オニデレ
おにでれ
概要
『週刊少年サンデー』(小学館)2008年18号より2011年12号まで連載されていた。
あらすじ
今元正は手芸が得意なこと以外はごく普通の中学2年生。正の通う中学校には「鬼頭のサヤ」として恐れられる県内最強の不良、育島紗夜がいた。
彼女は日々、正をいじめているのだ……というのは表向きの話で、実はこの二人、密かに付き合っていた。
正と二人きりの時はデレデレな姿を見せる紗夜。
しかし紗夜は、もしも二人が付き合っていることがバレた時は、「正を殺して私も死ぬ」と宣言する。
そんな二人と、それを取り巻く人々とを描くギャグラブコメディ作品である。
登場人物
今元正(いまもと ただし)
本作の主人公。ごく一般的な中学2年生。密かにサヤと付き合っているが、それを知らない鬼頭衆からは「姉御の行く先々に現れる邪魔者」として目の敵にされている。
鬼頭衆
育島紗夜(サヤ)(いくしま さや)
本作のヒロイン。さいたま王。正と同じクラス(2年A組)であり、鬼頭衆を率いる県内最強の不良少女。通り名は「鬼頭のサヤ」で、歯向かう奴は誰であろうと鬼の如き力で瞬殺。頭に角のようなものがついている。本名は育島・アンジェリカ・紗夜。
鈴音由那(ユナ)(すずね ゆな)
サヤを「姉御」と慕う鬼頭衆剣兵。常に2本の黒い木刀を持ち歩いており不良達からは「双剣のユナ」と呼ばれ、恐れられている。片目に眼帯)、ちょんまげ、学校では背中に「鬼頭衆」と書いた白いコートを着ている上、巨乳にサラシ等、コスプレと間違えられる様な格好をしている。
遊屋三月(ミヅキ)(あそびや みづき)
お菓子とクマが大好きな鬼頭衆遊撃兵。外見同様、性格も子供っぽく、和食を食べる時箸を使わずスプーンとフォークを使って食べたり、相手の言う事がわからない時は「う?」と言う。喧嘩は由那と互角にわたり合えるほど強い。
秋塚百々(モモ)(あきつか もも)
無口でクールな鬼頭衆隠密兵。「参」と書かれたバンダナをマスクのように着用している。その無口さゆえ、何を考えているのかはサヤですらよく分からない。サヤの周辺人物の中で唯一正とサヤが付き合っていることを知っていた。
生徒会
木下留男(きのした とめお)
虹ノ瀬中学校の生徒会長。生徒会の仕事そっちのけで不良の更生に命をかけている。今まで999人の不良を更生させてきており、1000人目としてサヤを更生させようと鬼頭衆と対峙する。
虹ノ瀬咲(サキ)(にじのせ さき)
虹ノ瀬中学校の生徒会会計。虹ノ瀬中学校の理事長の孫でもある。
最近、大根のように足が太くなってきた。ミヅキと正のお母さんからは「むち子」と呼ばれる。
夜又修(やまた しゅう)
虹ノ瀬中学校の生徒会書記。主夫なので、メモにはチラシの裏を使ったりと、とにかく節約する。クールな性格であまり喋らない。実は本職はおばけハンターである。