束祓つかさ
束祓つかさ（つかはら つかさ、Tsukasa Tsukahara 1985年（昭和60年）5月3日-）は、日本の作曲家、編曲家、ピアニスト。 福島県いわき市生まれ。東京都立芸術高等学校音楽科卒。身長173cm。54kg。
人物
家族構成は、父、母、姉、弟の5人家族であり、自身は長男である。 4歳からクラシックピアノを母の薦めで始める。 当時から天才と呼ぶ声が高く、後に私立国立音楽大学附属中学校、東京都立芸術高等学校のピアノ科に進む事になる。 中学時は全く楽譜も読めず、与えられた曲のCDを購入し聴いた通りに弾いていた。 聴音でも音符は勿論、ト音記号すら書けなかった。 結果、中学2学年終了と共に公立中学校に転校した。 中学3年時に外部でソルフェージュを初め聴音、和声楽等を習う。 ものの1ヶ月で聴音をマスターし東京都立芸術高等学校に入学する。 高校時、この時期から束祓の人格構成、音楽性が大きく変わる事になる。 在学中にハンガリー国立リスト音楽院への留学許可がおりたが自ら辞退している。 高校生活では束祓が奏でるクラシックに殆どの講師達から賞賛の声があがり、一目置かれた存在であった。 1学年時には全日本ジュニアクラシック音楽コンクールで第2位（1位無し） 2学年時に行われた校内選抜オーディションに合格。セルゲイ・プロコフィエフ作曲「悪魔的暗示」を披露し聴衆を驚愕させた。 この頃から束祓自身はプレッシャーや重圧などに苦しめられ誰とも喋らなくなる。 そんな時洋楽歌手スティングの曲と出会い、今後の作曲の道に進む事になるきっかけとなる。 3学年時のピアノ専攻テストでもイサーク・アルべニス作曲「イベリア」から第3巻よりエル・ポロを演奏し高い評価を受けた。（全日本ジュニアクラシック音楽コンクール入賞者披露演奏会でも同曲を披露している。2002年） 同年、ハンガリー国立リスト音楽院の留学許可がおりたが精神的理由から自ら辞退した。
スタイル
曲製作の時間は特に決まっていない。
元々自ら詞を書き楽曲を作り本人が歌うシンガーソングライタースタイルだった。 が、本人が望む声量が無かった為このスタイルは辞めインスト音楽を作るスタイルに転向した。 そのきっかけが北野武監督「あの夏、いちばん静かな海」の音楽を手掛けた久石譲との出会いである。 自分が作った楽曲を自分自身でピアノで弾く今のスタイルを確立したのは束祓が19歳の時である。自分の楽曲を他人に弾かれるのをとても嫌がり度々当時の所属事務所と揉めていた。
趣味
好きなものは、漫画は清野とおるの「東京都北区赤羽」、楳図かずおの「洗礼」、御茶漬海苔の「恐怖実験室」、手塚治虫の「ブラックジャック」など。映画は「パッチ・アダムス」、「愛を読むひと」、「縞模様のパジャマの少年」、「NINE」、「海の上のピアニスト」、「ベルヴィル・ランデブー」他。服飾はアチーバ、フェノメノン、ダブルスタンダードの服を好んで着ている。アクセサリーはトルクアータが好きで結婚指輪はジュエリーデザイナーに作ってもらっている。好きな食べ物は蕎麦。お笑い好きでもあり、ダウンタウンは尊敬している。 松本人志扮するキャシィ塚本は大のお気に入りで「掃き溜めにプール」という曲を作った程である。
音楽性
スタイル確立初期の楽曲（1stアルバム収録曲、22歳～23歳頃まで）は人を圧倒させる為の楽曲作りをしていた為と歴代のクラシック作曲家はどんなに難しい楽曲でも自分で作った作品（ピアノ曲）は自分で弾いてたのにという嫌味からクラシック色を残した旋律重視と技巧的のものを取り入れた楽曲を製作、演奏していた。 結婚を機にクラシック色は無くなり、旋律と表現リズム重視になる。 根本的に残っているのは過去のトラウマであり束祓の内面を表現していることである。 久石譲に続く才能かとネットに書き込みされたことがあるが、束祓の音楽は陰に部類され久石譲の音楽は陽に部類される傾向がある。 スティングの他に感化されたアーティストはプラシーボ、エリック・べネイ、フル ブラウン ローズ、ニルヴァーナ、エンニオ モリコーネ、久石譲、大野雄二など。
現在
2008年1月23日、当時所属していた及川音楽事務所とファーストディストリビューション、徳間クラウンから「CRASH OF WALTZ」で全国デビュー。 事務所と揉め事があり2012年ホームページから束祓の名前が消えた。 今日現在まで活動休止中であるがTwitterで本人の呟きから2013年5月にレコーディングを開始する旨が伝えられた。
