概要
週刊ヤングジャンプで2023年48号(10月26日発売)から連載されている漫画作品。
作者は竜丸。
単行本は集英社のヤングジャンプコミックスから発売されている。
2024年10月時点で既刊3巻。
あらすじ
異能を持つ人造人間「ホムンクルス」が違法に製造され悪用される時代。
鉄の特性を持つホムンクルステツヲは犯罪組織に拾われて生きてきたが、抗争により育ての親を亡くす。
行き場を失った彼を救ったのは、ホムンクルスたちが共同生活を送る「蜂須館」のミコトという女性であった。
新たに生きる目的と仲間を得たテツヲは、ホムンクルス事件の制圧任務に就くことになる。
登場キャラクター
蜂須館
- テツヲ
鉄の特性を持つホムンクルス。ある男が死んだ息子に似せて作ったが、鉄の体ゆえに愛されず、売られた。
- 蜂須ミコト
蜂須館の館長。距離感が近く、過保護ぎみ。
- シロー
犬の特性を持つホムンクルス。敬意を重んじ男気溢れる性格。
- カレン
花の特性を持つホムンクルス。気が強く苛烈な性格だが、仲間意識は強い。
- クレコ
芋虫のような見た目のホムンクルス。館で一番キュートを自称する。
- ダイアナマイト
ニトログリセリンの特性を持つホムンクルス。蜂須館のOG。
子供好きで、後輩をかわいがることが何よりの悦び。
ヤカイ
犯罪勢力。夜に活動するメンバーで構成されている。
- ウカク
梟の特性を持つホムンクルス。ヤカイの序列一位。特定危険指数5に属し、他と次元が違う実力を持つ。
- イエナブッチー
ハイエナの特性を持つホムンクルス。ヤカイの序列二位で、ウカクには劣るが相当の実力者。
尾張テールタウン
- フジイ
自警団の団長。
- ハルリ
ガラスの特性を持つホムンクルス。フジイの部下。
- センジュ
- パンサ
- ピーティ
フジイの部下たち。
特務施設東京本部
- アンドウ
溶岩の特性を持つホムンクルス。
その他
- マジマ
親に売られたテツヲを育てた男。犯罪組織のメンバー。
用語
- ホムンクルス
16世紀、スイスの医学者パラケルススによって生成された人造人間。それぞれが特殊な能力を持つ。
生成のレシピを読めば誰にでも造れるが、現在は国際法によって禁止されている。
レシピの最初の4冊は「原本」と呼ばれ、所在不明。原本から複写されたレシピは「写本」と呼ばれ、現在出回っているものはほぼ全てこちら。写本から更に複写したものは効力を持たない。
生殖能力は持たないとされるが、性器はある。
- 蜂須館
正式には「特務養護訓練施設中部支部」。ホムンクルス福祉法に基づき行き場のないホムンクルスたちを引き取って共同生活をさせている公の機関。
対ホムンクルス専用の治安維持装置としての役割も持ち、ホムンクルスが関与する犯罪の解決が義務づけられている。検挙数のノルマが課せられており、未達成が続くと存続の余地なしと判断され解体されるため、住人たちは自分たちの有益さを示し続けるために奮闘している。
- テールタウン
日本各地に点在する貧民街の内、不法移民や公的登録のないホムンクルスが多く居住する地域。
公的権力が立ち入れない無法地帯で、犯罪都市となっているが、その多くは黙認されるため前科はつかない。