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償いの編集履歴2025/02/01 17:57:23 版
編集者:戦場の新人
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償い

つぐない

償いとは、故意・過失などにより相手に与えた損害や損失を埋め合わせをすること。またはさだまさしの曲の一つ。

※本項では、さだまさしの曲について解説

概要

1982年に発表されたさだまさしの曲の一つ。アルバム『夢の轍』に収録されており、知人の実話を元に作られている。

この曲の歌詞は、ある男性の目線で語られており、男性の職場に「ゆうちゃん」という同僚がおり、彼は給料日で給料を受け取るとすぐに郵便局へ行くため、他の同僚から貯金が趣味のしみったれた奴と飲み会で小馬鹿にされるが、ゆうちゃんは笑って流していた。だが、男性はゆうちゃんが郵便局へ行く理由を知っていた。実は、ゆうちゃんは過去に過労による不注意で一人の男性を轢死してしまった。その遺族である男性の妻に「人殺し」と罵られながらゆうちゃんは土下座して深く謝罪していた。それからゆうちゃんは人が変わったようにひたすら働き、給料を遺族の妻とその娘に送金し、真摯に償いをし続けていた。

ある日、ゆうちゃんの元に初めて男性の妻から手紙が届き、妻からゆうちゃんの真摯な気持ちは十分伝わり、送られた手紙を見ると夫を思い出して辛いからもう送るのを止めて自分の人生を歩んでほしいという手紙だった。ゆうちゃんは男性の妻から許されたことよりも初めて手紙の返信を受け取ったことに号泣し、ゆうちゃんはこれからも送金し続けて償い続けるだろうと男性は語っている。

曲は非常に重々しい音楽と歌詞の内容となっているが、過失とはいえ一人の人間を殺めてしまい、それからはひたすら働いて稼いだお金を遺族へ送金して償いの日々を送り、遺族から許しの手紙を受け取ってなお償いを続けるという、本当の償いについて改めさせる内容となっている。

裁判官が不良少年たちに

2001年に、東京都の電車内において、泥酔した銀行員の男性に絡まれて口論となった少年4人が降ろされた駅で喧嘩となって4人は暴行の末に倒れた男性を放置し、くも膜下出血で死亡させるという事件が起きた。

後日出頭した4人のうち、主犯格となった2人が傷害致死罪に問われて逮捕される。裁判で、2人は口では反省していると述べながらも、裁判中の被害者に非があるという主張や淡々とした態度や発言から、真に事件に向き合い反省しているかどうか疑問を抱く態度を繰り返していた。

翌年の

2002年に、少年2人に対して実刑判決が下された。判決理由を述べあげた後、裁判長は被告人2人に対し「唐突だが、君たちはさだまさしの『償い』という唄を聴いたことがあるだろうか」と切り出し、「この歌のせめて歌詞だけでも読めば、なぜ君たちの反省の弁が人の心を打たないか分かるだろう」と説諭を行った。

このことをマスコミに取り上げられたことで、「償い」という曲の知名度が上がった。

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