エフィル(黒の召喚士)

えふぃる

エフィル(黒の召喚士)とは、ライトノベル「黒の召喚士」の登場人物。

概要

ケルヴィンの3人目の仲間となるハーフエルフの少女で、メイドとしてケルヴィン達の身の回りの世話をしている。

街で奴隷として囚われていたところをケルヴィンに買われる。物心ついた時には奴隷に落とされており、両親の顔も見ていない。

「火竜王の呪い」により手で触れたものを自分の意志と関係なく燃やしてしまう体質で、人との関わりが非常に希薄だった。

それ故に呪いを解き、初めて人として関わりを持ってくれたケルヴィンに恩義を越えた好意を感じている。

戦闘時は弓スキルや呪いが転じたスキル「火竜王の加護」により会得した炎の魔法を扱う。

日常では調理スキルで食生活を支え、裁縫スキルで強力な装備品を作成するなどしてサポートしている。

余談だが怒るとかなり怖い。その怒り方も一言も発さず表情で訴えるタイプでケルヴィンもたじろいで即座になだめようとしてしまうほど。

ケルヴィンが拠点にしている街「パーズ」の冒険者ギルドで働く受付嬢の１人。多数の冒険者達から慕われ、隠れファンも多い。

いつも明るく、よく高難度の依頼を受けるケルヴィンに対しては何かと気にかけ、お姉さん風を吹かせている。それ故、ケルヴィンと話すときは仕事中なのを忘れてしまうことも。

また、エフィルにとっては「人生で初めて出来た同世代・同性の友人」でプライベートで一緒に遊びに行くほどの仲となっている。

ケルヴィンのS級昇格試験の際に出会ったエルフの長老。西の大陸で暮らしていた時に村が炎竜王に襲われ、その際に右足を失っている。

エフィルの出自に大きく関わっており、彼女を初めて見たときは「ルーミル」という彼女の母と思しき人物と見間違えた。

故人。見た目はエフィルに瓜二つ。

２０年前、エルフの村を突然襲った炎竜王から自身が炎竜王に嫁ぐことで救った勇気あるエルフ。しかし嫁いでから数年後に遺体で発見されている。