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序幕

グリムパークへようこそ!

そこは古より謳われし英雄たちが集う、

おとぎの王国にして、幾多の物語が交差する楽園。

運命に縛られることなく、思うがままに生きる

ヒーローたちとともに楽しいひと時を過ごす、

最高のテーマパークです!

そんなグリムパークもまもなく開園一周年!

みなさまへの感謝を込めて、

アニバーサリーイベントを開催いたします!

物語の垣根を越えて集結したヒーローたちと一緒に

この記念すべき日をお祝いしましょう!

みなさまのご来場をヒーローと従業員一同、

心よりお待ちしております。

ストーリー

グリムパークへようこそ!

開幕:グリムパーク。そこはおとぎの王国にして、幾多の物語が交差する楽園。一周年を迎えたグリムパークにはたくさんのヒーローたちが集っていた。そんな中、プリンセスの城に向かっていたアリスと赤ずきんはひょんなことから白雪姫と知り合い、ともにプリンセスの城へ向かうことに。一方、アニバーサリー・パーティに参加していた一行だが、そこであるハプニングが巻き起こる。

終幕:ヴィランをけしかけたのはマッド・ティー・クラブの面々、およびパックの仕業だった。エルノアのお仕置きを受け、帽子屋ハッタたちは成敗され、パーティとおとぎのプリンセスを決める、“アニバーサリー・プリンセス・コンテスト”が再開される。一行やヒーローが祝宴ムードに包まれる中、ひとりの男がある陰謀を画策していた。

バンダースナッチ・ゲーム

開幕:パーティの中で、コック長シルバーをはじめとしたコック隊は忙しく働きまわり、アリスや赤ずきん、白雪姫は親交を深める。一行もパーティに馴染んでいたそのとき、グリムパークのオーナー、チャールズ・ドジソンからの電報が届く。そこでドジソンは“バンダースナッチ・ゲーム”の開催を宣言する。日没までに怪物バンダースナッチから逃げなければならない。もしも捕まったら、“ノーバディ”にされる。パーティの参列者が困惑する中、電報を読み上げたチェシャ猫の背後にバンダースナッチが忍び寄る…。

終幕:バンダースナッチを倒した一行だが、まだパーク内には複数のバンダースナッチが放たれていた。さらに会場に入り込んでくるバンダースナッチから逃れるために、ヒーローたちは逃げ始める。かくして、“バンダースナッチ・ゲーム”の幕がここにあがった。

ノーバディ

開幕:城の中を逃げ続ける一行とヒーローたち。バンダースナッチは無限に発生する。さらにゲームに参加しているヒーローたちの中には、“ブージャム”と呼ばれる者も紛れ込んでおり、バンダースナッチを発生させているのだという。“ブージャム”を捕まえない限り、バンダースナッチの発生は止まらない。バンダースナッチを避けて動いていた一行たちだったが、それを嘲るようにバンダースナッチがどこからか現れ、襲いかかってくる…。

終幕:パーク内は混乱に陥り、一行とヒーローたちはそれぞれの逃避行を繰り広げる。シンデレラはジャンヌやドロシー、ラ・ベル、ゲルダとともにある場所へ。そしていばら姫、ホワイティ、眠りネズミはパークはずれの森に迷い、ある人物と出会う。そして一行はアリス、赤ずきん、白雪姫とともにバンダースナッチから逃れ、城外への脱出を図る。そんな中、アリスは一行にある告白をする。アリスはドジソンのことを知っているというのだ。

ドジソンおじさまの謎かけ

開幕:いつもアリスたち姉妹に、おかしな話を聞かせてくれたというドジソンはかつてブージャムやバンダースナッチの話も聞かせてくれたというのだ。しかし、バンダースナッチやドジソンに関することはそれ以上わからない。一行は城の外へ逃れ、“フリント・クルーズ”へとやってくる。一行がサンチョと話している最中、アリスたちは白雪姫のリンゴを一緒に食べようとするが、そこへヴィランたちが現れる。

