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シルバーバーチ

しるばーばーち

シルバーバーチ (Silver Birch) は、1920年にイギリスにおいてイギリス人青年モーリス・バーバネル(Maurice Barbanell、当時18歳)に憑依して語った霊とされているものの名である。英語でシラカンバの意味。
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経緯


1924年、モーリス・バーバネルはイギリス人ジャーナリストハンネン・スワッファーと出会い、以後イギリスのロンドンにある彼の自宅で霊交会を行うようになる。この霊交会をハンネン・スワッファー・ホームサークルと名づけ、モーリス・バーバネルに憑依するシルバーバーチはこの霊交会において指導霊としての地位を築き、以後60年間に渡って近代心霊主義的教訓を説いた。

バーバネルは、1932年にスワッファーらの支援を受けて心霊主義専門新聞『サイキック・ニュース』を創刊し同紙の編集の中心となりり、途中で編集権を手放した時期もあったものの、後にこれを回復し、終生同紙の編集に携わった。

シルバーバーチのものとされている文章の内容


思想

シルバーバーチのものとされている主な思想を、以下に紹介する。

目的


シルバーバーチは、人類がまだ知らない話や、人間はスピリチュアルな存在であるという認識やその他様々な真相を伝えるために霊媒を使い語った守護霊です。スピリチュアルな真相を知ることで充実した人生を送ってもらい、貧困・飢餓の撲滅や動物愛護、動物を食べないことなど、様々な面で人類を導き、人生の処し方を説く。左記のような実践可能な真理はありとあらゆる手段を尽くして各自、地上人類に広めなくてはならない。

人間


人間は死ぬまでは本当の意味で生きているとは言えないほど、霊(英語原文:spirit<スピリット>)が肉体に束縛された状態だとシルバーバーチは言う。人間は身体(英語原文:body<バディー>)と精神(英語原文:mental<メンタル>)と霊(英語原文:spiritスピリット)の三つの要素が常に一体となったものだが、物理的身体(肉体)は乗り物で、霊こそが真の姿である。人間は成就すべき霊的(スピリチュアルな)宿命を持った存在であり、死後に待ち受けるより霊的で大きな生命活動に備えるためにこの地上に来ている。光の中でばかり暮らしていると光の有難さは分からない。霊界で幸せが味わえる資格を身につけるためには、地上で苦労を十分に体験しておく必要がある。


人間の意識は本来の自分の存在が制限されたもので、本来は大霊(創造主)から分かれた霊(スピリット)であり、人間は本来、神(大霊)の子である。霊は無始無終の存在で、生命を構成するものである。霊はこれからも永遠に存在し続ける。霊は全ての物を形成する基本的素材であり、小鳥、動物、魚類、樹木、草木、果実、野菜など、生命のあるところには必ず霊が働いている。邪悪な霊は邪悪なものを引き寄せ、高潔な霊は高潔なものを引き寄せる傾向がある。

誕生


何も知らずに地上に誕生することはなく、霊自身は自覚している。地上に生まれてくる目的は霊によって様々であるが、大抵は欠けた部分を手に入れる経験を補完するため、前世での罪を償うための二つに大別される。この地上は霊にとって死後の生活に備える絶好の教訓を与えてくれる場所となる。地上で奮闘することで霊性に磨きが掛かり、後に霊界へ帰って来た時に好結果をもたらす。肉体に霊が宿ると誕生前の意識が奥に潜み、顕在意識に上がって来なくなる。

睡眠


人間は睡眠中、一人の例外も無く、幽体が肉体から脱け出ている。これを、幽体離脱現象という。そして時には霊界を訪れ、時には地上の遠隔の地まで旅行し、縁のある人達と会っている。これは死後の環境の変化がショックにならないように、少しずつ慣れるように配慮された神の叡智の一つである。大半の人間は忘れているが、死の現象を経てこちらの住民となれば、地上時代の睡眠中の体験を徐々に思い出し、それから始まる素晴らしい霊界生活への準備が整う。みなさんは毎晩死んでいると言ってもよい。夢の全てが霊的体験というわけではなく、潜在意識に蓄積した観念の反映に過ぎない場合もある。


