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イェソド

いぇそど

イェソド(Yesod)とは、カバラにおける『セフィロト』の9番目にあたるセフィラ。意味は『基盤』。
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セフィラとしてのイェソド編集

概要編集

イェソド(Yesod)、またはイエソドとは、中世から広く知られるようになったユダヤ教の神秘主義・カバラにおける『セフィロト』を構成する10のセフィラのうちの9番目のこと。

セフィラはセフィロトの単数形。


『Yesod』表記はヘブライ語読みにアルファベットをあてたもの。

イェソドは英語の『fundamental』や『foundation』に等しく、ヘブライ語では『根本』や『基礎』を意味する。

第9のセフィラとしては万物を生むもととなる精神的な基礎を指し、第10のセフィラであるマルフト(またはマルクト)へとつながる根底をなす。


アグリッパの意味付け編集

中世ドイツの思想家ネッテスハイムのアグリッパは、1531年に出版された著作『隠秘哲学について』(原題『De occulta philosophia』)3巻においてセフィロト各々の属性を説き、第9のセフィラ(数)は以下を備えるとした。


  • 『イェソド』の名を持ち、基盤を意味する。
  • 司る神の御名は全能なる者、全てを満たす者を意味する『シャダイ』(Shaddai)。または生ける神を指す『エル・ハイ』(El Hay)。
  • 天使の9階級におけるエンジェルズや、ヘブライの神学者が第9の位階とするケルビムと結びつく。
  • 月の勢力圏内にあり、それを通じて万物の満ち欠けに作用する。
  • 守護天使は月を司るガブリエル。福者ヨセフ、ヨシュア、預言者ダニエルの庇護を受ける。

曖昧さ回避編集

フィクションの名称・キャラクター編集

※作品名別50音順


関連タグ編集

セフィロト

カバラ ユダヤ教

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