終幕:ヴィランを締め出した一行は修復が終わった船に乗り込む。このまま日没までバンダースナッチをやり過ごそうとするが、そこへドジソンからのアナウンスが入る。このパーク内のある場所にドジソンが仕掛けたボックスのスイッチを押さないと、さらに100体のバンダースナッチがパークに解き放たれるというものだった。ボックスを仕掛けたのは「冠がついた暗黒の0と2」。制限時間が迫る中、アリスはドジソンの謎かけの答えに気づく。

冠がついた暗黒の0と2

開幕:ボックスが仕掛けられた場所を目指し、一行は“青髭の悪魔城”にやってくる。悪魔城の地下を通ろうとする一行を、城の主である青髭ことジル・ド・レはバンダースナッチの侵入を警戒し、通すことを渋るが、アリスや赤ずきん、白雪姫の説得を受けて、通ることを承諾する。

終幕:プリンセスの城の塔の中では、ラプンツェルやシンデレラたちがバンダースナッチの難を逃れ、立てこもっていた。ドジソンの謎かけについて話し合っていた彼女たちだが、やがて議論はどんどん雑談へと脱線していく。みなが和気あいあいとなる中、ドロシーは謎かけの答えに気づく。

0と2の正体

開幕:一行が目指すのは“シアター・オズ”だった。鬼姫の案内で地下通路を進む一行だったが、そこへファントムが現れる。偉大な音楽家を敬愛するファントムはここで作曲をしているショパンの邪魔をさせないよう、つゆ払いをしていたのだ。そんなファントムをたしなめるモーツァルトだったが、そこへバンダースナッチが現れて…。

終幕:グリムパークの園内を逃げ回っていた白薔薇と紅薔薇、そして羽衣天女。彼女たちがヴィランたちに襲われそうになったそのとき、ドン・キホーテ、ハインリヒ、ヴァルト王子、桃太郎、白の騎士により結成されたクインテット・ナイツ(+ライオン)が現れる。騎士たちの姿に魅了される羽衣天女たちだったが、すぐにクインテット・ナイツはそのまとまりのなさを晒すこととなり…。

ボックスへ急げ

開幕:怪我人が集ったシアター・オズのホールで、クリスティーヌが歌を披露し、ドゥルシネーアや三蔵法師たちが看病している中、一行はボックスの場所を目指してひた走る。襲いかかるバンダースナッチを足止めすることにした一行はアリスたちを先に行かせ、バンダースナッチと戦うことに。

終幕:鬼ヶ島エリアで、『瓦屋』二号店を守ろうとする餡子は延々と和菓子を食べ続ける猪八戒やシェリーに絡まれる。

一方、牛若丸やサヴァン・ギール、カカシ、ニック・ボトムたちの戦いを遠くから眺めながら、モルジアナ、ミール、沙悟浄、リーニャは男たちの批評をしていた。やがて彼女たちはそれぞれの大切な人自慢を始め、険悪な雰囲気になっていく…。

チャールズ・ドジソン

終幕:アリスたちはボックスのスイッチを押し、バンダースナッチが大量に解き放たれるのを阻止する。彼女たちは互いに喜び合うが、そこへチャールズ・ドジソンが姿を現わす。謎めいた言葉を残し、立ち去るドジソン。すると入れ替わるようにアラジンたちが現れる。アラジンの発案で、ランプの魔人を使い、一行は「先生」のもとへ向かうことに。

ブージャムの暗躍

開幕:アラジンたちを取り仕切っていた「先生」、長靴をはいた猫から一行はこのグリムパークのことを聞かされる。ヒーローたちの『運命の書』にも記されていないというグリムパークにはドジソンのほかにもう一人のオーナーがいるのだという。そのオーナーを探そうとする一行だったが、ここにもバンダースナッチが忍び寄ってくる。

