を打たれたら左の頬を差し出す聖人でも三度知らないと嘘を言えば、鶏が鳴き出すのである。

「三度」とは三回に限ったわけではなく、本来「さほど多くない数回」のこと

仏の顔で許してくれるのも、人によって一度や二度、四度もあれば十度もある、全くない時もある。

逸話

なお「即位前、まだ王子だった頃、釈迦の祖国の王族達から侮辱された大国の王が、報復の為に進軍中、偶然にも4回連続で釈迦と遭遇。3回目までは気まずくなって引き返したが、4回目は無視して釈迦の祖国を滅ぼした。なお、釈迦の祖国を滅ぼした7日後に、その大国の軍隊は暴風で全滅。その時に王も死亡」と云う、結構、洒落にならない伝説が語源との説も有る。

なお、こちらの場合は「相手が仏であっても、顔を立ててやるのには限度が有る」と云う逆の意味になる。

ちなみに、大国の王が侮辱された経緯も

  1. その大国の先代の王が、小国だが名門の釈迦の祖国の王族の娘を嫁にしたいと要望。
  2. 一説には、その大国の使者の無礼な態度に釈迦の祖国の王族が怒った為、別の説では、釈迦の祖国の王族は特定の一族とのみしか婚姻出来ないと云うタブーが有った為、王族の娘と偽って、王族の1人が奴隷の女に生ませた「王族の血は引いているが身分は最下層の奴隷」の娘を送り付ける。こんな胸糞悪くなる頓知も、そうそう無い。
  3. そして生まれた王子が母親の生まれ故郷である釈迦の祖国に行った際に、王族達が「何で、奴隷の子供が偉そうにしてんだよwwwww」
  4. あまつさえ、その王子が弓の練習をした場所(釈迦の出身地は弓の名手が多いとされており、王子は母親の実家を訪ねるついでに、弓矢の修行も行なっていた)を「奴隷の子供が使った穢らわしい場所で王族が弓の練習をする訳にはいかない」と土を入れ替える。お釈迦さまもロクデモない親類を持ったもんだ。
  5. 怒った王子様は従者に「俺が王になった暁には、1日に1度、必ず俺に『あの時の屈辱を忘れたか?』と言え」と命令。

と云う、かなりエグい代物。

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