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05Leoの編集履歴2022/05/09 20:42:18 版
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05Leo

れおでもんはーと

05Leoはライトノベル作品「勇者、辞めます」第一巻の黒幕でありラスボスであり主人公でもある。

概要

05Leoとはレオ・デモンハートの本名―というよりは正式名称―である。「勇者、辞めます」の主人公であり、一巻におけるラスボスにして黒幕ともいえる。

来歴

 そもそもの発端は本編開始から三千年以上前、21世紀後半に差し掛かった地球が魔界の侵攻を受けたことに始まる。

 魔王ベリアルは地球の侵略を行い、また魔界で不遇だった下級悪魔などが地球にきて暴れることも多いため、当然だが人類は応戦する。

 だが悪魔は最弱の部類ですら武器を持った人間数人(漫画版の描写から歩兵科レベル)で対応する必要があり、強大な物ともなればそれ以上。結論として人類は一丸となり、当時の技術を駆使して悪魔の能力を参考にした生態兵器を開発する。

 いわゆる黄道12宮に由来するコードネームを付けられたその生物兵器デモン・ハート・シリーズは、経年劣化による死亡がない不老不死であり、またそれぞれがコンセプトに基づいて強大な長所を保有。05Leoのコンセプトは「超成長」であり、交戦した相手のあらゆる能力を模倣し成長、さらには喰らった攻撃に対する耐性も獲得するというものである。コンセプトゆえに当初はデモン・ハート・シリーズでも最弱だったが、三千年以上の経験の蓄積によって間違いなく本作でも屈指の戦闘能力を持っており、後に別のデモン・ハート・シリーズとそうとは知らずに接触した際、ある事情から戦闘が必須と判断した彼女に「問答無用の奇襲暗殺」を選択させたほど(幸い暗殺の専門家たるメルネスを同伴してたため助かった)。魔界に至っては「魔王」が唯一代々受け継ぐ秘術として対勇者魔法なんてものまで用意されているほど。

 作中で出てくる「賢者の石」の正体は、デモン・ハート・シリーズの心臓ともいえる半永久魔力供給装置。マイクロブラックホールを利用して無尽蔵に魔力を供給し続けるアイテムであり、当時最先端技術の結晶かつ機密事項の塊であったためレオ・デモンハートでも再製造は不可能な代物。どんな奇跡も自由自在に起こせるというわけではないが、魔法文明において無尽蔵に莫大な魔力を供給し続けることから、おいそれと他人に渡せない代物でもある。

 その過程で「懸け橋のエイブラット」というおとぎ話の元となったインプのエイブラットとたまたま接触。魔界の事情などをいろいろと聞き出す中、「存在意義が確立されているがゆえに、それを全うし続けないといけなくなる」と心配され、実際に的中したこともあってか彼のことを「先生」の敬称を付けて説明するぐらいには大きな思い出となっている。

 そして先述の通り、エイブラットの懸念は的中。

 三千年間の間、ほかのデモン・ハート・シリーズを失いながらも戦い続けたレオは、いつの間にか人類の危機に立ち向かわないといけないという形に縛られることになる。

 本来ならこういった事態の暴走を防ぐために、設計段階から「人類を守れ」という絶対命令及び、危険な発想をそもそもさせない「思考マスキング」が安全装置として組み込まれていたのだが、三千年間の成長と人類の危機を守るという確立された存在意義に対する一種の強迫観念が思考マスキングを無力化に成功。思考が暴走した結果、エキドナが賢者の石を得るべく人間界侵略を行って我に返った時には、自分以外のデモン・ハート・シリーズを賢者の石以外全て再現し、自分が人類を守るための敵役として製造する一歩手前になっていた。

 事ここに至り、我に返ったレオは自分こそが人類最大の脅威と認識。最大の脅威である自分を滅ぼすとともに、代わりに人類を守ってくれるものとして賢者の石確保以外で人類に危害を加えることを良しとしないエキドナを、賢者の石を託す後継者候補として見定めるために行動する。

 いうなれば勇者、辞めますの序盤は、マッチポンプを意図せぬ形で止めてくれた魔王エキドナに自分の事業を引継ぎさせるために、Leo-05が起こしたマッチポンプじみた自殺未遂である。

勇者、辞めます

 その後、賢者の石関連の情報を明かしたレオは「俺を殺して賢者の石を奪わなければ、人類滅ぼして賢者の石関連の情報全部焼き尽くす」としてエキドナ及び四天王を攻撃。

 当人が「自分を殺させて賢者の石を託す」ために加減していたこともあり、魔王が代々受け継ぐという対勇者魔法によってエキドナと互いに無力化された6秒間で、エキドナに託された四天王の全力攻撃による戦闘不能になる。

 緊急コードで賢者の石による再生を阻害しつつとどめを頼むレオだったが、ここまでやってきた貢献やら嘘が下手すぎるやらで全員から拒絶。とどめにシュティーナに指摘されて試したことで、そもそも思考マスキングと同じように絶対命令も自力で無効化できることにようやく気付く。

 唖然とするレオに対して手を差し伸べるエキドナと、かつて出会ったエイブラットの姿が重なって見えた。

 そしてようやく、05-Leoとしての自分に縛られていたレオ・デモンハートは、勇者を辞めて自分の人生を始めることができたのだった。

関連タグ

マッチポンプ割とシャレにならない規模を二度もやらかしかけている。

魔王エキドナ打倒した魔王であり上司であり、二度のマッチポンプを止めてくれた救世主ともいえる人物。

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