人形の森
にんぎょうのもり
「蓬莱人形」に収録された楽曲の1つ。
ストーリー
c62版
楽園は、僕らが住むにちょうど良い建物を用意してくれた。森の奥にある古びた洋館は、いつでも僕らを受け入れてくれる。でも、いつもなら大量に用意する食事も、いつもの半分で済んだ。
正直村の僕らはいつのまにか半分になっていたのだ。
c63版
雨が止まない。
私がこの家に迷い込んでから、一度も太陽を見ていない。
もう何日経つんだろう。
人形はしきりに話し掛けてくれる。
僕は、人形の首をはねた。 雨が止んだかの様にみえた。