概要
謎の異星人。青い球状の体に短い手と小さな目・口、6~8本程度の短い足を持ち、浮遊している。
作中で登場するプレアデス星人はここで記す「会長」1人だけである。したがってプレアデス星人は皆このような容姿なのか、それとも「会長」だけがこのような姿なのかは不明。
なお、プレアデスはあくまで星団であって、プレアデスという星は存在しない。
科学力
彼らは莫大なエネルギーと引き換えにこの宇宙に存在する任意の可能性を一つ選びとる、つまり僅かでも可能性があればそれを現実に変えられるという技術を持つ。これがこの作品における魔法の正体。所謂、進みすぎた科学は魔法と区別がつかないというものである。
そして遥か太古、母星を失った彼らは惑星サイズの超々巨大移民船に乗りこみ、いつ終わるともしれない旅路につくことになる。そんな巨大宇宙船のエンジンがコンペイトウのような形をしているのも、エンジンが彼らの超技術により素粒子レベルでデザインされていることによる。
だが宇宙はあまりにも広大過ぎる世界であり、そんな彼らの科学力をもってしても生き延びる可能性は微塵も残されてはいなかったのだった。
そして7年前
彼らは滅びを回避するため何も選ばないことにする。本作では「生きるという現象」は「何かを選び続けること」であり、それをやめることで宇宙法則から逃れ自分たちの時間を停止したのである。そしていつ終わるともしれない眠りについていたプレアデス星人だったが、本編から7年前に地球に差し掛かった辺りで事故が発生。動力源を失ったことで宇宙の理から逃げられなくなりつつある彼らは、エンジンのかけらを回収すべく、すばる達に協力を求めるのだった。
会長
ななこたちから「会長」と呼ばれているプレアデス星人の一人。所謂魔法少女のマスコット。本名は不明だが、すばる達5人は隠れ蓑としてコスプレ研究会。
事故でバラバラになった恒星間宇宙船のカケラ「エンジン」を集めるためにすばる達に魔法の杖「シャフト」を与え魔法少女にする。
地球の言語はしゃべれないので、ななこが通訳をする。
その出自の割にかなりノリの良い性格。そこにユーモラスな見た目と挙動も加わってか割とぞんざいに扱われている。5人からは科学的な解説の途中で放り投げられたり、宇宙人の話で盛り上がっていたらガッカリされたりと結構不憫。
本当はスゴイんです。
エルナト
幼いころのみなとの前に現れた際の姿。
出会った相手がイメージした姿を自分の姿に投影するという特性通り、当時のみなとと同年代の少年の姿をしている。
みなとから牡牛座の二番星である「エルナト」の名前を付けられて彼に魔法を与え、壊れた宇宙船の修理のために「可能性の結晶」というすばる達が集めているエンジンのカケラとは別の物体を共に集めることとなったが、自分の現実に絶望し宇宙船で別の世界へ向かおうとしたみなとを止めようとするも、「祈り」を「呪い」に変えたみなとによって存在を否定され、小石に変えられてしまった。
それから7年後にななこによって発見され、現在のプレアデス星人の姿となった。
最終回にてみなとと再会する。
webアニメ版
基本的な設定は同じだが、すばる達に与える杖のモチーフになった車種が違うなどTVアニメ版とは細かい差異が見られる。
余談
圧倒的な科学力(特に因果律の分野)とそこから生まれた魔法、魔法少女のパートナーでありながら正体は宇宙人という設定からどこぞの詐欺師が脳裏をよぎった方は少なくない模様。しかしweb版でもTVアニメの方でも悪事のようなことは一切行っていない。一緒にするのは風評被害もいいところだろう。
関連イラスト
関連タグ
キュゥべえ…似て非なる外道。
ペガッサ星人 バルタン星人(特にタイニーバルタンとダークバルタン) ファビラス星人 バーム星人…母星を失い宇宙をさまよっている皆さん。地球と交通事故を起こしかかったり、一部の代表者以外は船内で眠りについている点が共通する。
スペル星人…原義が同じく「昂」である。但しこちらは外道。
羽入(ハィ=リューン・イェアソムール・ジェダ)…エルナトとCVが同じ異星人