概要
NHL(ナショナル・ホッケー・リーグ)ウェスタン・カンファレンスのパシフィックディヴィジョンに所属するチーム。
本拠地はカナダのブリティッシュコロンビア州バンクーバーに在るロジャース・アリーナ。
チーム名の「カナック(ス)」は、カナダ人を意味する俗語(スラング)である。
歴史
カナックスは1945年にPCHL(パシフィック・コースト・ホッケー・リーグ)のチームとしてバンクーバーに創設された。PCHL加盟1年目、1945-46シーズンでいきなり優勝、2シーズン後の1947-48シーズンには2度目の優勝を果たす。
PCHLは1952年にWCSHL(ウェスタン・カナダ・シニア・ホッケー・リーグ)と統合しWHL(ウェスタン・ホッケー・リーグ)となるが、カナックスはそのままWHLに所属、WHLでは4回優勝している。
1965年、カナックスはNHLのエクスパンション構想に乗り加盟を申請するも、却下されてしまいWHLに留まる。
1970年に新たなオーナーグループが球団を買収、ここで再びNHLへの加盟を申請し、認可されたことで1970-71シーズンからNHLへ参入した。
NHL入り後は3度スタンレーカップファイナルまで進んでいるが、何れも敗退。1993-94シーズンと2010-11シーズンは3勝を挙げながら、あと1勝が取れなかった。
2010-11シーズンは2冠こそならなかったがリーグ最多の勝ち点117で初めてプレジデンツトロフィーを獲得した。
主な球団関係者
永久欠番
※ダニエル・セディンとヘンリク・セディンは双子の兄弟である。
準永久欠番
非公式ながら以下の番号が準永久欠番となっている。こちらの3名は何れも現役中に死去した選手である。
- 11 ウェイン・マキ
- 28 リュック・ブルドン
- 37 リック・リッピン
※11番は1997年から2000年まで在籍していたマーク・メシエが着用していたが、メシエの退団以降は誰も使っていない。
日本人選手
未だNHLでロスター入りした日本人選手はいないが、2022-23シーズンには平野裕志朗がAHL(アメリカン・ホッケー・リーグ。2軍に相当)のチームであるアボッツフォード・カナックスに在籍していた。平野は在籍中に日本人によるAHL初ゴールを記録している。
関連項目
過去にバンクーバーを本拠地にしていたチーム