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概要

員弁郡とは、1879年に行政区画として三重県に発足した郡である。現在は東員町一町のみ含まれる。

歴史

員弁郡は、1878年に三重県に施行された郡区町村編制法に行政区画として誕生した。

その後合併や併合などを繰り返し、1967年には、藤原町大安町北勢町員弁町東員町の5町に絞られた。そして2003年、平成の大合併によって、東員町以外の4町が合併し、いなべ市が誕生。

2021年現在員弁郡に属している町は東員町だけである。

ちょっとした小話

初めて員弁郡に来る人はよく員弁郡を「いんべんぐん」などと読み間違えるらしい。

ちなみに古い型の道路標識でも同じことが起こるのだとか。

関連イラスト

員弁郡に関するイラストを紹介してください。

明治初年時点の支配

「旧高旧領取調帳」に記載されている明治初年時点での支配は以下の通り

伊勢桑名藩 83村 石榑下村、石榑東村、石榑南村、石榑北村、片樋村、厳新田、星川村、森忠村、芳ヶ崎村、五反田村、嘉例川村、大仲新田、穴太村、筑紫村、瀬古泉村、山田村、六把野新田、北山田村、八幡新田、東一色村、西方村、金井村、楚原村、御薗村、下笠田村、笠田新田、宇野村、坂東新田、市之原村、畑新田、上笠田村、大泉新田、酉之新田、松名新田、平野新田、大辻新田、南中津原村、麻生田村、其原村、京ヶ野新田、丹生川久保村、丹生川中村、丹生川上村、丹生川下村、阿下喜村、瀬木村、下相場村、川合村、日内村、長尾村、上相場村、上之山田村、清司原村下組、清司原村上組、深尾村、川原村、千司久連新田、二之瀬村、小原一色村、田辺村、塩崎村、畑毛村、向平村、下平村、飯倉村、西貝野村、東貝野村、皷村、北中津原村、東禅寺村、新町新田、石川村、下野尻村、西野尻村、市場村、志礼石新田、本郷村、大貝戸村、坂本村、山口村、篠立村、古田村

武蔵忍藩 20村 赤尾村、坂井村、友村、島田村、志知村、中上村、長深村、一色新田、南大社村、梅戸村、金井村、門前村、大井田村、高柳村、平塚村、宇賀村、宇賀新田、北大社村、大木村、大泉村

上総一宮藩 8村 新町村、奥村、麓村、中山村、東村、別名村、新貝村、垣内村

年表

1868年2月15日 - 戊辰戦争により桑名城が開城し、桑名藩領が名古屋藩取締地となる。

1870年(112村)

3月 - 名古屋藩取締地が度会県の管轄となる。

10月 - 一宮藩領が度会県の管轄となる。

石榑北村のうち名古屋藩取締地が分立して石榑北山村となる。

本年から明治5年にかけて平古村が起立。


1871年8月29日) - 廃藩置県により、藩領が桑名県、忍県の管轄となる。

1872年1月2日) - 第1次府県統合により、全域が安濃津県の管轄となる。

1872年4月24日) - 安濃津県が改称して三重県となる。

明治初年 - 新町新田が東禅寺村に、一色新田が長深村にそれぞれ合併。(110村)

1875年(108村)北山田村・酉之新田が合併して鳥取村となる。

新貝村が別名村に合併。

1879年2月5日 - 郡区町村編制法の三重県での施行により、行政区画としての員弁郡が発足。郡役所が南大社村に設置。

1886年 - 清司原村下組・清司原村上組・深尾村が合併して鼎村となる。(106村)

1889年 - 丹生川久保村・丹生川下村が合併して丹生川久下となる。(105村)

町村制以降の沿革 編集


1.久米村 2.大長村 3.梅戸井村 4.三里村 5.南石加村 6.北石加村 7.丹生川村 8.治田村 9.東藤原村 10.西藤原村 11.白瀬村 12.立田村 13.中里村 14.十社村 15.阿下喜村 16.山郷村 17.笠田村 18.大泉原村 19.大泉村 20.稲部村 21.神田村 22.七和村(紫:桑名市 桃:いなべ市 赤:東員町)

