モクダイ
もくだい
概要
イラストレーター:朱交赤成
CV:熊本健太
職業:映像技術スタッフ
パラレルフライト社の正社員の一人で、主人公からは先輩にあたる人物。ヒーロー業以外では主にカメラや映像演出を担当している。
人当たりのいい性格をしたお人好しで、後輩であり記憶喪失の主人公やバイトのアカシなどに親切に色々と説明してくれる。特に主人公にはそれまで自分に後輩が誰もいなかった(そもそも正社員がモクダイ以外に社長のハックルと副社長的立ち位置のライキしかいなかった)ためか、ホームボイスでは先輩風を吹かせている。
重度のオタクであり、ヒーローやヴィランへの知識は凄まじい。そのため大体のヒーローは把握しており主人公達に説明してくれるのだが、話が長くなったり興奮して暴走気味になったりしてしまう(本人も自覚はあるが抑えられない)。その知識の豊富さと頭の回転の速さから素早く状況を判断することが得意であり、喧嘩の仲裁に入ってその場を治めるのが得意。会社内では喧嘩っ早いアカシとスイのブレーキ役になることが多い。
またその見た目からも分かるが食べるのも大好きであり、自分や同僚の行く出張先、旅行先の人気の食べ物を自ら買いに行ったり、お土産として頼んでいる。その大食いっぷりは凄まじく、他の社員、特にデザイナーのスイからは半ば呆れられている。重いカメラを持ち歩いて走り回ったり、ヒーローとして激しい戦いを行っているのに痩せるどころか更に体重が増えていると言えばその食欲が分かるだろう。一応本人にも自覚はあるようで、一時期はコンプレックスにもなっていた。
容姿は丸々と太った獣人型の宇宙人で、体毛の色は緑とクリーム色。その見た目から柔らかそうに見えるが実際はあまり柔らかくなく、種族上恐ろしい怪力を誇り、電子ロックされている扉を捻って引きちぎれる程。
ヒーローに憧れているが、本人はヒーローにはなれないとして諦めている。その理由は…
過去
幼少期は福岡の博多で難民として暮らしており(故郷の星は滅んでいるらしく、モクダイ自身は福岡で生まれたらしい)、貧しいながらも同じように過ごす仲間たちと幸せに暮らしていた。
しかし、突如現れたカイブツの群れによって家族同然だった友達が食べられて死んでしまう。この事がトラウマとなったことに加えて、自身の容姿が自分の考えるカッコいいヒーローとは似ても似つかないという考えからヒーローになりたいという夢をあきらめていた(ちなみにカイブツに食べられた人を覚えていて、尚且つ観測者でもないためヒーローとしての素質があるのは確定的であり、モクダイもその事には気づいていた)。
「もっとヒーローに相応しい心と体の持ち主だったなら……」
「僕は、ヒーローになることができたのだろうか……?」
二章にてかつての福岡に現れたのと負けないぐらいの巨体を誇るカイブツが出現。モクダイは自分達では止められないとして、主人公達に逃げる様に呼びかける。しかし、恐怖を覚えながらもその上で挑むアカシやヒーロー達の姿と主人公の言葉に背を押され、覚悟を決めてヒーローとして覚醒した。