「全てのナゾは必ず解ける」
概要
CV:大泉洋(ゲーム・劇場版)・嶋村侑(幼少期)/ 山寺宏一(TVアニメ)
『レイトンシリーズ』の主人公の一人で、第1作目「レイトン教授と不思議な町」からほとんどのシリーズに登場しているため、シリーズ全体の顔のようなキャラクター。
本名は「エルシャール・レイトン」で、魅惑の粒目とシルクハットがトレードマーク。
紅茶を愛する典型的な英国紳士で、無類のナゾ好きでもある。
普段はロンドンの大学「グレッセンヘラーカレッジ」で考古学を研究しており、27歳という学会最年少で大学教授に就任した天才でもある。
彼を慕う少年ルーク・トライトンと共に数多くのミステリーを解決し、その頭脳の高さから警察に捜査協力を求められることも多く、現在では新聞の一面を飾る程の有名人である。
なお、劇中での年齢は34歳(「魔神の笛」)→ 37歳(「不思議な町」〜「最後の時間旅行」)。
クレアという恋人がいたが、死別している。彼女といい関係になったことでドン・ポールから一方的にライバル視されるようになる。
一人称は「私」時々「僕」。基本的に何事にも動じず常に余裕のある態度を見せる利発な性格で、感情的になることはめったにない。「当然さ。英国紳士としてはね」が口癖であり、彼を象徴する台詞でもある。他の登場人物に真似されることも。
反面片付けは苦手であり、研究室は文献や書類のほか、本や新聞が山積みになっている。典型的な「途中で見つけた本に読み入ってしまう」タイプであり、ルークと片付けを始めた途端、処分しようとした古新聞の記事に夢中になってルークを呆れさせた。しかし、本人は散らかっている方が快適らしい。忙しさを理由に学会への提出物も溜め込んでいるようだ。
両親と共にロンドンで暮らしているが、大学の研究室で寝泊まりすることが多い。
元々考古学やナゾには興味がなかったが、学生時代の親友ランドの影響で興味を持つようになり、ある事件をきっかけに考古学者を志すようになった。
高校時代にやっていたフェンシングなどのスポーツでも大会優勝を果たした事があるようだ。
そのため見かけによらず戦闘能力や運動神経にも秀でている文武両道の超人で、得意な剣術はもちろん、鉄パイプや燭台、果ては木の枝などで襲いくる刺客の襲撃も毎回鮮やかに切り抜けている。
高校時代は天然パーマの様な髪型で(若い頃の大泉洋がモデル)、大学時代は赤いハンチング帽を愛用していた。トレードマークのシルクハットは死別した恋人クレアから教授就任のお祝いに贈られたものである。
その上品な人間性から、教え子の女学生や旅先で知り合った女性などから好意を向けられやすいが、本人はクレアのことを想い続けているため想いを受け止めることは出来ず、生涯独身を貫くつもりな模様。
だが、遥か先の未来では2人の子供がいる事が判明。
息子のアルフェンディや、娘のカトリーエイルは父同様ナゾへの探究心に満ちており、それぞれ別の作品で主人公を務めている。
その十数年後の時間軸では行方不明となっており、アニメにおいて回想内という形で登場。カトリーの幼少期も教授として現役であり、ナゾ研究も続けていた模様。
そして、一旦は解明を中断していた秘宝のナゾをルークが独自に再開させていた事を知り、自身も再び解明に乗り出す事を決意した。
その後の顛末については、是非本編を視聴して頂きたい。
余談
- 作中の動向から当シリーズを良く知らない人からは何かと「探偵」と間違われがちな彼だが、実際は「考古学者」にして「大学の先生」である。ちなみに探偵なのは娘である(息子は分析官)。
- 声優に大泉洋を起用したのは、レベルファイブの社長及びシリーズディレクターである日野晃博が彼の大ファンだったことが起因している。
- 元々大泉氏はジブリ作品で声優として参加していたこともあり、演技については否定的な意見は殆どなかった(ルーク役の堀北氏は1作目当時は棒読み気味と言われていた)。
- ただ大泉氏は初めてレイトンに声を入れる際に「英国紳士」らしさを出そうとジェームズ・ボンド風の演技でアフレコした所何度もリテイクを食らい、最終的に「棒読みで読んでくれ」と指示を受け、その演技でOKをもらったそう。英国紳士とは一体。
- 何かと大泉洋が「(自身のレイトンボイスを聴きたいがために)謎解きが邪魔」だの「全てがとびだす」というキャッチコピーである3DSソフト「レイトン教授と奇跡の仮面」をプレイしようものなら日野社長の真横で「奥行きが邪魔だなぁ」とこぼすだのそれ言ったら終わりだろレベルの爆弾発言を何度かかましている。
- 概要欄の通り、声を荒げる事も少ないかなりの常識人なキャラであるのだが、気の毒なことにpixiv上においてはクオリティの高いネタ絵が数多く存在する。
- ただゲーム本編ではキャラを壊すことはなくシリアスにアフレコしているため、後からレイトンの声が大泉だと知って驚いた人も多い。
- 『超文明Aの遺産』以来となるレイトン教授シリーズの『レイトン教授と蒸気の新世界』にて続投される事が発表された。