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概要

Ver4.1にて実装された、フォンテーヌの海底に位置する超大型の水中刑務所。


昔のフォンテーヌでは罪人の処罰は「監禁・投獄」ではなく僻地に「国外追放」とする風習があり、対象者はそこで野垂れ死ぬのが通例であった。

だが500年以上前に、前水神のエゲリアが追放者達の贖罪を望む声を聴き、ある使命を託した彼らと協力して海底に砦を建設。以降罪人の追放場所にはここが使われる様になり、時代と共に単なる刑務所としての側面だけが残り、現在に至る。


現管理者はリオセスリ。上述の通りメロピデ要塞は「国外」として自治権を持っており、行政府のパレ・メルモニアですら正当な手続き無しでは干渉する事が出来ない。


ストーリー上では、魔神任務第四章第三幕、第四幕の舞台となっており、ある事情から旅人パイモンが潜入調査することになる。


情勢

犯罪者達の吹き溜まりという性質上、元々の治安は極めて悪く、管理者や力ある囚人の横暴な圧政により死亡者も珍しくなかった為、フォンテーヌの人々からは地獄にも似た忌避をされていた。


しかし十年ほど前、囚人の一人だったリオセスリが前管理者の圧政を告発し、逃亡した後の地位に収まった結果、彼の改革により治安や生活環境は劇的に改善。

模範囚を激増させたその変化と手腕は「水の上」でも讃えられる様になり、罪人の中には要塞内で一生住みたいと希望する声すら現れ、実際刑期を終えた後にスタッフとして根付いた者も居るほど。


現在では自律機械「クロックワーク・マシナリー」の生産工場として国内最大級の規模を誇っており、罪人はこれら施設の労働力として働く代わりに給料として「特別許可券」という金券を得ることが出来、モラの代わりにこれで様々な品物を購入する事で生活している。

一方で、モラでの取引は一切行われていないため、いくらモラを持ち込めたとしても全くの無駄となり、「水の上」での資産額にかかわらず無一文から稼ぎなおす必要がある。


加えてエネルギー鉱石「アルケウム」の鉱山としても最大手であったが、こちらは取引先の科学院が爆発事故で組織的にも物理的にも崩壊して以降閉鎖されている。


要塞内には売店や食堂はもちろん、鉄拳闘技場(ブックメーカーも公的に認められている)をはじめとする娯楽施設も在る。特別許可券がない人のために、一日一回のみだが食堂でサービス食が無料支給されるため飢える心配はない。ただし、サービス食のメニューはランダムであり、当たり外れの差が大きい。

酒類も購入でき、注文許可証を提出すれば禁制品でない限り商品を取り寄せる事が可能など、むしろ「水の上」よりも安定した生活基準を維持している。


とは言え性質上、己のを悔い改めず未だ他者を害そうと暗躍する輩が皆無な訳はなく、対処する看守達の苦労は尽きない。

逆に看守側も賄賂などの汚職や、権限を逸脱した管理などの暴走に走る者がおり、現体制ではそれらに目を光らせ内部自浄を図る姿勢も強い。

この様な事情から自然と団体が結成される事も多く、中でも「助け合いの会」は400年の歴史を持つ。


Ver4.3限定イベント「薔薇と銃士」の「要塞送りにして何不自由ない暮らしを送らせては制裁にならない(要約)」と言ったセリフ等、旧体制の癒着にしろ、現体制の福利厚生にしろ、刑務所が本来持つ「贖罪」「制裁」としての意味合いが薄れがちという問題もあり、リオセスリもそれを防ぐべく囚人個々人を見て待遇を変える様にしている。


要塞内では公的なルールの他に、一部の者しか知らされていない「隠しルール」が存在し、興味本位で試した旅人とパイモンは酷い目に遭った。

要塞(刑務所)という特色上、戦闘は鉄拳闘技場くらいしか無い上に、強すぎることを理由に旅人は闘技場には出場禁止となっており、パズル要素や隠密行動などの頭脳を駆使する行動が多い。そういった意味では、今まで「力こそ正義」でごり押ししてきた旅人達にとっては文字通りに頭を悩ませる内容になっている。


構成

地上1階、地下6階の円筒状の建物となっている。マップ上では主に、

  • 地上1階:門 (エピクレシス歌劇場の裏手に地下への隠しエレベーターが在り、以後は開かれている)
  • 地下1階:受付(此処より地下トンネル経由で船で移動する)
  • 地下2階:居房エリア、医務室、郵便室
  • 地下3階:管理エリア、執務室、特別許可食堂、ラグ&ボーンショップ(雑貨屋)、鉄拳闘技場
  • 地下4階:生産エリア・上層
  • 地下5階:生産エリア・下層
  • 地下6階:廃棄された生産エリア

……このように構成されているが、古くから蟻の巣のように坑道が掘られているため、リオセスリですら全貌を完全には把握していない。幸いにして、ワープポイントは複数用意されているので意外にもエリア間の移動は容易。

