アイアンファミリア
あいあんふぁみりあ
あらすじ
異能を持つ人造人間「ホムンクルス」が違法に製造され悪用される時代。
鉄の特性を持つホムンクルステツヲは犯罪組織に拾われて生きてきたが、抗争により育ての親を亡くす。
行き場を失った彼を救ったのは、ホムンクルスたちが共同生活を送る「蜂須館」のミコトという女性であった。
新たに生きる目的と仲間を得たテツヲは、ホムンクルス事件の制圧任務に就くことになる。
登場キャラクター
- テツヲ
鉄の特性を持つホムンクルス。ある男が死んだ息子に似せて作ったが、鉄の体ゆえに愛されず、売られた。
- 蜂須ミコト
蜂須館の館長。距離感が近く、過保護ぎみ。
- シロー
蜂須館のメンバー。犬の特性を持つホムンクルス。
敬意を重んじ男気溢れる性格。
- カレン
蜂須館のメンバー。花の特性を持つホムンクルス。
気が強く苛烈な性格だが、仲間意識は強い。
- クレコ
蜂須館のメンバー。芋虫のような見た目のホムンクルス。館で一番キュートを自称する。
- マジマ
親に売られたテツヲを育てた男。犯罪組織のメンバー。
用語
- ホムンクルス
16世紀、スイスの医学者パラケルススによって生成された人造人間。それぞれが特殊な能力を持つ。
生成のレシピを読めば誰にでも造れるが、現在は国際法によって禁止されている。
レシピの最初の4冊は「原本」と呼ばれ、所在不明。原本から複写されたレシピは「写本」と呼ばれ、現在出回っているものはほぼ全てこちら。写本から更に複写したものは効力を持たない。
生殖能力は持たないとされるが、性器はある。
- 蜂須館
正式には「特務養護訓練施設中部支部」。ホムンクルス福祉法に基づき行き場のないホムンクルスたちを引き取って共同生活をさせている公の機関。
対ホムンクルス専用の治安維持装置としての役割も持ち、ホムンクルスが関与する犯罪の解決が義務づけられている。検挙数のノルマが課せられており、未達成が続くと存続の余地なしと判断され解体されるため、住人たちは自分たちの有益さを示し続けるために奮闘している。