概要
カトリックの葬儀やミサなどで着用されるベール付きの帽子のことで、葬儀で用いられるつば無し帽子のものは、親族しか身につけない正式な喪服であり「トークハット」と呼ばれ区別される。
「モーニングベール」と呼ぶ場合は、頭から被って顔全体を覆うベール単体のことであり、男性の喪服の一部であるシルクハットと異なり葬儀中に脱がなくても良く、ベールの長さは哀しみの深さを表し、故人との間で深い関係にあった者ほど長いとされる。
また一般的に未亡人は黒く長いレースで、未婚者は白いレースをかける地域もある。
なお日本においてカトリック以外には、明治時代に皇室が近代国家として洋装を取り入れた際に、喪服の様式として取り入れられている。