死に際して人間は、物的身体と霊的身体を繋ぐライフラインである魂の緒(シルバーコード)が伸びて行きながら完全に切断される。その為、肉体の死とは、終わりではなく霊的生命の誕生であり、物的(マテリアルな)身体が活動を停止するに過ぎず、霊的(スピリチュアル)には記憶や人格はそのまま存続する。これが肉体の死、或いは第一の死と呼称されるものである。霊(スピリット)こそが本来の自分であり、火葬の炎さえその精神と魂を滅ぼすことはできず、死後にも霊的なあなたが存在している(火葬は死後間もない霊の、肉体への執着を消す効果があるので、シルバーバーチはこれを推奨している。「ぜひ知っていただきたいことは、火葬までに最低三日間は置いてほしいということです。というのは未熟な霊は肉体から完全に離脱するのにそれくらい掛かることがあるからです。離脱しきっていないうちに火葬にするとエーテル体にショックを与えかねません。」)。肉体から解放されたスピリットには新たな感覚器官が宿り、活動範囲も飛躍的に拡散する。いわゆる“故人”も相変わらずこの宇宙で生き続けており、地上圏に戻ろうと思えば自由に戻れるし、現に戻っているスピリットもいる。死は肉体という名の牢獄からスピリットを解放するだけである。人間は死を恐れ、遺族は死を悲しむが、霊界(自分の本来の住処)の者にとってはスピリットが肉体から解放されたとして喜び祝っている。地上よりはるかに意識が活発で(何十倍、何百倍と永遠に増えていく)至福の世界に戻ってきたからである(地上は一時の地獄と言った方が近い、的を射ている。地上は本来の住処ではない)。しかし、自殺によって死亡した場合は例外であり、この場合のスピリットは立ち直るまでに余計に苦しみが長引いてしまうだけであり、自殺は守護霊の正当公平な目から見て損であることを銘記しておきたい。どんな種類の苦しみであろうと、共に歩んでいくことが、人生に臨んでいく姿であり、シルバーバーチはそれを旅する魂の本来の姿と呼んでいる。ちなみに、かつぎとおせないほど大きな荷(困りごと、悩み、苦しみ、嫌なこと)は存在しないという。これが、永遠に変わらぬ真理なので安心して臨んで構わない。厳しい時期もあるかも知れない。だからこそ、真理を基盤とした教訓を構築し、本来の自分を信じて人生に対処してもらいたい。

死後


地上生活によって形成・培ったものを携えて行く。地上時代に持っていた才能、素質、能力。これは、決して消えない。そして人格的資質がどれくらい大霊(創造主)の意に添っているかということが重要になってくる。資質の波長によって、霊界において感知できる性質、感度、レベル。それらが、受動的に決定付けられる。霊界へ来て何年になるとか、地上の年齢とは関係なく、死後の世界は、霊性の発達程度によって決まる。すべてはどれだけ人のため思いどれだけ生きてきたか。

輪廻


輪廻転生は存在する。が、いずれ地上への再生から卒業していく。高級霊が人々への感化のために降りてくるケースも稀にはあるが。再生する場所や形態は、目指している目的を達成するのに最も適切だと思われるところ、決定的なタイミングで国、民族、性別、体質、家族を選んで再生する。なにか再生を司る機関があって、そこに命じられて再生するようなものではなく、すべて各々の霊が自分で決める。例外的に、向上心の全くない原始的な霊が、機械的な輪廻転生を繰り返すことはあるかもしれない。前世の記憶は、潜在意識の奥深くまで探りを入れれば思い出すことができるが、地上の人間がその域に到達できるかは疑問である。

霊界


思念が実在となる世界で、夢と同じように意識したことが現実と化す。ゆえに霊界の低い階層「幽界」の環境は地上とそっくりで、朝・昼・夜の変化が起こり、そこに生活する霊達は睡眠や食事を行う。地上時代の習慣が抜けずに必要と思うから、実現するのである。霊性を向上させるとそれらが不要だと悟り、物的欲求は失せていく。霊界では魂の偉大さ、霊性の高さ、つまり奉仕的精神、人や動物への愛の強さが重んじられ、地位は地上時代に培った霊性の成長度によって決まる。地上で同じ事をしたとしても、それを利己的な目的で行ったか利他的な目的で行ったかで評価が逆転する。地上での偉人が必ずしも霊界でも偉いとは限らない。霊界における罪とは物質的利己主義(自分のことしか考えないこと)で、醜い心を抱くと、それがそのまま全体の容貌にあらわれて、自動的に霊格が下がる。霊格が下がると交流範囲、能力、行動範囲など全てにおいて制限が発生する。地上人類に真理をもたらすために組織された一団の指揮官にある、シルバーバーチよりもさらに高級な霊団が存在しており、その霊団の話によればさらに上位の霊団が控えている。また、霊団をとりまとめている指揮官は、地上時代にイエス(ナザレのイエス)と呼ばれたスピリットである。