1889年4月1日 - 町村制の施行により、以下の各村が発足。特記以外は現・いなべ市。(22村)

久米村 ← 坂井村、友村、赤尾村、島田村、志知村(現・桑名市)、中上村(現・東員町)

大長村 ← 長深村、南大社村(現・東員町)

梅戸井村 ← 梅戸村、南金井村、門前村、大井田村

三里村 ← 高柳村、平塚村、石榑下村

南石加村 ← 石榑南村、宇賀村、宇賀新田

北石加村 ← 石榑東村、石榑北村、石榑北山村

丹生川村 ← 片樋村、丹生川久下、丹生川中村、丹生川上村

治田村 ← 中山村、東村、垣内村、別名村、麓村、奥村、新町村

東藤原村 ← 東禅寺村、石川村、下野尻村、西野尻村

西藤原村 ← 大貝戸村、坂本村

白瀬村 ← 志礼石新田、市場村、本郷村、山口村

立田村 ← 篠立村、古田村

中里村 ← 鼎村、上之山田村、上相場村、日内村、下相場村、長尾村、川合村

十社村 ← 川原村、千司久連新田、二之瀬村、田辺村、塩崎村、京ヶ野新田、下平村、向平村、畑毛村、西貝野村、東貝野村、小原一色村

阿下喜村 ← 阿下喜村、瀬木村、飯倉村

山郷村 ← 皷村、大辻新田、北中津原村、南中津原村、平野新田、其原村、麻生田村

笠田村 ← 上笠田村、宇野村、市之原村、坂東新田、笠田新田、下笠田村

大泉原村 ← 御薗村、楚原村、畑新田、平古村、松名新田、大泉新田、北金井村

大泉村 ← 西方村、大泉村、東一色村

稲部村 ← 北大社村、大木村、八幡新田(現・東員町)

神田村 ← 鳥取村、六把野新田、山田村、瀬古泉村、穴太村、筑紫村(現・東員町)

七和村 ← 芳ヶ崎村、森忠村、星川村、巌新田、嘉例川村、五反田村、大仲新田(現・桑名市)

1897年9月1日 - 改正された郡制により、郡役所が大泉原村に設置。

1907年4月1日 - 南石加村・北石加村が合併して石榑村が発足。(21村)

1923年4月1日 - 郡会が廃止。郡役所は存続。

1926年7月1日 - 郡役所が廃止。以降は地域区分名称となる。

1929年3月10日 - 阿下喜村が町制施行して阿下喜町となる。(1町20村)

1941年2月11日 - 大泉原村・笠田村・大泉村が合併して員弁町が発足。(2町17村)

1951年3月2日 - 七和村が桑名市に編入。(2町16村)

1954年

10月28日 - 梅戸井村が町制施行して梅戸井町となる。(3町15村)

11月3日 - 大長村・稲部村・神田村が合併して東員村が発足。(3町13村)

1955年2月1日 - 久米村が分割し、一部(坂井・赤尾・友村・島田・志知)が桑名市に、残部(中上)が東員村にそれぞれ編入。(3町12村)

4月1日 - 阿下喜町・十社村・山郷村が合併して北勢町が発足。(3町10村)

4月3日 - 東藤原村・西藤原村・白瀬村・立田村・中里村が合併して藤原村が発足。(3町6村)

8月1日 - 治田村が北勢町に編入。(3町5村)

1956年9月30日 - 石榑村・丹生川村が合併して石加村が発足。(3町4村)

1959年4月20日 - 梅戸井町・三里村が合併して大安町が発足。(3町3村)

1963年4月1日 - 大安町・石加村が合併し、改めて大安町が発足。(3町2村)

1967年4月1日 - 東員村が町制施行して東員町となる。

藤原村が町制施行して藤原町となる。(5町)

2003年12月1日 - 北勢町・員弁町・大安町・藤原町が合併していなべ市が発足。(1町)

関連タグ

他にも員弁郡に関係するタグがありましたら、紹介してください。

三重県 桑名市 いなべ市 東員町


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