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概要

千葉県を舞台に活躍しているローカルヒーローご当地ヒーロー)を描いたWebマンガ作品、

および作中で主人公が変身するヒーローの名称である。


2013年2月14日より、Wordpressにて英語版がスタートした。


作品

千葉県を守るために「ウェイルアイ」という謎の怪人組織と日々戦うローカルヒーロー

ヒーローの公式ブログにて公開されているWebマンガとして読むという

活動方法をとっている。

ただし、閲覧形態がマンガのようなだけであって、内容はかなり写実的。



作風

戦闘描写はかなり派手。

ビーム砲や光線が飛び交い、重力を無視したような立ち回りをし、当然のように爆発が起きる。

推測されるハニエルの設定も相まってかなりSFチックな印象を与える。

劇中で何度も「千葉県を守る」的な発言があるが、

それを上回る勢いで町をバッタバッタ破壊しながら戦う


大型怪人が暴れる度に町ひとつが灰燼に帰す。


「炎は水に絶対的に強い」「イモムシはアクロバティックな格闘戦が得意」など、

従来のSFファンタジーの常識を覆すような設定が見受けられる。


上記のとおり、怪人たちの暴れっぷりもすさまじく、

どこよりも早くスカイツリーをなぎ倒すという暴挙に及んでいる


明らかに一般人の死傷者が出てるような描写を(それも実写で)表現する辺り、

良くも悪くもバイオレンスさにおいては他のご当地ヒーローの追随を許さない。


技の演出はどれも気合の入ったものが多く、必殺技などはやや長めのものもあるが、

一度使った技は2回目以降は演出が省略されるなどテンポの良い展開になっている。

(容量の都合もあるだろうが)