外部には常に複数のサーチライトで侵入者が居ないか見張りをしており、魔神任務以前でもサーチライトに5秒間照らされる事により、侵入者として逮捕される形で侵入自体は可能。


余談

世界任務について

  • 前Ver.からの続編にあたる世界任務「未完成のコメディ」はここを舞台としているのだが、かなり長い一本道な上、本編にあたる魔神任務の状況と明確に矛盾・干渉する(=同時進行が不可能である)内容となっており、クリアし終えるまでは途中で「どちらのルートを取るか」という選択を幾度も要求される問題が発生している。
  • 長い歴史を持つ本刑務所だが、少なくとも囚人が内部で正式に結婚したという記録は劇中まで無かった模様。これは「家庭を持ち安穏と暮らす」という選択肢が生まれる余裕が出来たのが、ここ十年近くと最近になってからであるため。
  • とはいえ例外はあり、上記世界任務では今は亡き囚人が獄中出産し、周囲の大人たちに支えられながら育った孤児が登場。本来なら収容理由のない彼女の処遇を巡る物語となっている。
    • 最終的にその孤児は旅人や刑期を終えていたある囚人と共に、看守に見逃される形でメロピデ要塞を出る事に成功し、母方の祖父に引き取られた(その祖父は家出した娘がメロピデ要塞で死んでいた事も、孫がいたことも知らなかった)。
    • なお、参考までに現代日本で妊婦が収監されて刑務所や拘置所などの刑事施設で出産した場合は、短期間ではあるが施設内で育てることは制度上は可能で、その後は親族などに引き取られる。

特別許可券について

  • 要塞内のラグ&ボーンショップや食堂では特別許可券で買い物ができるが、許可券は「未完成のコメディ」の派生任務をはじめとするミニイベントなどで入手できる。
    • 料理のレシピや塵歌壺用の家具の設計図など、ここでしか手に入らないアイテムも多いので、ご利用は計画的に。
  • なお、魔神任務でも特別許可券は手に入るのだが、他とは区別されている専用アイテムの扱いで、魔神任務内で手に入れた分は買い物に使用できないので注意。逆を言えば、魔神任務用の券は余らせてもあまり意味はないため、ケチらずに必要に応じて使った方がよい。
  • 特別許可券のシステムは、ファトゥス第九位の富者がモラに頼らないで経済を回す貨幣制度のために考案したもの。

他作品ネタ

  • オープンワールドの本作において、魔神任務第四章三幕と四幕はメルピデ要塞内という閉鎖空間を舞台に展開しており、開発陣がジョジョ好きな事もあり、同シリーズの「ストーンオーシャン」を意識した内容になっている。

関連タグ

原神 フォンテーヌ(原神)

監獄 刑務所 自治区


リオセスリ……当代の管理者

シグウィン……当代の看護師長





































      


※魔神任務第四章第四幕以降のネタバレ


要塞の最奥、執務室や医務室の隠し通路から更にエレベーターを降りた先に、「禁域」という領域が存在する。そこは、分厚い防護壁が3箇所と、更にその先には幾重にもロックがされ、水圧メーターの付いた分厚い栓で何かが封印されていた。


代々管理者をはじめとする一部の関係者に託されたその栓は、先代水神エゲリアがメロピデ要塞を建設する際、建設に携わった罪人達に託したものであり、星の内海に存在しフォンテーヌ人を溶かす原始胎海と繋がるゲートだった。

予言通りこのゲートが決壊し地上に溢れ出せば、一夜にして全フォンテーヌ人が水に還る恐れがある上、最近は中の原始胎海が謎の膨張を続けていることが判明しており、リオセスリをはじめとする関係者は日々厳重に監視していたのだ。


同時にリオセスリは災厄に備え、かつて古代レムリア王朝の海上都市を築く礎になったとされる巨大舟「フォルテナ号」の史実に基づき、メロピデ要塞が所有する資材と財力と労働力を用い、さらにフォンテーヌ科学院よりジュリエとルールヴィを技術顧問として雇用し、極秘裏に巨大な方舟を建造していた。


旅人にそれを教えた翌朝、遂に内圧に耐えられなくなった栓が崩壊。原始胎海があふれ掛けるが、駆けつけたヌヴィレットが栓の代わりに水龍としての力で封印しなおしたことでフォンテーヌ滅亡の危機は一旦は去った。



そして預言が起こり、フォンテーヌ全土が水没した時、リオセスリは完成した超大型飛行船『ウィンガレット号』を海底より飛行させ、溺れかけた民衆の救出作業を実行。

当然、数日後には民衆を救った方舟として脚光を浴びる事となり、超大型アルケニウムエンジンを搭載する「テイワットにおいて初の実用化に成功した飛行船」として、科学院の学員達も驚愕させた。


ただ本格運用はぶっつけ本番でせざるを得なかった為か、ウィンガレット号はその後すぐ地下深くの格納庫に戻って再調整中となり、結果的に大きなアドバンテージを保有する事になったメロピデ要塞も世論への対応に苦労する事となった。

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