概要
「あんバターパン」とは、餡と薄く切ったバターをパンに挟んだもの。
後述する小倉トーストを源流に持つといわれ、昭和後期にはコッペパンの具材の一つとして密かに市民権を得ていた。その後1996年に木村屋があんパンの中にバターを入れる「あんバターパン」を発売し話題を呼ぶ。2017年ごろに韓国でメインイラストのような形式で流行し、2021年ごろからこれが日本にも逆輸入され流行するようになった。
パン以外にも挟むなどのアレンジもあり、pixivでも様々なものに挟んだイラストがみられる。
さらに、あんバターのみを瓶詰めした商品も出ている。
小倉トーストとの違い
日本でも似た料理に、名古屋めしとして小倉トーストがある。実際、あんバターパンは名古屋発祥の喫茶店チェーン、コメダ珈琲店の小倉トーストの影響を受けているとも言われる。
しかし、小倉トーストはバターないしマーガリンをパンに塗った上に餡を乗せるが、あんバターは餡とそのままのバターを挟むという違いがある。
余談
実は、青森にも「あんバター」という料理がある。1955年に生まれたもので地元で親しまれているという。しかし、小倉トーストやこのあんバターとの関係はないらしい。