概要
いつか降る雪のバッドエンドの一つ。
サナトリウム内で主人公と博士が対立し、羽村まことは人質として博士に監禁されていた。交渉は決裂し、自暴自棄になった博士はサナトリウムに火を放つ。
主人公はまことを救出するために、ガラスを割ろうとするがまるで歯が立たない。
脱出できないまま死を察した彼女は、主人公に最後の言葉を伝えようとするが、ガラス越しに声を伝えることができないため「やっぱり神様なんていなかったね」とスケッチブックに書き主人公に見せるのであった。
このシーンでは主人公がガラスをこじ開けようと叩き続けたため、彼女の位置に重なるようにガラスに血がついており、それも悲壮感を一層強くしている。
炎に包まれる女の子と「神様なんていない」というセリフのため、非常にショッキングなシーンとなった。
ただ、当時はこのシーンの強烈な話題性から、この画像1枚だけがネット上に出回ってしまい、
「主人公が火事で閉じ込められて、血まみれでガラスを叩く様子を、幼女がスケブで煽っている」ように見えてしまうという(ドMの方にとってご褒美な)誤解もあった。
余談
実際にプレイすると分かるが、このエンドにたどり着くことは難しい。
意味不明なフラグ管理のため、ピュアエンドにもバッドエンドにもならないことの方がはるかに多い。
この作品より以前に公開された映画「コン・エアー」にて、希望を断たれ、敵に追い詰められた挙句主人公を庇って敵の銃弾に倒れた主人公の友人が「やっぱり神様なんていないんだ」と言うシーンがある。
その際主人公は「神はいる。俺がそれを証明してやる」と切り返し、怒涛の猛反撃を開始。本当に神の実在を証明するかのような痛快な大逆転劇の後、二人とも無事生還を果たした。
セリフ以外何の共通点も無い作品ではあるが、「いつか降る雪」のこのセリフでトラウマになった人は「コン・エアー」でトラウマブレイクしてみるのも一興かもしれない。「神はいる。俺がそれを証明してやる」。
なお、スケッチブックを持った女の子といえば「知ってるがお前の態度が気に入らない」も有名であるが、エロゲが元ネタであるという共通点以外は両者に関連性はない。