終幕:“KAENZANコースター”で孫悟空がミーア、ヘンゼル、グレーテル、ダイナにあることを提案する中、プリンセスの城の塔に立てこもるシンデレラたちはおしゃべりに花を咲かせていた。平穏な時間が流れるが、塔のそばにヴィランたちが近づいてくる。彼女たちは生き残るために戦うことを決意する。

もう一人のオーナー

開幕:バンダースナッチたちに取り囲まれるアラジンたち。だが、そこへゴリアテが現れ、バンダースナッチたちを挑発する。バンダースナッチたちがゴリアテのもとへ集まった隙に、一行と猫たちは逃げ出す。

終幕:一行とアリスたち、そしてアラジンたちが駆け込んだのはとても見覚えのある泉だった。そこで一行はキュベリエと再会する。相変わらずいろんな意味で自由なキュベリエに、呆れる一行だったが、そこでキュベリエはある名前を口にする。ルートヴィッヒ、それがグリムパークのもう一人のオーナーの名前だった。一行は手がかりを得るために、パークのはずれにある森の小屋へ向かう。

それぞれの抵抗Ⅰ

開幕: 一行がルートヴィッヒのもとへ向かっていた頃。

桃華、オデット=オディール、グレシアとタチアナたちはスノー・スケートリンクである作戦を繰り広げる。ヴィランとバンダースナッチを一挙に集め、火薬で吹き飛ばす作戦は成功したかに見えたが…。

終幕:グリムパークの中で、対立するレギアとアルバス。一触即発の空気になる二人だが、そこへ現れたのは愛と“ラァァブ”の伝道師、ヨリンゲルとその恋人であるヨリンデだった。いろいろぶっ飛んだ二人に困惑するレギアとアルバスだったが、ヨリンゲルの放った言葉により、彼らは思わぬダメージを受けることに。それを見て、シャルロットとエメルダは震え上がるのだった…。

それぞれの抵抗Ⅱ

開幕:バンダースナッチから逃げ回るのに疲れたマッチ売りの少女は、天国のおばあさんに会うためにマッチに火を点ける。すると背後から「カツーン、カツーン」という足音が。振り返ったマッチ売りの少女はそこでモルテ卿、魔王インヴェルノ、オーベロンに遭遇する。濃い面々との遭遇に気絶してしまうマッチ売りの少女。三人は少女を介抱しながら、それぞれの子供について話を交わすのだった。

終幕:グリムパークにひとり立つチャールズ・ドジソンはある苦しみを抱えていた。そして自らの目的を果たすために、ブージャムに徹底的にヒーローたちを追い込むように告げる。

終わらせる鍵

開幕:パークはずれの森に来た一行はルートヴィッヒが住むという小屋を探すが、道に迷ってしまう。そんな一行の前に現れたのは、片手剣を持った赤ずきんだった。なぜかルートヴィッヒを知っている赤ずきんは、そのまま森の奥へ進んでしまう。彼女を追って、一行はあとをついていくのだが…。

終幕:キュベリエのもとに身を寄せるアリスは、行く先々でバンダースナッチが現れることから、自分がブージャムなのではないかと思い悩んでいた。そんなアリスを白雪姫、赤ずきんが励まし、三人はさらに強い絆で結ばれる。だがその直後、結界が張られたはずの泉にもバンダースナッチが侵攻してくる。キュベリエはアリスこそがこのゲームを終わらせる鍵を握っていると話し、彼女たちを逃がす。そしてエクスたちにあとのことを託すのだった。

ルートヴィッヒという男

開幕:赤ずきんについてきた一行はある小屋に到着する。そこで一行にある男が呼びかけてくる。その男がルートヴィッヒだと確信した一行は協力を呼びかけるが、ルートヴィッヒは一切の関わりを拒絶しようとしていた。そこへバンダースナッチが姿を現わす。するとルートヴィッヒはどこからかヒーローたちを呼び出す。「俺は『語る』ほうじゃなくて『描く』ほうが専門なのに…」そうぼやくルートヴィッヒだったが…。

