あらすじ
ゴルトフルーエのエイラ姫は、隣国のロートフェルゼへと嫁ぐことになった。夫となるアロルド王子とは、政略結婚ながら互いに好意を抱くが、王子は異性の血を飲めない吸血鬼であった。吸血鬼の一族が支配する国へ嫁いだエイラ姫とアロルド王子の運命の物語。
主な登場人物
ロートフェルゼの人物
エイラ
ゴルトフルーエの出身。政略結婚で、ロートフェルゼのアロルド王子に嫁いだ。控えめだが芯のある性格。
アロルド
第一王子。元は人間だったが、レナルトにより吸血鬼にされる。穏やかで紳士的な性格。
ダグラス
第二王子。レナルトとデリーシアの実子であり、生まれながらの吸血鬼。実子である自身を差し置いて、アロルドに王位を継がせようとするレナルトに反感を抱いている。
レナルト
ロートフェルゼの国王で吸血鬼。とある理由から、実子ではないアロルドを次期王位継承者にと考えている。
デリーシア
レナルトの妃で吸血鬼。元は人間だった。実子であるダグラスに王位を継がせたいと思っている。
ロロン
猫の獣人。エイラと一緒にロートフェルゼへやってきた。
ゴルトフルーエの人物
エリアス
エイラの双子の兄。
ゲハイムニースの人物
ザハリア
ゲハイムニースの王。過去に父と兄が暗殺されたことがトラウマとなり、他人との接触を非常に警戒しているが、ゲハイムニースを訪れたアロルドとエイラに興味を持つ。
ラウナ
ザハリアの妹。術陣の才能がある。
ユリヤーナ
ザハリアの寵臣である優秀な薬師。洞察力に優れ、アロルドとエイラが吸血鬼であることに気付いた。研究熱心で行動力がある。