ストーリー展開としては王道のヒーローものである。

敵や世界の秘密を明かしていきながら、新武装の追加・新形態への覚醒を果たしつつ進んでいく。

特に、新形態は初登場時には化け物じみた無敵の強さを誇り、

これまでハニエルを圧倒していた怪人は為す術なくぶちのめされる以外に選択肢がない。

基本的に敵は総じて強めであるものの、弱いときとの温度差が激しい。


英語版

英語版の内容はオリジナル版に基づいてるが、

追加シーンがあったり、同じコマでもエフェクトが追加されてるものもある。

まったく同じコマでも英語になるだけでかなり雰囲気が違い、

オリジナル版を読んだ人にとっては実質的にリメイク感覚で読める。

ヒーロー

ハニエル

HANIEL

武人埴輪の姿をしている。

千葉県に住む若者が、ハニエルに変身する力を身につけた。

同県の芝浦という地域では埴輪がよく出土することから

このデザインになったと思われる。

名前の由来もやはり「はにわ」か。

公式紹介文によると身長は兜を含めて2.1メートル。

製作者や意図は明らかになっていない。


ボディを構成する材質は不明だが、後述の内容からして未知の物質だと思われる。

身体能力を大幅に向上させ、宇宙空間のような苛酷な環境下でも活動可能。

変身者曰く、

「ビルの下敷きになっても致命傷を負わないどころか自力で脱出できる」そうで、

実際に怪人の攻撃を受け続けても疲れる程度で負傷する様子は無い。


ウェイルアイの怪人たちはハニエルを「兵器」と呼ぶことから

(主人公を「兵器を守る若者」と呼ぶ)ハニエルという名称は正式名称ではないらしい。

また、怪人たちは計画遂行のために千葉県にあるという「何か」を探しつつ、

何度も主人公からハニエルを奪おうとしている。

これらの描写は、ハニエルが未知の科学技術を持つ誰かによって

何らかの兵器として作られたことを匂わせている。


物語開始時は既に変身して戦いに慣れている様子で、

力を身につけるに至った具体的な経緯は描かれておらず、

台詞や回想シーンから断片的に垣間見える程度である。


基本的には武人埴輪の姿で大剣を振り回して戦うが、

銃やガトリング砲や斧といったさまざまな武装を追加することができる。

また、状況によってはフォームチェンジして優位に立とうとする。

炎を操る「火力形態」と風を操る「風力形態」と水を操る「水力形態」が確認できる。

その際、武装にそれぞれの属性を加えることが可能。

これらは四大元素をモチーフにしているようだが、風力や水力の意匠を見るあたり、発電所がモチーフだとも見てとれる。


闘争心が高まると「オーヴァードライヴ」状態になり、

この状態だと強力な必殺技を発動できる。


武器やフォームなどは日々の瞑想、戦闘中の激情などにより順次会得するらしい。



特殊形態

火力形態

炎を操る形態。兜の形状が燃え盛る炎のような輪郭になっている。

専用の火炎放射器を備え、形状は縄文時代の火焔土器に酷似している。

炎の温度は非常に高いのか、色は青いのが特徴。

オーヴァードライヴ技は「青なる炎(せいなるほのお)」

覚醒当初はオーヴァードライヴ技でしか青い炎にならなかった。


風力形態

風を操る形態。兜の形状はうねる風のようになっている。

両腕の篭手がプロペラエンジンのような形状に変化し、

背中には1枚1枚のプロペラ翼のような「大気剣(たいきけん)」が6枚垂れており、普段の形態でいうマントの位置づけになっている。

このプロペラは両腕のエンジンに装着して風を起こすことが可能で、格腕に3枚ずつ合体する。

また、プロペラ自体は文字通り鋭い剣として利用でき、直接手で持って切りつけるほか、

遠隔操作でビットのように操ることもできる。

これを応用したオーヴァードライヴ技が「大気剣突入(たいきけんとつにゅう)」

すべての大気剣を一斉に突き刺す技だが、大気剣をいったん宇宙空間まで飛ばし、

地球に突入するときの加速により威力を上げるので尋常でない破壊力を生み出す。

確実に怪人だけでなく街の何ブロックかは壊滅してる。


水力形態

水を操る形態。兜は魚のヒレのようになっており、口元にはシュノーケルのようなものがある。

上半身に変化はないが、脚部についた水車が最大の特徴。

これによって水上に立つほか、素早く滑走することが可能。

そのさまはフィギュアスケートのように優雅であり、これまでのハニエルとは異なる戦い方。

もちろん水中での機動性もほかの形態とは一線を画し、まるで飛ぶように縦横無尽に動き回る。

このように水がモチーフであるためか非常に優美な印象を与える一方で、攻撃方法はなかなかにグロい。

水車から水を放出した状態で蹴る要領で強力なウォーターカッターを発生させるが、

これを使ってミジンコ怪人の触角を次々と切り落とし、最後は頭部をぶった切る始末。

また、膨大な水で敵を包み込み水圧で押しつぶすという技も披露。

その力は地球でもっとも深い海でかかる水圧の100倍以上。

戦場にある水の量が多いほど威力が上がるという。


周辺武装

ヒーローらしく専用バイクを備えており、車体は馬埴輪に似ている(機体名は不明)

おもに車体後部にミサイルを装備して戦うが、

前部にハニエルの武装を取り付けることも可能。

武装自体の性能に変化はないものの、

バイクの速度がプラスされるので全体的な威力の向上が図れる模様。

ハニエルの危機に単独で駆けつける、ハニエルが積極的に話しかけているなど、

バイク自体も意思を持った存在とされている(台詞は「……」のみ)