生活


霊界での暮らしこそが我々にとって真の生活で、地上と同じように(といってもレベル・美質の点で段違いだが)家や庭園で暮らし、海や山などの大自然、動物や小鳥が存在する。なぜなら元々こちらこそが実在の世界だからである(その感度はまるで違う)。昼と夜の区別は無く、永遠の光に包まれている。上層階へ進歩するほど、目の当たりにする光景は、躍動的。触れた人の精神を高揚させる。仕事はあるが、地上と違って生きる為に働くのではなく、自分がやりたい仕事に携わる(いずれも奉仕に繋がる。職種は無限である)。各々様々な理由で地上時代に才能を発揮できなかった者は、霊界の住民として存分に才能を発揮し、全体の豊かさの向上に寄付している。地上にある全ての物の複製品が霊界にも用意されている。芸術の全分野の資料が集められた巨大建造物が幾つも建っており、地上の複製品と霊界の名作を鑑賞できるという。コンサートや劇場は頻繁に開かれていて、その出来映えは地上のそれを遥かに凌駕する。霊界の人々は思念で通じ合えるため言語上の問題は発生しない。霊界には無限の種類の楽しみがある。

地上


地上は生まれたばかりの未熟な霊たちが苦しみを体験して、肉体の死後に始まる霊界での生活に耐えられるだけの霊力を身につけるための修養の場所。いわば学校である。地上では神から授かっている霊的資質(才能、資質、可能性、発明)を少しでも多く発揮するように、精神を修養し霊性を鍛錬して他人のために役立つことをする練習をしている。神たる霊的な素質をどれだけ地上で発揮できるか。これにかかっており、失敗から教訓を立ち上げ、そこから学ぶ。そのために地上に生誕しているのであり、初めから全く失敗しないほどの人格者ならば地上に降誕するはずがない。失敗や間違いを恐れず、体験から教訓を構築して、刻一刻と霊的に成長していくこと。これが進化の一環であり、この失敗と成長のサイクルは無限に続く。真理真相とは、無限の側面があるので、その探求が途絶えることは無い。生命活動とは、断え間なく広がりゆく永遠の開発過程のことを指す。進化は完全を目指すが、完全なのは大霊だけであり、完全は永遠に成就しない。地上の人間は永遠や無限性が本質的に理解できる立場にないので、宇宙を理解することは不可能である。

摂理


大霊が定めた摂理は、新たに書き加えられることがなく、改訂版を出す必要も、修正されることもない。今働いている摂理は全て無限の過去から働いてきたものであり、これからも永遠に働き続ける、不変にして不滅のものである。大霊の摂理が行き届かなかったり、その枠から外れたりする者は一人もいない。良い行いをすれば霊性が増す。利己的な行いをすれば霊性が悪化する。それが自然の摂理であり、誤魔化しは不可能である。いくら懺悔を述べても、悪行がもたらす結果からは逃れられない。神は法則である。それさえ理解すれば、人生最大の秘密を学んだことになる。なぜなら、自然界が不変にして不可変、全智全能の法則によって、統治されていることを知れば、宇宙の創造活動の大機構の中にあって、誰一人として忘れ去られることがないと知るからである。人間に与えられている自由意思が混乱を引き起こす。

存在


霊媒であるバーバネルの所属するハンネンスワッハー・ホームサークルの守護霊。神界と物質界の中間階層に存在する、3000年位前の古霊(元人間)。現世に直接影響できない為に、地上で生活していたアメリカ・インディアンの霊を仲介してバーバネルよりスピリチュアルなメッセージを人間界に伝える使命を帯びて地上に戻ってきたスピリットである。ちなみにそのようなスピリットにホワイト・イーグルが存在しているが(書籍も出版されている)、シルバーバーチはホワイト・イーグルのことを同志と呼んでいる。また、書籍「シルバーバーチの霊訓」は霊能者である江原啓之の著作「人はなぜ生まれいかに生きるのか」の中でも紹介されている。

使命


「他のことは信じなくてもこれだけはぜひ信じてください、たった一つの魂を光明へ導いてあげたら、あるいは飢えに苦しむ人に食を与え、のどの渇きに苦しむ人に飲み水を与えたら、地上の全財産にも勝る大切なことをしたことになるのです。」「地上を少しでも住み良い場所、明るい場所-空腹を抱えた人が飢えを満たし、のどを渇かした人が飲み水にありつき、貧しい人たちがその疲れた身体を横たえる家を得て神の恩恵に浴せるようにしてあげれば、それこそ“最高の教え”を実践していることになるのです。」「私が常々申し上げているのは、殺害の観念がつきまとう食糧品はなるべくなら摂取しないほうがよいということです。他の生命を略奪しておいて、その結果として自分に及ぶ苦しみから逃れられるものではありません。略奪行為は略奪者自身にとって危険なことなのです。共存共栄こそが摂理なのです。殺すということは絶対にいけないことです。ただし、その動機を考慮しなければならない場合があることは認めます。霊的向上を望む者は、いかなる犠牲を払っても大自然の摂理と調和して生きる覚悟ができていなければなりません。人間の責任は人間同士を超えて草原の動物や空の小鳥にまでおよんでいます。抵抗するすべをしらない、か弱い存在に苦痛を与えることは、ぜひとも阻止しなくてはなりません。装飾品にするために動物を殺すことは、神は許しません。人類が自分たち以外の創造物への責任を自覚する段階に至れば、当然、殺生はできなくなります。」「私達の説く真理は、最後は地上のすべての人間、それも地上に生きているうちに実生活に応用することによって実地に学ばせるために、地上のすみずみに至るまで広められるべき使命を担っているのです。今度は代わってあなた方が、その知識を自分にできる範囲内で広めなければならないのです。」