終幕:あくまで協力を拒み続けるルートヴィッヒに一行が諦めかけたそのとき、ドジソンがパークにいるヒーローたちに呼びかける。そしてブージャムが本格的に動き出し、隠れているヒーローたちのもとにも次々とバンダースナッチが現れることを宣言した。ブージャムを捕まえる方法はひとつ。グリムタウンの交差点へ行き、大声でブージャムであるヒーローの名前を叫ぶこと。アリスたちの危険を悟ったエクスたちは誰がブージャムか突き止めようとする。すると小屋に引きこもっていたルートヴィッヒがついに姿を現した…。

反撃ののろしⅠ

開幕:次々に追い詰められていくグリムパークのヒーローたち。アラジンたちが事態の打開を考えていたそのとき、ツヴェルクが姿を現わす。そしてツヴェルクはこの事態を打開する手伝いをアラジンたちに持ちかけてくる。

終幕:“ハート・ラビリンス”に集っていた王妃、女王の面々。だが女王が集まってもなにもできず、話し合いは言い争いに終始してしまう。だがツヴェルクが現れ、女王たちにゲームを終わらせる協力を呼びかける。

ほかにもさまざまな場所で伝令を受け取るヒーローたち。ゲームを終わらせる大作戦がいま、始まる。

反撃ののろしⅡ

開幕:リンセスの城の塔に立てこもっていたシンデレラたちのもとについにヴィランたちが襲いかかってくる。必死に抵抗しながらもシンデレラたちが追い詰められようとしていたそのとき、ジャックたちが駆けつけてくる。想い人と再会し、幸せな気分に浸る者たちも出る中、ジャックは彼女たちに協力を呼びかける。

終幕:逃げて回るアリスたちはゲームが終わったあとのことを話す。すると白雪姫は王妃から託されたリンゴを一緒に食べないかと提案してきた。それは白雪姫と彼女を愛する人に幸運をもたらすという魔除けのリンゴ。三人はリンゴを分かち合い、一緒に食べる。すでに固い絆で結ばれていた三人。そして、何気ない会話からアリスはあることに気づく。彼女たちを見守るエクスたちは、こっそりとアリスたちのあとをついていくことに。

ゲームセット

開幕:グリムタウンの交差点へ急ぐアリスたちの前に、『鏡の国』の帽子屋ハッタと三月ウサギが立ちはだかる。グリムパーク永久パスポートにつられた二人は、勝手に盛り上がり始めるが、調子に乗って飲んだ紅茶により、「おなかがエマージェンシィ」になる。それはすべて『不思議の国』の帽子屋ハッタと三月ウサギ、そしてパックの策略だった。この隙にアリスたちはグリムタウンへと駆け出していく。

終幕:グリムタウンの交差点に到着したアリスたち。これまでの手がかりから、誰がブージャムかを悟ったアリスはブージャムの名前を叫び、その人物と対面する。その人物と話をし、別れたアリスたち。

すでにヒーローたちの反撃作戦も始まり、バンダースナッチやヴィランたちも倒されつつあった。エクスたちが勝利を確信したそのとき、ドジソンが姿を現わす。

ストーリーテラーの資格

開幕:アリスたちの活躍により、「話の泉」が満たされたと語るドジソンは急にハイテンションになり、次々とバンダースナッチを生み出し、パークはふたたび大混乱に陥る。ライターズ・ハイになったドジソンを止めない限り、ゲームを終わらせることはできない。一行とルートヴィッヒは協力して、ドジソンに立ち向かうことに。

終幕:ついにドジソンの暴走が止まり、バンダースナッチ・ゲームは終わりを迎える。ヒーローたちは喜びをかわし、ふたたびパーティが開始されることに。その中で、アリス、赤ずきん、白雪姫は永遠の友情を誓い合う。

一行とヒーローたちがパーティを行おうとしていた頃、ルートヴィッヒはパークから去るドジソンを見送っていた。そして「話の泉」が満たされたドジソンは改めて、別の名前を名乗るのだった…。

前回シンボル収集イベント「天に仇なす大猿王
次回キャラクターイベント「クロス・ワールド