しかし、普段は車庫にいるらしい。


また、専用の宇宙船まで所持しているようで(こちらも機体名は不明)、

ハニエルはこれを使い当たり前のように月に日帰りしているらしい。


ハニエル自身とは別に、「弟子」と呼ばれているキャラクター…ウパリとラゴラの2人も確認できる。

土偶をモチーフにしたようなデザインだが、

ハニエルより頭身が低くコミカルな印象を受ける。

彼らに変身者は存在しない。

ハニエル覚醒と同時に復活し、家族という概念を持たず、

そしてハニエルと意匠や質感が非常に似通っている。

本人たちは自分たちが復活したという自覚自体はある模様だが、それ以前の記憶についてはかなり曖昧なようである。


彼ら自身は強大な戦闘力を有さないようで、ハニエルの足手まといになることも。

敵にさらわれたりイチイチ驚いたりと、どちらかというと噛ませポジション。




用語

ウェイルアイ

ハニエルの宿敵となる怪人組織。幹部怪人を中心に、おもに千葉県で暗躍している。

そこにこだわる理由は、千葉県のどこかにあるという、

彼らの計画遂行のために必要なものを探すため。

そのためならば人間を攻撃することに一切のためらいをも持たない。

当然千葉県を守るハニエルとは敵対する恰好となり、毎回激突している。


大都市を丸焼き、あるいは水没させるなど、

とにかく何かあれば大規模な攻撃を仕掛けることがモットー。



怪人

本作品においてハニエルと直接対決する敵。

怪「人」 とあるが、人間のような姿の怪人はほとんどおらず、

直立二足歩行をする怪人もかなり人間離れしている。

既存の生物を無理やり進化させて大型化・凶暴化させたような連中ものばかりで、

どちらかというとファンタジーに登場するモンスターやクリーチャーを思わせる。

喋れる奴と喋れない奴の差が激しく、

偶然かどうかはわからないが、ハニエルを苦戦させるような強力な怪人は割とベラベラ喋ることが多い。

自身の強さに溺れている連中も多く、幹部に対しても敵意を示すものもいる。


幹部怪人

カンノーンとクモ型怪人の2人が確認されている。

一般怪人同様、基本的な体型こそ直立2足歩行だが、身長や手足の長さなどは人間離れしている。

ただし、一般怪人とは異なり明らかな自我や目的を持っている。

劇中では怪人や戦闘員を使役し、作戦の妨げとなるハニエルを攻撃することがおもな役目。

一般怪人が劣勢になったときに加勢することが多く、幹部怪人が来るだけで形勢が逆転する。


オーヴァードライヴ

特定の条件を満たすと発動する特殊状態。

この状態になると強力な技を放つことができる。

発動条件としては激情が一般的らしく、

ハニエルの場合は「ふるさとを守りたい」という気持ちが強くなったときによく発動する。

第9話ではカンノーンが使用したことから、ハニエルの固有能力ではないらしい。

敵側のメカニズムや効果は不明だが、ハニエル同様に強力な攻撃を放っているので

似たような性質のものと推測される。

ハニエルの最初のオーヴァードライヴ発動時とカンノーンの発動時には

発動者と攻撃対象が異空間に移動し、そこで大技が放たれていた。

ハニエルの特殊形態でも放つことが可能だが、何故かそのときは現実空間で必殺技を放っている

(いずれも、通常形態よりも明らかに周囲への影響が大きそうな技を使うが)

ただし、大技ゆえの周囲への配慮と捉えた場合には

今度はカンノーンがわざわざ異空間に移動して攻撃したことに説明がつかなくなる。


衛星。表面上に見えないワープポイントがあり、踏み入れると内部へと移動させられる。

内部は青い光に満たされた空間になっており、大小の岩石が浮遊していて幻想的

ハニエルは内部まで来て秘密を突き止めようとしたが、ディオニクスに邪魔されてしまう。

ガ怪人が「月には秘密がある」的なことを言っていた。


登場人物

ハニエル(変身者名は不明)

本作品の主人公。千葉県在住。

変身者の年齢や性別は一切不明。

堅苦しい論文口調。

感情的になるとやたら女っぽい喋り方や仕草をすることも。

性格はクールだが、読者への解説が必須な場合は熱心に語りはじめる。

焦るような描写は皆無で、また弱い相手に対しても決して油断しないひたすら冷静な性格。

物語の節目など、ことあるごとに千葉県の平和がどうこう語る一見すると人格者だが、

怪人相手には容赦がなく、虫の息の相手にも手加減なしの必殺技を遠慮せずにぶち込む。

「これが貴様の断頭台だ!」はその象徴的セリフ。

ナレーションやモノローグはおそらくハニエルによるもの。


ウパリ

UPARI!