後の人々の解釈


思想


キリスト教の聖書から例を出し博愛を強調した話もする。インディアンの伝承やキリスト教の教義といったものにも通じる部分もある要出典]。インディアンの伝承どおりに肉体を失っても存続する霊体(エーテル体)の存在や死後の世界として霊界の存在を説くが、シルバーバーチはさらに霊界に生活する霊たちの交流の様子や生活の仕組みなどを説明する。

シルバーバーチの霊訓


TEACHINGS OF SILVER BIRCH ISBN 978-0853841029 『シルバーバーチは語る』ISBN 978-4-901627-10-8

A VOICE IN THE WILDERNESS ISBN 978-0853841098 『シルバーバーチの霊訓-スピリチュアリズムによる霊性進化の道しるべ』ISBN 4-901627-11-2

GUIDANCE FROM SILVER BIRCH ISBN 978-0854370054 『シルバーバーチの霊訓 (1)』ISBN 978-4806313823

PHILOSOPHY OF SILVER BIRCH ISBN 978-0853841036 『シルバーバーチの霊訓 (9)』ISBN 978-4806313731

LIFT UP YOUR HEARTS ISBN 978-0853841067 『シルバーバーチの新たなる啓示』ISBN 978-4892954719
『シルバーバーチ最後の啓示』ISBN 978-4892955082

MORE PHILOSOPHY OF SILVER BIRCH ISBN 978-0853841043 『シルバーバーチの霊訓 (8)』ISBN 978-4806313861
『シルバーバーチの霊訓 (11)』ISBN 978-4806313779

LIGHT FROM SILVER BIRCH ISBN 978-0853840589 『シルバーバーチの霊訓 (10)』ISBN 978-4806313878

THE SEED OF TRUTH ISBN 978-0853841050 『シルバーバーチの霊訓-地上人類への最高の福音』ISBN 4-901627-12-0
『シルバーバーチの霊訓 (2)』ISBN 978-4806313830
『シルバーバーチの霊訓 (7)』ISBN 978-4806313762

SILVER BIRCH ANTHOLOGY ISBN 978-0853841074 『シルバーバーチの霊訓 (4)』ISBN 978-4806313724

SILVER BIRCH COMPANION ISBN 978-0853840954 『シルバーバーチのスピリチュアル・メッセージ』ISBN 978-4892954894
『シルバーバーチの霊訓 (3)』ISBN 978-4806313847
『シルバーバーチの霊訓 (5)』ISBN 978-4806313854

THE SPIRIT SPEAKS ISBN 978-0853840732 『シルバーバーチの霊訓-霊的新時代の到来』ISBN 4-901627-15-5
『シルバーバーチの霊訓 (6)』ISBN 978-4806313755


1-12巻が潮文社より出版されている。

脚注


1.^ “Maurice Barbanell”. Gale Encyclopedia of Occultism & Parapsychology. Thompson Gale. (2000). ISBN 978-0810385702 2012年1月7日閲覧。.
2.^ Stemman, Roy (2010年7月21日). “Psychic News: the last issue”. Roy Stemman's Paranormal Review 2012年1月7日閲覧。
3.^ a b 潮文社『シルバーバーチの霊訓』
4.^ a b 潮文社『シルバーバーチの霊訓 12』
5.^ a b c d e f ハート出版『シルバーバーチのスピリチュアルな法則』
6.^ a b c d e 潮文社『シルバーバーチの霊訓 8』
7.^ a b c d e 潮文社『シルバーバーチの霊訓 10』
8.^ a b c 潮文社『シルバーバーチの霊訓 9』
9.^ 潮文社『シルバーバーチの霊訓 7』
10.^ 潮文社『シルバーバーチの霊訓 6』
11.^ a b c d e 潮文社『シルバーバーチの霊訓 2』
12.^ 潮文社『シルバーバーチの霊訓 4』
13.^ a b ハート出版『シルバーバーチのスピリチュアルな生き方Q&A 崇高な存在との対話』
14.^ 潮文社『シルバーバーチの霊訓

外部リンク

モーリス・バーバネル - Wikipedia

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