闘いの挽歌
たたかいのばんか
概要
サイドビュー形式のアクションゲーム。プレイヤーキャラクターと敵キャラクター達は当時としてはかなり大型で見栄えのするグラフィックが用いられている。
それとは対照的にゲーム内容は非常にシンプルかつストイックであり、ステージにはギミック的な要素はほとんど存在せず、プレイヤーを脅かす要因はもっぱら敵キャラクターからの攻撃である。
主人公の攻撃方法は剣によるものだけであり、敵からの攻撃の防御は盾で行う。ただし、素手にさせられる要素は存在する。
このような「攻撃・防御の駆け引きによるキャラクター同士の戦闘」を主軸に据えたゲーム性には、後の『ストリートファイター』や『ファイナルファイト』といったヒット作へのルーツがうかがえる。
ルール
8方向レバーと2つのボタン(プレイステーション2版ではジャンプボタンを含む3ボタン)を使って、主人公「リュウ」を操作する。2つのボタンの効果は武器を持っているときは「剣を振る」と「盾で防御」だが、素手になると「パンチ」と「キック」に変更される。
全6ステージ&2周構成となっており、合計12ステージ。ちなみにファミリーコンピュータ版では2周目は無い。
画面の左右から迫ってくる敵を倒して進む。各ステージの最後にはボスが待ち構えており、倒せばクリア。
プレイヤーには体力ゲージが存在しており、攻撃を受けることで体力が減っていく。体力を回復させるにはステージクリアか、時々登場する回復アイテム(翼の生えたハート)を取るしかない。
体力が全て無くなるか、タイムオーバーで1ミスとなる。3ミスでゲームオーバー。ただし、コンティニューすると一定のポイントからゲームが再開する。
ファミコン版の違い
2周せずにエンディングを迎えることが出来る。
VSモードが追加されている。
その他の話題
シルフィーの通常技に、この作品の名前のものがある。
ゲーメストの通販コーナー、まるゲ(正確には○の中に「ゲ」の文字が入っている。)屋の吉崎観音四コマ漫画にて、このゲームの主人公がカプコンゲームの初代の「リュウ」である事が判明している(二代目は必殺無頼拳、三代目がストリートファイターシリーズ、四代目以降はブレスオブファイアシリーズ)。