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表サクセス

最初はネット上で遭遇、ハンドルネームは「パカ王子」。リアルが資産家であるため、財力で課金アイテムをばら撒いてゲームを崩壊させるなどの悪行を(本人は悪気無しに)行ってきたためHNをもじって「バカ王子」と周囲には呼ばれていた。なお、本人は濁点と半濁点の区別ができておらず、このことには気付いていない。

HNで王子と名乗っていた他、リアルでも王子のような服装で短髪であることや、一人称が「余」だったため、主人公(12)がリアルで初めて目撃した際に男性と認識されていたが、女性である。

性格は見た目に反して夢見がちで女性らしく、男性と間違われていたことが発覚した時にはあからさまに不機嫌になっていたり、夢を「ドラゴンを倒した白馬の王子に迎えに来てもらう」ことと言って見せたりする。

そのような彼女が王子のような格好をしている理由には、彼女の出自と過去が関わっている。

彼女の出自と過去

彼女の出自は欧州を支配する巨大財閥「カエサリオン」の一人である。ただし、カエサリオン本家ではなく、カエサリオン当主の愛人の娘であり、本家とは基本的に関わりを持っていなかった。

しかし、彼女が11歳の時に母親が病死したことで初めて父親である当主と対面し、カエサリオンの一族であることが発覚する。しかし、その父親始め一族からは非常に冷遇され、まずやったことが遺産の相続を受け取らないことを認める等でまともに付き合ってくれた例外は義姉のディータ、執事の呉殺手(ン・サーソ、中国系)の二人だけであった。

そのような一族の中で生き残るための術として体得したのが「道化である」こと、つまり現在の王子ルックである。

その後、カエサリオンはジャジメント(12現在はツナミと改称)との抗争敗北によって崩壊、一族は全員が捕らえられるが、彼女のみジオット・セヴェルスが「一族の活動に関わっていないから」という判断で見逃し、現在まで生き残っている。なお、彼女の持つ資産はこのカエサリオンの残した資産の一部(ジオットが「彼女の生活用」と接収を見送ったもの)である。

現在と結末

現在は義姉を取り戻すために、「カエサリオンの末裔」として反ツナミ活動に身を投じており、主に資金面でのバックアップを行っていた。

しかし、(よりによってルッカに任せた)作戦の失敗によって資産の全てを失い、主人公(12)の元へと転がり込んでくる。

それでもなお反抗を諦めず、最終的には主人公(12)共々ジオットが実験目的で投入したドラゴン型の生体兵器と交戦する事態に陥る。

この交戦で勝利した場合は、「ドラゴンを倒した王子」である主人公(12)を恋人として、二人で付き合っていることが語られていた。

敗北の場合はジオットに捕らえられ、脳髄のみ培養液の中で生かされるという事態に陥っていることが語られる。

なお、13以降で彼女について触れられていないため、どちらが正史であるのかは不明である。

裏サクセス

パワポケの「裏サクセス」はスターシステムを採用しており、表の世界とは全く異なる人物として登場するようになっている。その中で、彼女はパワポケ12,13で登場している。

パカーディ(12裏)

プハイム王国パカーディ王子として登場、ストーリー上王子と呼ばれるが女性である。王国の中でもそれなりの地位を持ち、王国陸軍の指揮権や警察権の一部を保有している。

主人公(12裏)に魔物の討伐を依頼して以降何度か登場しており、度々主人公(12裏)の隠れ家にも訪れるなど気に入っている様子を見せる。

本編の後の世界では、プハイムを大陸軍国に押し上げた名君となることが語られている。

パカーディ(13裏)

ツンドランド亡命皇女パカーディとして登場。近衛軍人であったジオットのクーデタにより皇帝一族は壊滅し、彼女自身は国を追われツンドランドの敵対国であったグレートクインへ亡命。

当初はグレートクインはツンドランドで内乱を起こさせる際に旗印とするために亡命を受け入れ、生活資金などと与えていた。しかし、ジオットが即座に内乱要因を潰したことに加えてグレートクインの外交方針転換によってグレートクインからも見捨てられることになる。

その後主人公(13裏)に頼み、皇帝一族の隠し財産のうち「ジオットに回収されなかった一部」(ジオットがわざと残したもの)を回収し、それを元手にグレートクイン国内に移住し、花屋を開店して暮らしていた。

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