概要
誰にでも当てはまる事にもかかわらず、あたかも自分だけが当てはまるように思い込んでしまう現象のこと。占いや心理テストなどでよく用いられており、血液型占いや星座占いが当たっているように感じるのはバーナム効果によるものと言われている。
例をいくつか挙げると
「時間にルーズ?」との質問にYESと答えたら「のんびりや」に決まっており、「あなたはのんびりやですね?」と聞けば外れるわけがないし
「嫌なことを後回しにしがち?」にYESと答えたら「面倒くさがり」に決まっているのだから「あなたは面倒くさがりなところがあるみたいです」といえば当たって当然である。
また、40近くの者に「あなたのご両親お身体を悪くしてませんか?」と聞いた場合、40代の者の親など60以上に決まっているのだからそりゃどこか悪くて当然だし
辛そうな難しい顔をしている者に「重大な決断をしようとしてますね?」と聞けば、どんなくだらない悩みだろうと「本人にとっては重大だから悩んでる」のだから重大な決断をしようとしてるに決まってる
というような感じ
ピタリと言い当てられたからと言って観察眼が優れているとは限らないし、まして未来が見えたり、心が読める訳がない。
知らんやつに言い当てられたら「それだけ分かりやすかった」だけである。
占い、心理テスト以外では、叙述トリック、マジックワード、物事全体の都合のいい部分のみを抜擢して都合の悪い部分は話さないハロー効果との融合(自分の自慢話をするぐらいなら叩かれないが、比較対象の嫌いな他人の都合の悪い部分のみを羅列したりあったはずの利点を省略したりする話し方が叩かれやすい)、同じ日本語のうちの最も得(損)する解釈を選択して自分だけに都合良く話を勧める方法(○○とは言っていない)にも利用されやすい。