ハニエルの弟子の1人。ハート型土偶に似た姿。

かなりのおしゃべりでお調子者だが、ハニエルとは互いに本音を言い合える仲のようだ。

ハニエルが独りで戦おうとすると自分らも参加するよう言い負かすなど、実はなかなかしっかりしてるのかも。

2.1メートルのハニエルと比較するとかなり小柄で、目測だと1.5メートルほど。

英語版の第1話の冒頭で、苦しそうなハニエルに寄り添い「ここはキケンです!」と諭している姿が確認できる。

時系列は「いつか、どこか」と明記されているので、

本編から見て過去か未来のやり取りだろうか……


ラゴラ

ハニエルの弟子の1人。三角頭土偶に似た姿で、いかつい顔立ち。

ウパリとは対照的に無口。そのためか、登場頻度が少なめ。

身長はウパリと変わらないが、ものすごいメタボ体型。

相棒と比較して落ち着いており、戦況を分析する能力に長けている。

覚醒したばかりのハニエル水力形態について、見ただけで特性をいちはやく解析した。

ウパリが驚き役とすれば、ラゴラはハニエルが忙しいときに読者に世界観を伝える役目といえる。


カンノーン

ウェイルアイの幹部怪人。

ハニエルが初めて遭遇した幹部でもある。素早い身のこなしの接近戦が得意。

目からビームを放つこともできる。

性格は誰に対しても上から目線、自己中心的、独裁的、そして強がり。

機嫌が悪いと部下を殴り始める始末。

ハニエルをおびき出すためだけに大都市を焼き払うよう部下に命じるなど、

ひたすら悪を貫く冷酷無比な人。

一度ハニエルに倒される寸前まで追い詰められたが、クモ型怪人によってどうにか最悪の事態は免れる。

その後の消息は不明だが、回復中であることをうかがわせるカットが存在する。


クモ型怪人(名称不明)

ウェイルアイの幹部怪人。ジョロウグモのような色合いで、全身から無数の触覚を生やし

杖を持った見るからに怪しい出で立ち。罠をしかけるなど相手の意表を突く戦法が得意だが、

格闘戦や力技によるごり押しも意外と強い。

ハニエルが手を焼いたミジンコ怪人を2体まとめて軽くあしらうほど。

おそろしげな外見に反し、性格はカンノーンと比べると思慮深く論理的。

敵であるハニエルの実力をそれなりに評価しており、交戦時にはさらに力を引き出すよう諭すことも。

部下の怪人がハニエルを圧倒しているときでも油断を許さず、

ハニエルが勝利したときには「得られるものがあった」と言い放つなど、謎の言動も多い。

策略が得意そうな彼のことだから、ハニエルの強化を自身に有利な方向へ導いているだけかもしれない。


……かと思いきや、26話にてハニエルをおびき出すために東京を水没させるよう部下に命じた。

やはりウェイルアイに染まりきってる冷徹さで、幹部の称号は伊達ではなかったようだ。

これまで穏やかだっただけにぶっちゃけカンノーンよりも怖い。


ディオニクス

ウェイルアイの怪人の一人。幹部かどうかは定かでないが、

出てきてすぐに退場させられる怪人たちと違い、複数のエピソードにわたって登場し、

カンノーンやクモ型怪人とよく絡んでいる。

茶色い板のような細かい装甲パーツで全身を覆われたような外見。

幹部怪人には媚びへつらい、ウパリなど弱そうな相手に対しては強気。

ハニエルに対しては発言こそ強めなものの、どうにも交戦を避けたがっている節がある。


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