Dynamix
だいなみくす
本記事では、2014年にリリースされた「Dynamix」について言及する。続タイトルのDynamix Universeについてはこちら。
概要
現在は台湾に拠点を構えるC4Cat Entertainment Limitedによってリリースされた基本無料の音楽ゲームアプリ。
2014年にリリースされ、現在もアップデートが続いている古参タイトル。
他の音楽ゲームとは大きく異なり、ストーリーが一切無い代わりに500を越える曲数と1000を越える譜面がある。
特に同人楽曲が数多く収録されており、新人コンポーザーの発掘場所としてもよく知られている。WACCAの「フリーフォール」等を代表曲とするZekk氏や、SOUND VOLTEXの「Xb10r」等を代表曲とするAoi氏もこのゲームから飛び立っている。
ゲームシステム
三方向に流れてくるノーツを叩くだけのシンプルなゲーム。
ノーツの種類は3つとシンプルながら、三面落下システムと制作者の自由な発想を活かした非常にユニークな譜面が数多く存在し、その難易度は音楽ゲームの中でもかなり際立った方だと言える。
難易度
大きく5つが存在する。
初心者向けの「CASUAL」
次に簡単な「NORMAL」
Dynamixらしさを感じてくる「HARD」
複雑な配置が増えてくる「MEGA」
三面落下を存分に生かした「GIGA」
がある。前者3つの難易度は2本指で全てPERFECT可能な「NORMAL」という区分に、後者2つの難易度は複数本の指で取ることを前提とした「EXTRA」という区分にカテゴライズされている。また、楽曲によってそれぞれどの難易度がどのような組み合わせで存在するかが異なる。
ノーツ
- Tap
最もシンプルな青いノーツ。タイミングよく叩くのみ。
- Hold
押し続ける黄色いノーツ。タイミングよく離す必要はないが、早く離しすぎると減点される。他のゲームのように曲がることは全くない。
- Slide
赤いノーツ。判定に触れる時に押してさえいればPERFECT。
左右レーン
左もしくは右側レーンの種類。譜面ごとに組み合わせが異なる。
- Tap/Hold
TapとHoldのみが降るレーン。下側と同じ見た目のラインをしている。
- Slide(Slider)
Slideのみが降るレーン。通常とは違いラインの上にツマミが1つくっついており、これを動かしてSlideを拾う必要がある。DynamixをDynamixたらしめる要素の1つであり、非常に曲者。
楽曲システム
楽曲の入手方法は、おおよそ「Rank解禁」「パック購入」「イベント交換」に大別される。
- Rank解禁
楽曲をプレイして得られる経験値を貯めてプレイヤーRankが上がると解禁される楽曲。最初のレベルキャップは30で、Premium Versionを購入すると200まで引き上げることができる。
- パック購入
定期的にリリースされるパックを直接購入する事で解禁される楽曲。1パック490円/4曲。(一部例外)
ArcaeaやRAVON、Paradigm: Reboot等のコラボ曲が収録されたパックも存在する。
- イベント交換
Eventをプレイして得られるゲーム内通貨「Frag」で楽曲を交換するシステム。毎日遊び続ければ理論上全てのEvent楽曲が無償で交換できる。Dynamixに存在する楽曲のほとんどがEventによる交換である。(詳しいシステム)
キャラクター
Eventの報酬やShopから購入する等で手に入る、ゲームを手助けするシステム。対応する楽曲のジャケットに描かれたキャラクターのデフォルメイラストが非常に可愛らしく、これも相当な数が存在する。
「獲得EXP量」「ゲージの易化/難化」のみに関わるので、手持ちの有無で大きく差がつくものではない。
またそれぞれモーションや動きがちょっと凝っている。眺めているだけでも楽しい、Dynamixの隠れた魅力。