ピクシブ百科事典は2023年6月13日付でプライバシーポリシーを改定しました。改訂履歴

手負蛇

ておいへび

江戸時代の奇談集『絵本百物語』などに記載される蛇にまつわる怪異。

概要

江戸時代に書かれた奇談集『絵本百物語』などに記載される蛇にまつわる怪異譚


は陰気を好むため非常に執念深く、蛇を半殺しにして捨て置けば、必ずその日の内に家まで復讐をしに来るに来るとされ、書には復讐に来た蛇が蚊帳を吊っていた為、それより内側には入れず、翌日に蚊帳の周りを見てみれば、滴った蛇の血が「あだむくひてん(仇報いてん)」という文字の形をしていたと記載されている。


なおこのような蛇霊に付け狙われた際は、鉄気のある物や菖蒲でこれを防げるとされているほか、中には名僧の供養を受けねば難を逃れられないという凄まじい怨念の持ち主もいる。


また、蛇は邪念の持ち主の元にしか現れないともいわれており、『絵本百物語』に記載されている逸話では蛇をいじめて殺してしまった子供たちがいたが、彼らは悪意のない純真な心で行った行為であったので蛇に恨まれず、逆にその行為を目撃した大人が蛇を虐めていた事に恐れを抱いてしまったが為に、蛇に恨まれ祟られたとされている。


関連タグ

日本妖怪 妖怪

関連記事

親記事

日本妖怪 にほんようかい

兄弟記事

pixivに投稿されたイラスト pixivでイラストを見る

このタグがついたpixivの作品閲覧データ 総閲覧数: 375

コメント

問題を報告

0/3000

編集可能な部分に問題がある場合について 記事本文などに問題がある場合、ご自身での調整をお願いいたします。
問題のある行動が繰り返される場合、対象ユーザーのプロフィールページ内の「問題を報告」からご連絡ください。

報告を送信しました