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アブラナ科

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あぶらなか

双子葉植物アブラナ目に属する植物の一群。花は4枚の花弁が特徴で、古くは十字花科と称された。

概要

双子葉類アブラナ目に属する植物の分類群。菜の花に似た、4つの花弁のある十字型の花(多くは黄色い花白い花ムラサキハナナのように紫の花をつける種もある)を咲かせるのが特徴で、古くは十字花科と呼ばれた。葉は互い違いにつき、表面にしわがあり、基部が茎を抱く。葉や茎、根、花や蕾等を食用とする野菜や、種子を搾ってを取る商品作物として栽培されるものが多い。同じアブラナ目に属するフウチョウソウ科と近縁で、分類体系によってはこれもアブラナ科に含めていることがある。

草食動物からの防御手段として辛味のあるイソチオシアネート類を含み、人間が大根やワサビなどの辛味を香辛料として利用する。人には無害であるが、山羊には大量の摂食は禁忌である(これらの動物は辛味の強い部位はあまり好んでは食べないと思われるが)。アブラナ科の植物は人間のほか、モンシロチョウなどの一部の芋虫が好んで食べるが、これらの昆虫はイソチオシアネート類に耐性がある。

アブラナ科のうち、カブ・アブラナ・キャベツ・カラシナなどのアブラナ属は変種が多いが、同属の植物とすぐ交配してしまうので自家採種が難しい。白菜が日本に江戸時代から伝わっていたのに野菜として日本に定着するのが遅れたのは、すぐに他のアブラナ属植物と交雑してしまうためであった。

アブラナ科に属する植物

アブラナ属(Brassica)に属するもの

ヤセイカンランの変種Brassica oleracea

カラシナとその変種Brassica juncea

ラパ種に属するものBrassica rapa

その他のアブラナ科植物

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